・説明台詞が異常に多い。監督の「空想科学が大好きですよ」アピールに作品がつきあわされすぎだ。これでは数百人が手伝ってオナニーをさせているようなものだ。
・主人公の喋り方に違和感をもたせたくないのか説明的な喋り方をする人物が多い。喋り方が不自然なキャラクターばかりで見ていて感情移入がしづらい。
・『古き良き特撮』を意識しすぎているせいで画面の作りが全体的にモサい。ピアノ線で釣ってる風とかやって喜ぶ人なんて本当にいるの?その人形感って本当に必要です?
・キャラクターが「役割」を演じている感だけが強く「人物」を感じさせることが少ない。キャラの造形が徹頭徹尾「役割」の集合体でしか無く、結果として誰に対しても何の感情も持てない。まあ嫌いなメインキャラがずっと出てくるよりはマシかもだが。メフィラスが出てからはマシになるが、そこに行くまでに1時間も「役割」を運ぶだけの装置を見続けることになる。
・都合よく無能な味方。都合よく有能な味方。脚本の都合で動かされている感を脱臭しきれていない。これが上記の「役割だけ」感を加速させる。
・「臭い」のシーンが全面的に最低すぎる。今まで「人類には未知の技術だからな」で次々と荒唐無稽な空想科学を飲み込んできた努力がここで一気に無駄になってしまう。折角維持してきたリアリティラインが全部ゴミになった。しかもそこに「風呂に入ってない女の臭いを主人公に嗅がせたい」という作り手側の意思を感じてしまう。そこから更に今まで我慢してきた尻叩きに対しての違和感が爆発する。そもそもプランクブレーンって単語の意味はさぁ……あーもういいやとなってしまう。本当に残念だ。
・社会批判、人間批判っぽい要素が雑に入ってくるが、そこに全体としての纏まりを感じない。初代の宿題である「ウルトラマンがゼットンに負けるまでの物語」へのアンサーに向けての下準備なのかもしれないが、それが伝わる人間には何もやらなくても伝わるので尺の無駄。伝わらない人間からすれば鼻につくだけなので無駄。ここについてはゼットン戦直前の神様仏様ウルトラマン様~受け入れの部分だけで十分なので本当に無駄。
・「ウルトラマンが人類を助ける理由」に対してのアンサーが願望ダダ漏れすぎて笑ってしまう。「俺はアイツが好き」から「アイツも俺が好きならいいな」まではいいけどそれを操り人形使って言わせちゃうのどうなんだ……。
良い所
・展開が早い(ように感じる)。正しい言い方は「肉付けを沢山している割には、本筋を大きく削らずに2時間に収めている」になるわと思う。とにかく無駄がない。要素を増やしすぎたせいで本筋を尻切れにしてしまいガチな愚策を冒していないのは優れている。
・出演者に「特撮的な演技をすることの気恥ずかしさに対する自嘲」のようなものを感じることが少ない。これをやられると一気に作品が陳腐になる。教育が行き届いている。
・「ウルトラマンは人類の味方」という前提を鑑賞者が持っていることを前提に作られていてそれを裏切らない。今更になって「ウルトラマンは敵なのか味方なのか……」に登場人物がアレコレ悩むのにやたらと時間を使われても無駄。そこを利用して裏切るタイプの作品もあるが、大抵の場合は相手に冷水をぶっかけて煽って終わるだけなのでその選択をしなかったのは正しい。
・説明は多いが一つ一つは手早いので量の割には尺を圧迫していない。「この程度の話をするためにこんなに時間を?」となるシーンがないのは立派だと思う。これはやりたくて詰め込みまくっている事の利点だろう。嫌々ネタ出しをしている映画ほど一つ一つのネタで長く時間を稼ぎたがり全体に薄味になるがソレがない。
・「役割」しか演じていないキャラ達の中で唯一人「役割」以外の部分で強烈にキャラが立っているメフィラス。あーそうだよキャラクターってのはこういうのを言うんだよね。見た人がメフィラスの話ばかりするのも納得である。逆に言えば他の登場人物は徹頭徹尾「役割」を担うだけの装置でしかなく「語るほどの要素がない」のだから。
・2時間の映画でゼットンまで出す気概。よく詰め込んだという他ない。ゼットンのデザインも生体兵器という設定に対しての納得感が強い。
・2022年のうちにアマゾンプライムで見れるとは思わなかった。今年は映画やドラマで100本はアマプラで見てると思うから実質50円ぐらいでシン・ウルトラマン見れちゃってるな。すっげーお得だぜ。
監督がやりたいことに全スタッフ付き合わせましたが過ぎるだろとは言ったけど、まあそれでつまみ食いしてるわけじゃなくて全体に纏まり持たせられてるならまあいいかなって気がする。
スタッフの色んな意見がぶつかった結果として妥協点の集合体になるような作品じゃ駄目だわ。
でもその結果として「キッツ……」が増えるんだよなあ。
その痛みを楽しめるようになれって事なんだろうけど俺はやっぱちょっと無理かなあ。
やっぱ「僕凄いでしょ」と「こういうのえっちでいいよね」は耐えきれねえ部分があるわ。
「大日本人」とどっちがアカンですか?(´・ω・`)
俺自体は後に配信で安くみたということもあってそんなに大日本人を悪いとは思ってないんだよな。 当時ボロクソに言われた安い特撮風のパロにしたってちゃんとした演出意図があって...
増くんはさや侍みたいなメタいのも好きそうやな。 大日本人は暗喩が松本人志の嗜好と直結してる感があってクドいとオレは思います。 客の考える松本人志ってこうやろ? ってのを敢...
さや侍は俺はあかんかった。 松本の嗜好はようしらんのだけど、そういう風に見えるのはわかる。 けど、じゃあシン・ウルトラマンももっと罵倒されるもんじゃない? とちょっとおも...
大日本人はオーラスのアレ以外俺も結構好き
ラストは映像含めてひでえけど、話的には繋がってるわけで、まあ許容範囲なのかなあ。 ちょっとなんというか松本の生がでちゃった感があって嫌ではあるんだけど。
キッツイというタイトルの割にすごく褒めてるように感じるのはいい点を後に持ってきてるせいなのか
いやぁ、ウエメセっスよ
ウルトラマンがチョップした時に痛がる演技入れてるんだから「ウルトラマン大好き監督のオナニー映画」だってわかるだろ でもまあ「ウルトラマンがチョップした時に痛がるネタ」を...
監督が誰か知ってての感想なのか?
俺は好きだったが、別に否定するところが無いな。 エヴァ監督の映画だからこんなセリフ回しでこんなハイテンポだよな、とか ウルトラマンは特撮でこうだったんだよな、とか 元増...
好きだから外星人からの脅威を取り除いた。結果的に地球人からは正義の味方に見えた。 正義かどうかを地球人基準で語るような小さな存在じゃないって事だよな
邦画批判してるオタクがシン・ウルトラマンを持ち上げてるのは凄い違和感ある 樋口監督なだけあって邦画の悪い癖が色々出てる作品なのに
オタクが見て批判するような邦画ってのは、そんな「悪いところもある」とかいう映画ではない。 「あとしまつ」は実際ちゃんと叩かれただろ
監督の趣味嗜好に何となく好意や共感を持っている世代でも 2時間見ていて辛い部分は多く、 エンディングの米津に救われた感があったなあ。
駄目な所もいい所も監督と脚本が意気投合して二馬力で通常以上の無理通しを実行した部分に感じる。 気が合うオタクがつるんだ時の気が大きくなってマジうざいモードで現場指揮権振...
ミッドサマーとどっちがキツい?
ウンチ試しに嗅いだら~~♫臭いのかな~~~♪くっさ!本当にくっさ!!! でしかねえミッドサマーよりはまだ内容があるだろ
シン・ウルトラマンの何が一番キツかったって、 セクハラ描写いらんという感想が「規制派のフェミのヒステリー!」と叩かれまくったことかな それと、「フェミがうるさかったけど面...
本日の🍆
ゼットンの火球の温度で隊員が瞬時に地球が消滅すると理解できちゃうのがねえよwwって思ったな。
シンゴジラは映画館に見に行って大いに楽しんだけど、シンウルトラマンは予告版を見た時に「あっ」という感じがして見ないかなったのは功を奏したかもしれない。 同じ特撮、だけれ...
一行でまとめると「マン臭がキツイ」と
すっげぇ淡白だよな、全然昂ぶらない オープニングが最大瞬間風速だったわ