2017-05-02

痴漢冤罪で逃げるのはNGと言うが、それでも僕は逃げるだろう。

最近痴漢を疑われた男性線路を使って逃げる事案が相次いでいる。

知り合いの女性たちは「必死すぎるよね(笑)」と批判しているが、男性の僕には彼らの気持ちがよく分かる。「例え冤罪でも、痴漢を疑われたら逃げる他ない」これが僕たち男性共通認識だったはずだ。

しかしどうやら、「痴漢を疑われた時に逃げる」のは絶対NGらしい。

一体どういうことなのか。

痴漢を疑われたら逃げてはいけない理由

昔は「痴漢を疑われたら逃げろ!」と弁護士までもが主張していたが、最近は「痴漢を疑われたら逃げるのは絶対NG」という主張もあるらしい。

理由を調べてみると、どうやら「線路に降りたら鉄道会社から巨額の損害賠償請求されるから」らしい。「身分証提示して現行犯逮捕を避けるべき」だとその弁護士は言っていた。

しかし、ここで僕は思うわけだ。

身分証提示して冷静に話せる男性が、この世に何人いる?」

例えば、僕が痴漢疑惑を掛けられたとき疑惑をかけてきた女性は、確実に僕を痴漢だと思って詰め寄ってくるだろう。「警察に行きますよ」と。

そして周囲の人たちも冷ややかな視線を向けてきて、場合によっては何も知らないのに痴漢だと断定して駅員室へ連行しようとするだろう。

この状況で、「私は痴漢をしておりません。今は時間がないので、後日ゆっくりお話しませんか?身分を証しますので、ご連絡ください」などと冷静に主張出来るだろうか?

答えはNOだ。絶対に僕は吃り、冷や汗をかき、「あっ…あっ…」とカオナシのようになってしまうだろう。これを読んでいる人の中にだって、そういう人がいてもおかしくない。

何せ、人生が終わるかどうかの瀬戸際なのだ。地上20メートルのところで綱渡りをしていて、前から殺人鬼が詰め寄ってくるような状況なのだ。冷静に相手と話せるわけがない。

痴漢を疑われた場合身分証提示しろ」と弁護士は言うが、それは弁護士論理的法律に基づいた会話ができるからだろう。

僕のような凡人は、身分証提示してもそのままやり過ごせる気がしない。「だから何?いいから駅員室行くよ」とでも言われてしまったら、そのままついていってしまうかもしれない。どうして身分証を証したら現行犯逮捕を防げるのか、いまいち説明できないからだ。

逃げるは恥だが役に立つ

痴漢を疑われた時に逃げるのは絶対NG」と主張した弁護士は、理由の1つとして「線路内に侵入すると罪に問われるから」を挙げていた。

しかし、別に逃げるのは線路内でなくてもいい。そのまま拘束されそうになったら暴れまわり、改札の方に逃げていけば良いのだ。

僕なら上半身の服を脱ぎ、それで顔を隠し、Suicaを取り出し、悠々と正面から駅を出るだろう。駅を出たらすぐにどこかに隠れ、身を潜めれば良い。

身分証を落とすなどのミスをしなければ、それで問題なく逃げられる。下手に身分証提示して戦うより、逃げる方がずっと捕まる確率を下げられると思う。

もちろん実際に痴漢をしている犯罪者はとっとと捕まるべきだが、痴漢をしていないのに疑われた場合は逃げるのも1つの手だと僕は言いたい。

周囲の男性たちは下手に手を出さないで欲しい

昔……と言っても数年ぐらい前だが、痴漢を疑われて自殺してしまった男性がいる。今も遺族が裁判で戦っているという話を聞いた。

その男性は痴漢をしていないのに女性痴漢を疑われ、周囲の男性客たちに暴行を受けてしまった。無事に冤罪は晴れたのだが、その時には既に男性自殺していた。

こういう風に、痴漢被害にあったらしい女性がいたら手を貸してあげたいのが男性というものだ。しかし、本当にその女性痴漢を受けたかなんて鑑定でもしない限り分かるはずがない。場合によっては、女性側が示談金目当てで痴漢でっち上げいるかもしれない。

そういった危険性があるのだから、これを読んでいる男性諸君は、痴漢現場を目撃しても無理に加勢しないでいただきたい。「やっているところを目撃した」でもない限り、力を貸してはいけないと思うのだ。

痴漢冤罪が怖い僕は、毎日始発に乗る

小学生の頃、僕の担任先生痴漢の容疑で逮捕された。どうやら女性側の誤解で何ともなかったみたいだが、母に「先生痴漢で捕まったみたい」と言ったときに見せたあの顔が今でも忘れられない。まさに「養豚場の豚を見るような目」だった。

それだけ、痴漢というのは女性にとって許しがたい犯罪なのだろう。

あの時の母の顔がトラウマになってしまった僕は、大人になった今でも痴漢冤罪に怯えている。

毎日僕は始発の電車に乗る。始発の電車なら簡単に席に座ることが出来るからだ。席に座れれば、痴漢を疑われる可能性はまずない。

帰りは駅の問題で始発に乗ることは出来ないのだが、それでも何本か電車スルーして確実に席に座れる電車に乗るよう心がけている。それ程に痴漢冤罪というのは怖いのだ。

現状、痴漢冤罪女性側の主張に全てが懸かっている。女子高生に「この人に痴漢されました」と言われたら、その時点でゲームオーバー。生きるには逃げるしかない。

男性側の主張が一切通らないとは、何ともおかしな話だ。

痴漢冤罪が起こらないよう、全車両監視カメラを設置するか、男性車両女性車両で明確に区別して欲しいものだ。

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