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はてなキーワード: 軍閥とは

2011-02-01

中二じゃないんだけど台風にワクワクしてしま

同じように、

例のメキシコ治安がとんでもないことになってる街についても

「もっと凄いことにならないかな」

「更に進行するとどういう街になるのかな」

という期待感好奇心がどうしても出てしまう。


エジプト暴動ももっと偉いことにならないかなと思ってしまうし、

中国格差問題バブルと一緒にクラッシュして黄布党の乱→軍閥割拠みたいにならないかなと思ってしまう。

日本の未婚率とかもっと進行しないかなと思ってしまう。


政治的な何かの方向性だとか

人が苦しんでるのを喜ぶ悪意とかではな

カタストロフとか酷い事態とかが進行してると楽しい気分になってしまう。

事故映像とかで人が怪我してるの見ると捻挫や骨折程度でも大変心が痛むのだが

2010-09-05

ブラック企業朝鮮民族って似てるよね

単に似てるな、ってだけの印象論。

ブラック企業宗教ってのもあるけど、

こっちの方が分かりやすいんでないかと、ふと思った。

そういう俺は、にわかブラックを逃げ出したプー

既に負け犬精神状態。

なんか朝鮮民族ケンカ売ってるような文になるがw

北(軍閥的な印象)と南(気性的な印象)をミックスして都合のいいところだけを取り出しただけ、と先に謝っとく。

ウリジナル

誰がどう見たってパクリなのに、オリジナルを自称する。

起源は常に「俺」。

技術力がない

技術力は、ない。

なぜか売り上げがあったりする場合も、その実、内容は粗悪品。

単に離職率が高くて、クオリティを上げられないだけ。

エエカッコしたい

だけど、エエカッコしたがる。

エエカッコした挙句、問題を作って返ってくる。

こちとら言い訳作りに四苦八苦

もちろん社長室には、謎のオブジェがあったりする。

人海戦術

だからどうなるかといえば人海戦術

人がコロコロと入れ替わる様は、まさにマスゲーム

勝ち負けにこだわる

勝てば良いと思ってる。

勝つために引く、とかはしない。

精神論

ナンセンスファンタジーで対抗。

逆ギレ

ツッコミ入れちゃいけないところにツッコミ入れたら、

もれなく逆ギレが返ってくる。

罵倒

とりあえず叫んどけ。とりあえず叩いとけ。

気圧す、追い込むとか大好き。

言ってることは論理破綻なんだけど。

情報統制

むやみやたらに隠したがる。

というか、隠さないとボロが出る。

教育恣意

洗脳的。

都合の悪いことは決して教えず、国民に必要以上の知識は与えない。

逃亡を防ぐのに効率的。

評価とは「従順であるか」「従順でないか」

マンセー言ってりゃなんでもいい。

洗脳にヤラれた人しか残らない

慢性的な停滞感の中で、

何も知らない・頭の弱い子を集めてそんなことしたら、

食糞だって乳出しチョゴリだって、もはや空気と化す。

そうならない人はもれなく泡吹くか、精神を病むか、脱北。

根拠は捏造

神話だって事実にしちゃいます。

歴史だって、法律だってネジ曲げます。

顔面の捏造なんて日常茶飯事です。

ブラックの8割は嘘偽りで出来ています。

正論捏造

同時に正論は、敵が捏造したものなので認めません。

過剰なアイデンティティー

アイデンティティとか大好き。

そのベクトルは、「良くしよう」ではなく「自己美化」に向く。

ジャイアニズム

お前のものは俺のもの。

竹島だって俺のもの。

アメリカが悪い。日本が悪い。

とりあえず他者(他社)が悪い。

失敗の責任は内側でなく、外側が払うもの。

そして他者(他社)を必要以上に貶め、

自己の優秀性を過剰にアピールする。

核開発してやるぞ

困ったときはミサイル撃って、支援を取り付ける。

もう、人の弱みに付け込み、人を脅すとか大好き。

決して「辞めろ」とは言わない。決して「残業しろ」とは言わない。

だけども、「俺の言うこと聞かないと分かるよな…?」「この界隈で商売できないようにしてやろうか!」。

魔女狩り

意に反するものはすべて危険思想

そんなヤツを見つけたら、とっ捕まえて更に過酷な強制労働

労組なんて作らせません。

外貨を稼ぐのは法外なものとキムチです

外貨を稼ぐものは、主に法外(かもしくはグレー品)な商品。

健康食品レベル科学的根拠はありません。

キムチは、アレです。

腐った野菜唐辛子練り込んで味を誤魔化すために生まれた。

金は天下に回らない

金があってもなくても、国民には回ってきません。

将軍様

長々と書いてきたが、なんと言っても将軍様

この国は将軍様の国なんです。

我々は将軍様に養ってもらってるんです。

将軍様の声は絶対です。

将軍様は神なんです。

2010-09-02

http://anond.hatelabo.jp/20100901212605

議論がまったくかみあわないね。

まず問題にするべきは、伊藤暗殺直前に、併合に合意を与えたか否か、

そこの最も基本的な事実の認定じゃないだろうか?

そこで、俺は信頼しうる研究書を引用したけれど、

あなたは、ひとつの説に過ぎない、と、典拠をしめさないままいっている。

せめて、最低限の事実確認でも、客観的な証拠に基づいて話をすすめるのでなければ、

歴史なんて議論することはまったくできないよ。そう思わない?

だからこれ以上、話をすすめたいというならば、典拠を示して欲しい。

具体的に、どんな本を読んで、あなたはあなたなりの主張をしてるのだろうか?

ふたつめ、研究書を恣意的に引用してる、ということ。

それはね、たしかに大事な指摘だと思うよ。

でも、あなたも、高宗の伊藤論だとか、エルヴィンだとか、唐突に持ち出してきたでしょう?

その理由はなぜ? 自分最初から持っている史観、考えに一致してるからじゃないですか?

本来ならね、伊藤を論じるなら、『伊東全集』、公式な伝記の『伊藤博文伝』以下の基本書、

書簡集である『伊藤博文関係文書』(9巻)を最低でも読まなくちゃいけない。

この書簡集は、遺漏があるといわれているし、何より、膨大な政府文書のほうは

ほとんど未刊行。だから、専門家なら、さらに国会図書館憲政資料室にいって、

史料現物にあたらないと、話にならない。

そういうものを、くずし字の読み方も勉強して、十年かけてゆっくり読み解いて、

出てきたものが、相応の客観的事実に基づいた史観といえるわけだ。

あなた、そんな面倒なこと出来ますか? できないでしょ? 俺だってとてもできない。

ならどうするか。ひとつは好き勝手に、自分の見たいもの気に入ったものだけ、切り取ることですよ。

あなたは、俺がそうしてるといってる。俺は、あなたがそうしてると思う。

これはある程度、仕方ないことかもしれないさ。だけど、それだけじゃニッチもサッチもいかないから、

他のしっかり勉強をしてる研究者の力を借りるわけ。

一次史料にくわえて、先行研究の蓄積もしっかり読み込んでる、できるだけ新しい研究書に、

自分に代わって、資料集めやら検討をしてもらうわけだ。

多少は他の分野の人間でも、学問の訓練があれば、「鼻が効く」ようになる。

自家の常識、知っている他の史料、最新の研究書にいろいろ併せて、

ある程度は論じられるようになる。あくまで、「ある程度」だけれども。

でね、俺もあんまり勉強してないことは、素直に認めますよ。

もう外出しなきゃいけないので、適当にまとめるけど、

史料や物の見方についての「センサー」が、あなたと俺でちがうんだろうなあ、と。

俺はねぇ、欧米での生活が長くて、日本人だなコノヤローっていじめられた経験があるもんだから、

併合された韓国人の気持ちが、少しはわかるような気がするよ。

ひとつ民族国民として、オメエの国はダメだな! っていわれるのは、本当に屈辱的だ。

高宗が伊藤ほめたのだって、はじめだけの話か、リップサービスじゃないのかな?

密使事件やら退位の強制やら、あなたが高宗だったり、韓国大臣だったら、どんな気持ちだろう。

そういう想像力が、あなたにはちょっと欠けてる気がする。

あと、せっかくあなたが引用したエルヴィンの一節に、

「武断派及び言論機関は、高圧手段に訴うべしと絶叫」した、とあるよね。

これ、韓国併合に対する当時の軍閥一般国民姿勢をを示唆していないだろうか?

当時の新聞なりちょっと見てみたら、日本人はひどかった! 帝国主義者だ! っていい得る史料

これまたいくらでも出てくるだろう。

俺の「センサー」は、どうもそっちに眼がいってしまう。 

あなたの場合は、そういう世評に抵抗した伊藤はえらかった! となるのだろうか。

とにかく、せっかくだから、瀧井先生伊藤の本、読むといいんじゃない

伊藤はもっと別の方面で偉かったと瀧井先生はいってる。俺も、そう思う。

2010-07-16

中国ってクラッシュしてくれないかなあ

中国歴史オタクとしては

また各地の軍閥草莽の中より起こって中原を目指すような大乱がリアルタイムで見てえのです

あ、核とかアメ公の介入とかは勘弁な

新しい皇帝誕生するまで手出し無用で

2009-11-15

http://anond.hatelabo.jp/20091031153322

「本当に自分完璧だと思うまで努力すれば、ソマリアで数人にマシンガンを乱射されたくらいで危機に陥ることはない」

まあ、多分軍閥のトップか何かに努力でなって、マシンガンを乱射する(のを指示する)側に回るんだろうな。

2009-09-19

中国分裂 七つの理由

< 宮崎正弘近刊 >

中国分裂 七つの理由』(阪急コミュニケーションズ、1680円)

本日 全国主書店一斉発売

中国近未来をいま一度考えてみると、これまでの固定概念的な地方軍閥地域対立、王朝の腐敗、衰退という文脈から分裂に至るというシナリオは遠のき、むしろ現代中国に拡がった新しい空間、すなわちネットにおける反政府言論というゲリラ戦争、イスラム思想連帯という見えない武装戦争利権争いの集大成としての個別経済ブロック化、他方ではグローバル化に波に乗った資産海外逃亡などが次の舞台の開幕を告げるであろう」(あとがきより)。

「つねに未来リスクに満ちていると仮定すれば、わたし達は日常的に危機に対応するシナリオを幾通りも用意しておく必要があるだろう。賢者は最悪に備えるという箴言もあるように、中国が分裂しないという保障は何処にも存在しないのである」。

米国英国も分裂気味なうえ、カナダも恒にフランス語圏の分離独立運動を抱えている。イラクにはクルド独立運動グルジアにはオセチアアブハジアという「国内国」との紛争、スペインにもバスク独立運動。。。。。。。。。」

フランス人口学者エマニエル・トッドは1976年にソ連の崩壊を予測した。当時、だれも彼の予測に耳を傾けなかった。あり得ないと踏んで、その仮説を嗤った。

ソ連を構成していた十五の共和国のうち、バルト三国ラトビアエストニアリトアニア)はすぐに西側に飛び込み、カフカスグルジアモルドバアゼルバイジャンモスクワ離れが激しく、そして”スラブ三兄弟”といわれたウクライナ、ベラルースモスクワと袂をわかった。この趨勢をみていたイスラム中央アジア五ヶ国も便乗して独立した。カザフスタントルクメニスタンウズベキスタンキルギスタジキスタンだ」。

この事態は中国未来の分裂を予測させる。

「そもそもチベット、新彊ウィグル自治区内蒙古自治区、旧満州はそれぞれが独自の歴史をもつ漢族とは異なる国家だ」。

「チトー大統領の強引な手腕で「国家」を形成したユーゴスラビア連邦は重圧な桎梏が消えると血なまぐさい殺戮を開始し、北からスロベニアクロアチアがさっさとセルビアに反旗を翻し、ボスニアヘルツェゴビナとの紛争に手間取る間にモンテネグロマケドニア独立セルビア孤立した。加えてコソボ事実上独立宣言をしており、ユーゴは六つの分裂から事実上は七つの分裂国家になる。

この伝でいけば中国が七つ前後に分裂するという議論はまったくおかしくない(本書の仮説は七分裂だか、必ずしも分裂後の中国が七つになるとこだわっているわけではない。五つかも知れないし、或いは十数に大分裂を引き起こすかも知れない)」。

本日発売

中国分裂 七つの理由』(阪急コミュニケーションズ、1680円)

http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%88%86%E8%A3%82-%E4%B8%83%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1-%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E6%AD%A3%E5%BC%98/dp/4484092344/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1253137807&sr=1-1

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 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 

     平成21年(2009年)9月18日(金曜日

2009-08-31

オバマアフガニスタン戦争ケネディが始めたベトナム戦争に似てきた。

泥沼の戦場は賄賂収賄、買収、そして暴力がまかり通った大統領選挙

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▲「カブールにある中央政府が何をしてくれたって?」

アフガニスタンカンダハル以南は「タリバン自治区」とも言えるヘルマンド県、とくにカンネシン町は惨状である。ま、「タリバニスタン」って呼び替える方が良い。タリバンは表向き地区から消えたかたちだが、見えない政府として実質の空間を統治している。カブールからアフガニスタン政府の治安維持の兵隊は来ない。

警官が百三十人の配置と計画されたが五十人しかこなかった。ところがかれら「警官」は、何の訓練も受けておらず突っ立っているだけ、いや立っていることも出来ず、泥棒、ゆすり、たかりをやる。要は「カブールから通りをあるいている失業者を連れてきたんだよ、員数あわせで欧米から支援金をひきだすためにさ」(NYタイムズの住民へのインタビュー)。

住民は誰も中央政府派遣警官を信用せず、畢竟するにカブールにある「中央政府」なるものを信頼せず、広大な草原と谷と砂漠土地は米兵と英国兵がチェックポイントだけを巡回パトロールしているが、決定的に兵力が不足している。だから一番犠牲が多いのも広大な土地を少数でパトロールする米英軍で、作戦には限度があるからだ。タリバンゲリラ訓練を積んでおり奇襲が得意で米国海兵隊並みの強さ。しかもカンダハル以南は猛暑で日中は摂氏48度である。

カルザイの中央政府が何をした? ひとりの教員行政官も送ってこず、学校を建てず道路は造らず、つまりは何一つ住民のための政治をしないと住民は激怒しているのだ。これらの現実米国特派員らが現場から打電してきている。

ベトナム戦争の最後の日々にアフガニスタンは似てきた

カンダハル以北では学校道路橋梁もかかった地域もあるが、地元業者は「許可料」と「不襲撃確約」のためタリバンに膨大なみかじめ料を支払ったという。

民は罌粟を栽培し、金に換えるしかない。こうした「農作業」と運搬はタリバンが支援してくれる。住民の三分の二はタリバンを支持し、米海兵隊を頼もしいとするアフガニスタンの民はまれにしかいない。

この日、英国兵の犠牲が二百名を越えた。英国ではブラウン首相アフガニスタン政策を「よくやっている」と評価しているのはたったの1・5%、圧倒的多数は「すぐに撤退を」望んでいることが分かった(「サンディメール」が8月20-21日に実施)。ちなみに次の英国選挙は、こんどの日本民主党圧勝型になり、労働党大惨敗に至るだろう。

米国が期待したアフガニスタン大統領選挙は「ごまかしの集大成」であり、暴力と買収の結果である。パキスタンムシャラフを最初は支援し、やがて選挙不正があったとして引きずりおろしたのも米国ではなかったのか。

土壇場で十名近い候補者が降りたのは、より有力な候補者地盤をわたし、カネを受け取ったからだ。つまりカネをにぎるカルザイ大統領に。

買収は常識であり、本当の選挙をやれば、カルザイが第一回投票で過半を超えるとは考えられない情勢だった。

ホルブロック米国特別代表は、選挙後、二回、カルザイ大統領と会談し、泥沼の現状を批判した。アメリカ嫌悪するファヒム将軍北部同盟)やドスタム将軍ウズベク軍閥)を入閣させようとは何事か、と。しかしカルザイ大統領米国の内政への介入を拒否し、ついに米とカルザイ政権に鮮明な亀裂が入った。

ベトナム末期の南ベトナム政府の腐敗、腐臭と似ていないか

ベトナム戦争は腐敗した南ベトナム政権の腐敗に目をつむり、米国傀儡に支援をつづける一方で、南ベトナム政府軍を育成したが、みごとに失敗し、ベトナムの民は米も政府も信用せず、最後は昼の顔を夜には変えてベトコン税金を支払い、米と組んだ華僑を狙い撃ちし、最後はサイゴンにベトコンが侵入するや市民は歓迎してむかえた。

こうしてベトナムでの米国の「自由を守る」政策は壮大な徒労に終わったが、同じ未来図がアフガニスタンに見える。

2009-08-30

オバマアフガニスタン戦争ケネディのはじめたベトナム戦争に似てきた。

日本総選挙阿波踊りのように泡の類だが、アフガニスタン大統領選挙世界運命を左右する軍事的要素が含まれる

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開票が長引き、結果はまだ見えてこない

アフガニスタンではハミド・カルザイ大統領再選を目指す選挙が8月20日に終わったものの、爾後十日たっても開票に手間取っている。出てくる数字は有権者総数より多く、不正投票がまかり通ったことは明らかである。「なかには午前六時前に六千人の有権者が並んだところもあるが、その前に、すでに投票箱はカルザイに◎をつけた用紙があふれ出ていた」(英誌エコノミスト、8月29日号)。

選挙妨害の挙に出たタリバン選挙前夜にもカブール爆弾テロカルザイ投票した者は指を切り落とすと脅迫を続けた。二重投票を防ぐため投票が済んだ人の指にインクをつけるがカルザイに投じたかどうかは分からない。識字率10%の田舎でも選挙参加を呼びかけ、41人が立候補した。全土七千箇所に予定されていた投票所は治安の関係で6200ケ所に設置が削減され、しかもカンダハルあたりでは投票率が25%に達しなかった。およそ十七万人は投票に行く場所がなかった。

投票日は全土でテロ事件がおこり、国防省テロが135件、死者26名と発表した。カルザイ大統領はパシュトン族だが、おなじ基盤からガニ元財務相立候補しており、知識人らの支持をえた。かれは米軍の駐留に期限をもうけよ、と主張した。

最大のライバルであるアブドラ・アブドラ前外相はタジク人の混血。都市部の中間層に人気がある。かれはカルザイ一味の不正投票の証拠があると主張している。もうひとりの有力候補はヘクマチアル派のハザラ人で、貧困層からの支持がある。

▲すべては米国計算違いから始まった

カルザイ派の副大統領候補マハマド・カシム・ファヒムは「麻薬密輸ビジネスに手を染めている男」とヘラルド・トリビューン(8月28日付け)に論評が出た。しかしそんなことアフガニスタンでは常識、いまさら何を、という印象である。ファヒム将軍はこれまでもアフガニスタン国防相のポストにあり、カルザイが勝てば(たぶん勝つだろう)副大統領になる。 

米国は前から傀儡だった筈のカルザイが独自路線を強めつつ、一方ではネポティズム地縁血縁中軸主義)による汚職と腐敗が目に余り、不満を爆発させてきた。

援助物資は横流しされ、米軍のあたえた武器は闇に流れてテロリストの手にも渡り、西側の資金援助は軍閥を肥やし、収拾の付かない状態を生み出した。同時にタリバン側も「みかじめ料」という別の税金。さらには恐喝、強奪、誘拐生業として、政府予算に匹敵するほどの収入があり、武器を調達できる。

こうしたことを予測できなかったのは米国の誤算である。それはたぶんに米国アフガニスタン戦略そのもの誤謬によるのだが、ジョセフ・バイデン副大統領が昨年の米国大統領選挙中にマスコミ演出のためカブールを訪問して「腐敗はなんとかならないのか」とカルザイに詰め寄った。「我が国には汚職はない」と開き直られ、激怒したバイデン(当時は上院議員だった)は夕食会を席を蹴って中座した。

オバマ政権はひそかにカルザイに対してファヒム将軍コンビを組んでの選挙戦をやめるように説得した。ヒラリー国務長官カブールを訪問したおりもカルザイ大統領と会見し、「あなたの信用に傷が付き、アフガンを支援する同盟国に不信が広がるから、あの男と組むのは辞めるべきだ」と説得したが、無駄だった。

ファヒム将軍の影響力はカルザイ体制のすみずみに及んでおり、麻薬武器の横流し、不法行為黒幕でもあり、ほかの軍閥地方豪族ボスさえもが他の人間副大統領にすると既得権益が失われることを懼れている。だからカルザイは不人気で国民の大多数を占めるパシュトン出身であるにも関わらず、少数派タジク人の大統領候補に急追を許したのだ。

米国不快感をあらわすためにファヒムが訪米する折はヴィザを発給しないと表明しており、制裁を仄めかす。かつてタリバン退治で空爆をおこない地上戦では「北部同盟」のマスード司令官の強力な後継者として米国との同盟者だったファヒムを、そう簡単に追い払うと「北部同盟」は米国から離反してゆくだろう。

▲西側の資金援助はこうして闇に消えた

短絡的判断を回避し、ブッシュ政権ではファヒムを泳がせた。ちょうどソ連アフガニスタン侵略したおりに米国北部同盟テコ入れパキスタン経由で武器を与え、しかもCIAに関係したオサマ・ビン・ラディン同盟者とする愚をおかした。同様にタリバンを追放してカルザイ傀儡政権カブールに打ち立て、米国はファヒムに強力な支援をなした。

財政的にも数千万ドルキャッシュで渡されたと言われ、アフガニスタンの治安維持部隊を創設するに当たっては訓練のために武器供与し、そして追加の資金援助をなした。武器は闇に流れ、麻薬取引は米軍の介入前の水準に戻り、資金は米国意図した目的のためには使われなかった。

ファヒム将軍麻薬ビジネスの影の元締めだった。にもかかわらずCIAはブッシュ政権に対してファヒム罷免を進言しなかったのも、カルザイ政権を維持させるという大局的な目標に合致し、カルザイにとってもまた南部パシュトン族だけの政権では片肺飛行と言われかねず、北部同盟の票をまとめるためにはファヒムと組まざるを得なかった。

ドスタム将軍ウズベク軍閥ボスだが、度重なる腐敗と虐殺事件に関与して、にらまれ、トルコ亡命した。ところがカルザイはドスタムに対しても帰国を促し「閣僚ポストを用意している」とオファーしたことがわかり、これもまた米国が苛立っている。

つまり米国アフガニスタンをどう扱うか。タリバンを退治し、テロリストを追い出す戦闘だったのに、いつの間にか戦争目的の基本に疑惑が生じている。

どうするのか。ファヒムをカルザイ政権から切り離すのか、カルザイそのものの続投を認めないのか。

いまのカブール外国軍の駐留によって辛うじて治安は保たれているものの、自爆テロロケット弾爆弾テロが頻繁に起こり、一方カブールを離れると選挙どころではない。ではタリバンに司令中枢があるのかと言えば、地域軍閥がそれぞれ米英軍にテロを仕掛け、おもに無辜の民を巻き添えにしたテロを続行し、ちょっとでも政府よりの姿勢をみせた市民暗殺し、或いはリンチによって首を切りおとすという残酷な方法で、見せしめの処刑を行っている。要するにアフガニスタンは無政府状態である。

選挙などアフガニスタンでは無意味

大統領選挙などやっても意味はない。カルザイ本心はとうに米国から離れており、多くの軍閥と組んで事実上連立政権を維持しているに過ぎない。これが投票民主主義の実態である。

にも関わらずオバマ政権アフガニスタンは必要な戦争、兵力増強路線を変えておらず、六万の兵力を年内に六万八千に増やす。米国内はすでに厭戦気分でベトナム戦争ほどの反戦左翼運動は起きていないが、世論調査によればアフガニスタンにおける駐留に賛成とする米国民は過半数を割り込んでいる。

オバマアフガニスタン継続を唱える限りオバマ支持の民主党アフガニスタン介入を支持し、ブッシュの始めたイラク戦争は不支持である。これが米国政治の問題だ。しかも「タリバンは軍事訓練が行き届き、組織的行動に統制がとれており、その強さはいまや米海兵隊なみである」(タイム、9月7日号)。

オバマアフガニスタン戦争ケネディのはじめたベトナム戦争に似てきた。

2009-04-16

http://anond.hatelabo.jp/20090416195007

中華民国は、軍閥の横行する汚職天国だったから、たぶん、四つか五つかの国に分かれて、

朝鮮戦争みたいな米ソの代理戦争が、大陸で広範囲に起きてたと思う。

それがよかったか悪かったかはわからん。

2008-10-17

http://anond.hatelabo.jp/20081017190347

土地収用=居住者と話し合いはしてるし、補償金も出してる。ゴネてるのは一部の人だけ。その一部の人間のために全体が犠牲になってはいけない。

チベット政策=貧しい地域にインフラを整備して近代化についていけるように国語を教えてるだけ。

基本的に中国の国土は所有権は国(正確に言えば地方政府)、そこにだれが住んでいても居住者に所有権はないから地方政府勝手に売却できる。これは他の国では常識的に考えられない。

さらに国が出している保証金地方政府ネコババすることも多い。国が出している保障基準満額で支払っている例など殆ど無い。

また、地方政府地方政府幹部が出資している不動産業者が組んで動く事も多い、基本的に土地の元手タダで売却できるからこんなにおいしい商売は無い。

元々農村戸籍とか都市戸籍とかある時点でオカシイということに気が付くべき。結局m地方政府という軍閥中央政府という権力だけが富む構造になってるんだよ。中国は。

チベットは元々、中国の領土ですらなかったところを強引攻めて、文化を破壊して、人を虐殺して漢民族がどんどん住んでいるのが実情。

大体、なんで長期的にみて自滅確定のようなポンコツ国家なんかになんで併合されなきゃならんのよ。

それに日本教科書検定に干渉する前に、大躍進天安門事件文化大革命もないお前の国の歪曲教科書をなんとかしろよ。

逮捕されるヤツは逮捕されるだけの理由があるんだろ。 西側マスコミは住民側の報道ばかりするからな。判断するには情報が不足しすぎている。

一年に数万人も強制収容所に送り込まれる、しかも裁判無しで。

裁判所行政の一環だし(三権分立さえできていない)、裁判官はもちろん地方政府癒着地方政府のお得意企業とも癒着、まともな判決なんて出ない。

陳情しに、中央政府の陳情窓口に行こうにも、窓口付近に公安がうじゃうじゃいて、窓口にたどり着く前に消息不明になる。

とてもマトモな国とは思えない。

2008-03-16

http://anond.hatelabo.jp/20080316133027

論法の本質がなにも変わったとは思えない。「歩きタバコ」は「危険だから」規制されてるだけであって、タバコを吸うこと自体が規制されてるわけではない。

すさまじい屁理屈だな。殺人危険だから規制されてるだけで人を殺すこと自体は規制されてないとか思ってるのか?

歩きタバコ規制されたら外で堂々と人前ですえなくなるだろうに。

その方向は単なる増税路線の一環であって、「酒やタバコは悪だから際限なく規制する」方向ではない。

まだ勘違いしてるようだが、際限なく規制しろといってるわけじゃなく堂々とすいにくくなるようにしろということ。値段が高くなればすう人は減る。

市場原理主義がこの一件とどう関係するのか教えてくれ。これは経済の話ではなくて、法的なパターナリズムの話だろう。

一般的にはパターナリズムというのは規制強化で市場原理なら規制緩和でしょ。法的パターナリズムを否定するなら自由放任の市場原理にちかづくのはわかりきったこと。

どっかの馬鹿馬鹿しい実験コミューンと言った矮小な例を除けば、自由すぎて崩壊した社会というのは聞いたことがないが、さっき挙げた例はすべて「規制が厳しすぎて」人心掌握力を失ったことが大きな一因となって崩壊したものだ。タリバンだって軍閥に離反されたのはつまりはそういうことだぞ。

破綻国家のような無政府状態で生命の危険脅かされてるような状態は自由すぎて崩壊してる状態だろ。

しかもたりばんのような極端な例を出すのがせこいんだよ。現代日本より規制の強い国なんかいくらでもあるが全部人身掌握力なくて政権存続に失敗してるというわけでもない。ましてや酒やタバコ自販機がなくなったり児童ポルノ所持規制された程度で政権倒れると本気で思ってるんだろうか。

http://anond.hatelabo.jp/20080316132526

タバコカードが不適切なら歩きタバコ規制に置き換えてくれ。

論法の本質がなにも変わったとは思えない。「歩きタバコ」は「危険だから」規制されてるだけであって、タバコを吸うこと自体が規制されてるわけではない。

ただ世の中の流れはどう見ても酒やタバコを利用しやすくなる方向ではないよね。税金上げられてるんだし規制は緩和どころか強化気味。

その方向は単なる増税路線の一環であって、「酒やタバコは悪だから際限なく規制する」方向ではない。タバコについてはちょっと疑問もあって俺は猫猫先生に同意したいが(俺自身はタバコの煙は大嫌いだが)、酒自体が悪いなんていう馬鹿は君を除いてほとんど見たことがない。

市場原理主義とか無政府主義弱肉強食の暗黒状態になった国とかはスルー

市場原理主義がこの一件とどう関係するのか教えてくれ。これは経済の話ではなくて、法的なパターナリズムの話だろう。まず、ポルノ買春や薬物の規制日本より圧倒的に甘いオランダが「暗黒状態」になっているかどうか、あるいは規制の厳しい社会で現代日本より豊かで自由な社会存在したかどうか、その例をまず挙げてみてくれ。都合のいい例だけ拾ったというが、都合の悪い例がどこにあるというのか俺にはちっともわからん。

どんなにいい政治体制でも人間のやることは完璧じゃないんだから永遠に続くことはない。

それなのに規制強化すれば崩壊するかのような例ばかり出すのはあまりに恣意的。

どっかの馬鹿馬鹿しい実験コミューンと言った矮小な例を除けば、自由すぎて崩壊した社会というのは聞いたことがないが、さっき挙げた例はすべて「規制が厳しすぎて」人心掌握力を失ったことが大きな一因となって崩壊したものだ。タリバンだって軍閥に離反されたのはつまりはそういうことだぞ。

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