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【日教組】 民主党の支持母体は子供の虫歯予防・うがいも反対 【北教組】
北海道教職員組合(北教組)が運動方針などについて話し合う「中央委員会」の議案内容が10日、明らかになった。
全国学力テストや体力テスト、卒業式での国旗掲揚などについて反対の姿勢を示しているほか、虫歯予防のためのうがい、AED(自動体外式除細動器)の設置にまで反発するなど、「何でも反対」の内容。現場の組合員からも批判の声が出ている。
この議案は「第113回中央委員会」用で、1月29日に機関誌「北教」の号外資料編として発行、組合員に配られた。北教組によると、中央委員会は活動の方針などについて話し合う会議の一つで、各支部の代表が参加する。
2月25日に開く予定だったが、北教組から民主党の小林千代美衆院議員陣営に違法な選挙資金が流れたとされる政治資金規正法違反事件が発覚後、開催が延期されている。
議案は、全国学力テストと体力テストについて「子どもを差別・選別し、管理強化をはかるもの」などと指摘している。学力テストでは、抽出方式に移行し、抽出に漏れた学校がテスト問題を活用できる「希望調査」の制度が設けられた。これに伴い、道教育委員会が参加を呼びかけた、抽出に漏れた学校の8割が参加を決めていた。こういった制度などについても「悉皆(しっかい)(全校調査)をもくろむ極めて恣意(しい)的な通知」として、調査の中止を求める運動を行う方針を示した。
指導力不足の教員に対し、道教委が行う研修についても「教職員の差別分断・管理統制の強化」と反発。「校長に対し(指導力不足教員の)申請を(教育委員会に)上げさせない取り組みを強化する」とした。指導力不足の教員は、担任をさせることができず、他の教員の負担増となるケースが多い。関係者も「研修をしなければ、他の組合員にしわ寄せが行くだけなのに」と首をかしげる。
さらに、子どもの安全や健康に関する施策にも反対している。学校へのAEDの設置や、道教委が虫歯予防のために進めるフッ化物を使ったうがいについても一方的な導入に反対としており、ベテランの組合員も「単に仕事をしたくないだけではないか」と批判している。
##ココまで引用##
>虫歯予防のために進めるフッ化物を使ったうがい
もうね、アホかとバカかと(‘A`)
さすが、早寝早起きは憲法違反と豪語する組織だけのことはありますね(´・∀・`)
13 名前: 駒込ピペット(東京都)[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 13:41:40.07 ID:KNDq+h9a
»13
ググって見たら、
・AEDは成人向けで、「有効性、必要性、安全性」に疑問がある
・一方的に導入するのは許せない
ってのを理由にしてるってブログが出てきた
真偽はわからん
»16
人格腐れすぎだろこれは
»16
>・AEDを導入すると、「使い方講習」を強要されてしまう
これが、一番の反対理由だな。
つまり、仕事増やすんじゃねえよボケって事でよろしいか?北海道教職員組合の皆様方w
»16
ちなみに、AEDが原因となった火災は今まで一度も確認されていない。
»16
要するに
講習受けるのがめんどくさい!拒否する権利がある!
ってことか
»13
たしか、AEDは効果がない場合もあるから反対だったとおもう
»20
100%助かる物じゃないと使用しないとか
クズすぎるだろ
»13
教師の身分が安定しなくなるので反対って理由だったな。
»34
自分の立場が悪くなるから、目の前に救える可能性のある人がいても見て見ぬふりか
しかも、ただの通行人じゃなく、同僚や教え子や絶世の美少女をだ
»13
いままでは仕方がないで済んでたものを、AED導入になると教師のやり方が不味かったから死んだというケースが発生するからだと思う。
要するに自分の手を汚したくないってこと
»13
マジキチすなあ
38 名前: ファイル(鹿児島県)[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 13:52:37.61 ID:DbTeXYeW
135 名前: スケッチブック(福島県)[] 投稿日:2010/03/11(木) 14:29:56.95 ID:6clbSz6A
一概に北教組がおかしいとは言えない
»135
こいつらは科学的根拠は関係なしに
単純に仕事増やしたくないだけだから(そのくせ集会には毎回参加)
おかしいのは確か
»140
体内に入ると、胃酸と化合して、フッ化水素になる。
もし、児童が誤って大量に歯磨き粉を飲んでしまったらどうするんだ?
»149
じゃあ日本人のほとんどは死んでるな
»151
»154
歯磨き粉に入ってる濃度では死にません。
しかしながら、臓器を確実に痛めます。
大人ならまだしも、子供の臓器を痛める可能性がある行為を奨励していいんですか??
»162
歯磨き粉に入っている程度じゃ体に害はないよ。
水道水に入れて日常的に摂取してたら骨が弱くなるってレベルだからね。
その程度で害が出るなら健康被害は目に見える形で多数報告されてるはずだがそんなことはないしね。
それほど体に害はないけど、虫歯には大きな効果がある、
その費用対効果を考えて導入すべきってことでしょ。
91 名前: グラフ用紙(北海道)[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 14:10:37.12 ID:vyI++Z5V
道民だがマジレスすると北教組に肩入れしている教師は多かった。
学生の立場から見てもそういった教師は発言、行動が基地外じみてて、
例えば、国旗掲揚反対を集団でするのは勿論のこと、
授業で使う金が足りないから役所かなんかに楯突いたとかを武勇伝の如く自慢げに話してたりとか。
126 名前: 落とし蓋(中国地方)[sage] 投稿日:2010/03/11(木) 14:27:15.76 ID:nQS+h32U
どう考えても日教組の方が戦前を彷彿とさせる異様な行動をしてるよな
191 名前: 釣り竿(関東・甲信越)[] 投稿日:2010/03/11(木) 14:47:09.59 ID:2fubhsAL
日教組が諸悪の根元な訳か…
302 名前: やかん(愛知県)[] 投稿日:2010/03/11(木) 17:49:05.08 ID:zHgALbZv
日教組にもいい先生はいる…とかいう弁護が空しくなってくるな。
そういうのはとりあえず加入してるだけで、組織の方針はよく知らんって手合いだろ。
トップがキチガイの組織は下っ端がどうであれ全体として危険なんだよ。
##ココまで引用##
>日教組にもいい先生はいる…とかいう弁護が空しくなってくるな。
ですよね~
逆にまともな先生が可哀想になってきますね。
知っている。酒もいい加減条約でも作って規制するべきだという議論が出てきてるよ。消費量が際限なく増えていってるし。大規模な健康被害が生じて当たり前だってくらいにね。「伝統的な嗜好品を規制するな」というけど、程度というものがあるんですよ。現代人の飲酒量・喫煙量はちょっとおかしくて、ちっとも伝統的じゃないんだ。まずここを基礎事実としてきっちり押さえてほしいんだけど。
(この2つのグラフは人口で補正すべきことに留意。1人あたりなら増加量は半分くらい)
車の排ガスがどれだけ地球汚して気管支悪い人苦しめてるか知らないの?
どんどん規制が強化されて改善されてることは知ってますよ。最近の車、昔みたいに黒煙モクモク吐いたりしないでしょうが。先進各国の大気や水質は実際どんどん改善されてるし、それで寿命が延びてるって報告もたくさん出てきてる。その間タバコはいったい何をしてたのかってことだよ。NHKスペシャルが大々的に電気自動車を取り上げてる真っ最中に、認識が古すぎないかい。タバコの議論で車の排ガスが持ち出されるたびにうんざりするわ。
無論、年6000人弱の交通事故死をもたらす車社会に問題がないなどとは考えていない。親切にアドバイスしてあげるけど、引き合いに出すなら交通事故のほうがずっと筋がいいですよ。
あとこれ読んで↓
世界規模での調査の結果、間違った思いこみを修正するためのがん予防キャンペーンが必要であること示した(http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20080828#p2)
・ 高所得諸国の人々が最も飲酒によるがんリスクを信じない。この集団では42%がアルコールはがんのリスクを増加させないと答えた。中程度の所得の国では26%、低所得国では15%である。実際には飲酒はがんリスクを増加させる。
・ 高所得国では飲酒(51%)より野菜や果物を十分食べないこと(59%)のほうがより多くリスクとみなされている。科学的根拠は逆で、野菜や果物の影響は飲酒の有害影響より弱い。
・ 豊かな国では、飲酒よりストレス(57%)や大気汚染(78%)のほうが大きなリスクと見なされている。しかしながらストレスががんの原因になるとは認識されていないし大気汚染は飲酒に比べれば僅かな寄与しかない。
これなど耳が痛くないかな。
・ 一般論として、全ての国の人々は、過体重などのようなよく知られたがんのリスク要因でも自分でコントロールできるものより、大気汚染のような自分がコントロールできないものをがんの原因と認めたがる。
そんなものありませんって。煙なんか吸ってる以上さ。タバコ業界だって、大規模健康被害の発覚当初は無害なタバコを必死で開発してたけど、挫折して、害を隠蔽したり法廷戦術でしのぐ方向にスイッチしてるんだよね。
「みなさん! もし我が社が、世界初の発癌性のないタバコを販売することができたら素晴らしいと思いませんか? 競争に勝つために我々にできるのは、発癌性のないタバコを開発することです」(ヒル・アンド・ノールトンの弁護士/1950年代)
「タバコは肺癌の原因になると立証された。ここで思い切って"タバコは危険だ"という、今までと逆の立場を取る勇気を持とう。安全なタバコを開発・販売できれば、ライバルに打ち勝つことができるはずだ」(フィリップモリス/1958年)
「悪魔のマーケティング タバコ産業が語った真実」(http://www.amazon.co.jp/dp/4822243427)より
まあ確かに「マナー悪いから」規制というのはどうかと思う。無論マナーの問題はあるが、少なくとも今の世界的なタバコ規制はマナーのためにやってるんじゃない。タバコをいまだに嗜好品扱いしている人たちも理解が足りない。喫煙者・非喫煙者問わず。公衆衛生における位置づけはもとより、そもそも当のタバコ産業の中の人たちがそう考えていなかったのは明らかなのにね。
それにしてもはてな記法は本当に使いづらい。ぜんぜん思った通りの出力にならない。
結構前に、2chでSFもののショートショートを書いた事がある。内容的には、「イノベーションが起こる速度が人間の理解速度を超えたらどうなるか?」という思考実験的なもの。昨日と今日は別世界、のような状態になるというか、それ以上にイノベーションが加速していく様なイメージ。(とりあえず、便宜上、イノベーションの自動化というか、発明する機械(コンピュータ)が勝手にイノベーションを起こして、世界が勝手に加速しながら改善されていく感じにしてみたが)
もちろん、エヴァのスーパーコンピュータとして進化する使徒を思い出された方もおられると思うが、あれのオチは「進化の促進による自滅」だったが、俺的にはもうちょっと希望の持てるハッピーなオチにしたかった。某犯人もその影響を受けたという話もあったし。でも、オチがなかなか思いつかなくてちょっと悩んだ。仕方がないので、むりやり、機械がイノベーションの速度を人間が快適と感じる速度に合わせるイノベーションを行った的なものを漂わせる残念感の漂うオチにした。意味不明だという感想をいただけた。自分でももっともな話だと思った訳だが。
それで、Tumblrで下のような記事を見つけた。
19 :名無しさん@十周年:2009/10/16(金) 17:55:02 ID:MVkpniAp0
専業主婦が一般的だったのは高度経済成長期の数十年、たった1世代でしかないという事実
よくあることなんだけど、今現在の社会的な慣習を永続的なものだとみんな勘違いしちゃうんだよ。
みんなでクルマを持つようになってまだたった1世代。
腕時計をするようになって1世代だが、携帯のせいで売り上げが3分の1に激減
社会人のたしなみと誰も疑ってなかったはずのものが、1世代であっけなく終了。
タバコと酒の消費量は戦後で1人あたり5倍くらいになってて、今みたいにパカパカ摂取するようになって1世代。
(だから健康被害とか出てくるんですよ。当たり前やがな)
バカみたいな飲み会とかやってたのは実は団塊だけ。タバコは今のペースならあと0.5世代で滅ぶ。
自由恋愛も1~2世代ですよね。だいたい告白という風習が少女漫画から広まったものじゃなかったっけ。1世代。
日本女性がブラジャーをつけるようになって1.5世代くらいか。
ほかにも「実はたった1世代」ってモノや慣習は無数にある。ちょっとこの事実にお前ら恐怖したほうがいいです。
だからまあ、なんも考えず親世代の真似をしようとするのはやめろ。無理だから。
親の言うことも聞くな。だいたい親もこの辺のこと分かってねえから。愚者は経験に学ぶ。しかもたった1世代の。
終身雇用なんてギャグだし、ローンで家建てる前に経済誌でも購読するべきだし。
ブルーカラーやホワイトカラーどころか、最近はゴールドカラーって新しい職種が出てきてるなんて言われている。
せっかくなのでこれも
ttp://d.hatena.ne.jp/nishiohirokazu/20090401/1238588872
> * ラジオ 38年 * テレビ 13年 * インターネット 4年 * iPod 3年 * Facebook 2年
変化に対応できないと、ものすごい勢いで取り残されてしまうよ。簡単に墓場まで逃げ切れると思うな。
そして、今さらながら、上記記事で引用された記事の別の部分の引用。
2010年に需要のある仕事上位10位は2004年にはまだ存在していませんでした。
まだ知らない問題を解く仕事に備えて。
なんというか、人並み程度の自分が妄想していたものと違った形で現実世界の実感として感じられると、ぞくぞくするものがあるというか、気分は孫悟空だなと思った。
うまいオチを付けてくれる人がいれば良いんだが、と思ったが、希望はあるかも。(と明るいオチにしてみた)
もしあなたが中国で「100万人に1人の逸材」なら…
あなたみたいな人が国内に1300人います。
19 :名無しさん@十周年:2009/10/16(金) 17:55:02 ID:MVkpniAp0
専業主婦が一般的だったのは高度経済成長期の数十年、たった1世代でしかないという事実
よくあることなんだけど、今現在の社会的な慣習を永続的なものだとみんな勘違いしちゃうんだよ。
みんなでクルマを持つようになってまだたった1世代。
腕時計をするようになって1世代だが、携帯のせいで売り上げが3分の1に激減
社会人のたしなみと誰も疑ってなかったはずのものが、1世代であっけなく終了。
タバコと酒の消費量は戦後で1人あたり5倍くらいになってて、今みたいにパカパカ摂取するようになって1世代。
(だから健康被害とか出てくるんですよ。当たり前やがな)
バカみたいな飲み会とかやってたのは実は団塊だけ。タバコは今のペースならあと0.5世代で滅ぶ。
自由恋愛も1~2世代ですよね。だいたい告白という風習が少女漫画から広まったものじゃなかったっけ。1世代。
日本女性がブラジャーをつけるようになって1.5世代くらいか。
ほかにも「実はたった1世代」ってモノや慣習は無数にある。ちょっとこの事実にお前ら恐怖したほうがいいです。
だからまあ、なんも考えず親世代の真似をしようとするのはやめろ。無理だから。
親の言うことも聞くな。だいたい親もこの辺のこと分かってねえから。愚者は経験に学ぶ。しかもたった1世代の。
終身雇用なんてギャグだし、ローンで家建てる前に経済誌でも購読するべきだし。
ブルーカラーやホワイトカラーどころか、最近はゴールドカラーって新しい職種が出てきてるなんて言われている。
せっかくなのでこれも
ttp://d.hatena.ne.jp/nishiohirokazu/20090401/1238588872
> * 2004年にはまだ存在していませんでした。
> わたしたちは指数的に成長する時代に生きています。
> 5000万人の視聴者を獲得するまでにかかった年数
> * ラジオ 38年 * テレビ 13年 * インターネット 4年 * iPod 3年 * Facebook 2年
変化に対応できないと、ものすごい勢いで取り残されてしまうよ。簡単に墓場まで逃げ切れると思うな。
http://anond.hatelabo.jp/20090404000336
それは解決策が無いからです。
人前で吸わなければいいだけです。
吸わない人にとっては、喫煙者の意見がどれだけ論理的かつ説得力のあるもので反論出来ないものであっても、納得は出来ないというかしたくないだろうし、常に害を受けるのは非喫煙者に変わりは無く、ジェントルマンな喫煙者だとしてもその煙の粒子が鼻の中にくっつく以上、喫煙者は永久に「正しい者」として迎えられる事はないでしょう。
まず、僕の前で喫煙する正当性を主張する喫煙者の意見が論理的であったためしがないのでこの仮定は無意味ではないでしょうか。
ちょっと思考ゲームですが、仮に数年後、健康被害も匂いもゼロという「医学的」な根拠をもったタバコが出来たとしたらどうでしょう。
嫌煙者側は、モラルやマナーという切り口で問題を訴えただけでは説得力を持ち得ないというか、それに恣意を押し付けると感情的な印象を与えかねないので、WHOからの情報を頼りに「医学的に証明された有害物質を垂れ流す煙」という根拠をもって主張します。
その根拠が無くなり、無害な白い煙に対して変わらず冷静でない嫌煙者は同じ主張を続けられるかどうか気になるのです。
なぜっていうと、今回取り上げたヒステリック嫌煙者は実害じゃない以外も含めてあの手この手で否定していると思うフシがあり、
その実害が取り除かれても「白い煙を見るのが迷惑」とか言えるのでしょうか。
これもそうですね。都合のいい仮定を持ち出すのはやめてもらえませんでしょうか。
食事中に隣でタバコを吸われると僕は冷静じゃなくなります。
でも冷静じゃなくなる理由は臭いからです。
食事中に隣で急にウンコをされるのと同じです。
…
元増田です。
帰ってみてみたらやはり関心が高い(無視できない)話題なので、それぞれお互いの立場で主張されてて見ものでした。
http://anond.hatelabo.jp/20090403152547
こっちで元増田から枝切れして冷静とそうでない喫煙者と嫌煙者のコメント合戦が続いて、嫌煙者を「ヒステリック」と自分が定義してしまう理由がわかりました。
それは解決策が無いからです。
おそらく国が強制的に何かしない限り共生はほぼ不可能でしょう。共生だと、タバコミュニケーションとかもあって確かに非喫煙者が不公平感を募らせてしまう要素はてんこ盛りですから。
吸わない人にとっては、喫煙者の意見がどれだけ論理的かつ説得力のあるもので反論出来ないものであっても、納得は出来ないというかしたくないだろうし、常に害を受けるのは非喫煙者に変わりは無く、ジェントルマンな喫煙者だとしてもその煙の粒子が鼻の中にくっつく以上、喫煙者は永久に「正しい者」として迎えられる事はないでしょう。
そもそも「正しさ」を求めるものでは無いテーマであり、何も専門的な話しでもないので誰でも参加できるし、そして老若男女関わっているから、それも歩み寄れない要因のひとつかと思います。
ちょっと思考ゲームですが、仮に数年後、健康被害も匂いもゼロという「医学的」な根拠をもったタバコが出来たとしたらどうでしょう。
嫌煙者側は、モラルやマナーという切り口で問題を訴えただけでは説得力を持ち得ないというか、それに恣意を押し付けると感情的な印象を与えかねないので、WHOからの情報を頼りに「医学的に証明された有害物質を垂れ流す煙」という根拠をもって主張します。
その根拠が無くなり、無害な白い煙に対して変わらず冷静でない嫌煙者は同じ主張を続けられるかどうか気になるのです。
なぜっていうと、今回取り上げたヒステリック嫌煙者は実害じゃない以外も含めてあの手この手で否定していると思うフシがあり、
その実害が取り除かれても「白い煙を見るのが迷惑」とか言えるのでしょうか。
無害であれば、白くてももはらトラックが撒き散らすガスのそれとは比べ物になりませんので。
なんとなく思ったこと。
例えば、突如あなたの周囲でスカトロが大流行したとしよう。みんな暇さえあればスカトロである。
しかも泊りがけで。そしてあなたはスカトロが大の苦手だとする。これは実に好ましくない事態だろう。
このままでは仲間はずれになってしまうかもしれないから、何かしらの対策を講じる必要があるとする。
その際、スカトロはやめるべきという論旨で主張をしたところで、おそらく事態は好転しないのではないだろうか。
やめるべきである理由こそいろいろと考えられるが、どれも単なる我侭か大きなお世話かただの詭弁である。
こういうことを言われると、大抵人はむしろ頑固になると思う。
「スカトロは何の効果もないから、やるやつはアホだと思う」とか。
「スカトロはクソくさいからやめるべき」とか。
スカトロの効果など、やってる人が自由に感じればいいし、クソくさいこととやめるべきであることは、まったく論理の飛躍である。
そして大した根拠もなく差別という指摘をするのであれば、単なる中傷である。
とるべき対応としては、おそらく次のようなものに限られるのではないかと思う。
(1)スカトロが、例えば大規模な健康被害に繋がることを客観的に立証する。
(2)嫌々でもスカトロを練習して上手くなり、スカトロについて語る際の説得力を高める。
(4)「実はスカトロが嫌い」という人を探し出し、スカトロ嫌いで結束するコミュニティをつくる。
(1)は、対象物が公的な秩序に反することを利用し、対象物の価値を減じる手法だ。
公的な秩序は、コンセンサスが得られるなら道徳や倫理でもいいだろう。
究極はその対象となる行為によってリアルに逮捕されるような状況なのであって、成功すると非常に高い効果があることは言うまでもない。
ただ一方で、あまり教条的になると逆に主張の中立性が失われ、説得力に欠けることになるし、
他人が公秩序に反することをあまり大きな声で言うと、逆に名誉毀損の罪に問われることもあるという諸刃の剣である。
(2)も、対象物に対する他人の評価を減じる方法となり得る。
ある価値評価機軸に肯定的な論者の価値評価にもっとも影響を及ぼすのは、同評価機軸において相対的優位を有する、
いわゆるカリスマのような人物による指摘だろう。
相対的な劣位から同種の指摘があったとしても、お前に言われる筋合いはないという話にしかならなくても、
相手がカリスマであれば話は別である。ネットで有名な常套句、「ただしイケメンに限る」と一緒(か)。
(3)は、対象物に対する他人の価値評価に直接影響を与えることなく、代替品を持ち出すことによって、
相対的に対象物の評価を下げる手法であるといえる。重要なのは、代替品として対象と機能的に等価なものを探すことだ。
例えばその集団がスカトロに対して感じる魅力の根本(リビドー)が脱糞や自分の食糞なら、食糞でも飲尿でも大した違いはなく、
ふたつは機能的に等価であるといえる。一方、有名なプレイヤーとSMする機会があるなどの動機がある場合、スカトロではなんの代わりも果たさない。
(4)はつまり、仲間はずれになり孤立するという最大のリスクに対処する、既存コミュニティの代替としての新規コミュニティの構築である。
上記3が他者に対して代替品を提示するという話だとすると、これは自身に対する代替品の提示である。
ただひたすら文句を言っていたらなんとなく状況が改善した気がするというケースは、たぶんこのパターンだろう。
似たようなアンチが集ってもう寂しくなんかない、みたいな。
冒頭にあげた例では仲間はずれになるリスクが対処すべき課題であることが前提なので新規コミュニティの構築が対処法となるが、
現実には好ましくないと感じる原因はさまざまある。それ(リビドー)を見極めることが重要になるだろう。
ちなみにこの記事は、ただの文句に対するオルタナティブとして書いたつもりだが、
考えてみればただの文句がただの文句とみせかけた上記3に書いたようになにか別の意図があるものだった場合は見事に空振りに終わる。
http://anond.hatelabo.jp/20081214010628
どう考えてもって、どう考えたんです? 何か根拠を元にしてるわけですか? 素朴な疑問。
いや俺も正直、大気汚染問題について真面目に調べたことはないんだけど(宿題かな)、どうなんだろう?
都内の汚染物質の濃度は改善傾向みたいですね。ベンゼンこの10年で半減とか、これ賞賛されるべきいいニュースじゃなかったりしないかしら。
都道府県別の死因の傾向。大都市圏で大気汚染の影響が出ているかといろいろ眺めてみたが、よくわからない。もちろんこんなことで何か素人判断するのは十中八九間違ってると思うが……。
世界規模での調査の結果、間違った思いこみを修正するためのがん予防キャンペーンが必要であること示した
多くの人々ががんの原因について、比較的影響の小さい環境要因を大げさに怖がり、がんのリスク要因として明確にわかっている行動要因の影響を小さく見積もるという間違った思いこみを持っている。
・ 豊かな国では、飲酒よりストレス(57%)や大気汚染(78%)のほうが大きなリスクと見なされている。しかしながらストレスががんの原因になるとは認識されていないし大気汚染は飲酒に比べれば僅かな寄与しかない。
・ 一般論として、全ての国の人々は、過体重などのようなよく知られたがんのリスク要因でも自分でコントロールできるものより、大気汚染のような自分がコントロールできないものをがんの原因と認めたがる。
このあたりを見て、どうも大気汚染のリスクは誇張されているようだぞと判断しているのですが。いや、大気汚染問題に詳しい人には怒られると思うんだけどね、たぶん。がん以外のこともあるし。
一方の受動喫煙。壷からのコピペでアレだけど、こんな感じらしいんだけど。
・フランスで2007年にレストランやホテルやカジノでの喫煙を禁止して以降心筋梗塞による救急患者が15%減
イタリアでも同様の結果
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20080227#p3
・アイルランドの禁煙法施行で、非喫煙者の従業員の健康状態が劇的に改善
http://www.kin-en.info/release_070514.html
http://web.archive.org/web/20070814075657/http://www.metamedica.com/news2000/2000121701.html
・スコットランド 禁煙法により心臓発作の入院が1年間で17%減
http://www.drakahige.com/NEWS/DAILY/2007/2007121001.shtml
http://www.nosmoke55.jp/data/0706who_shs_matuzaki.html
・屋内禁煙法施行1年後の自己申告調査で、アイルランドのバー従業員の呼吸器症状が16.7%減っていた。
・カリフォルニア州における調査では、バー禁煙法の施行前と比べて、施行後8週間で
バーの従業員の呼吸器症状が59%、粘膜刺激症状が78%減った。
・ニュージーランドの2002年の調査では、禁煙のオフィスで働く労働者の呼吸器症状と粘膜刺激症状は、
・スコットランドで2006年に屋内の全面禁煙法が執行されて以後、バーの従業員は、呼吸器症状が減り、
呼吸機能が改善し、全身の炎症所見が正常化した。気管支喘息を患っている従業員では気管支の炎症が減り、
生活の質が向上した。
・米国のモンタナ州へレナとコロラド州プエブロでは、職場と公衆の集まる施設を全面禁煙にするという強力な
法令が施行されてから、イタリアのピードモントと同様に、心臓発作(心筋梗塞)の発生率が平均20%[g]減った。
あと、「リスキー・ビジネス」p.322あたりを読むと、米有名タバコ会社が、「大気汚染の問題を強調して、環境タバコ煙(ETS)問題など取るに足りないと思わせる」工作をやっていたとか。「説得力をもたせるため、ある程度バランスをとってETS問題も論じないといけないが、全体的に望ましい方向にもっていく……コンサルタントには重要な科学会議にはかならず出席するよう求めている。科学界や世論を動かすのに利用できそうな会議すべてに」云々。すごく……きなくさいです。
あとは、カリフォルニア州がタバコの煙を大気汚染物質に認定したりしてますね。
日本で路上から喫煙規制がかかってるのは、人口密度、鉄道社会(駅周辺の混雑)、通勤時に多い男性の喫煙率の高さなどで説明がつくと思いますよ。
それと、女性の喫煙増えてますよね。なんか最近露骨に若い女性をターゲットにした新商品が出てるじゃないですか。あれ見て勝手に青筋立ててるんだけど。男性喫煙率が他国並みに下がる頃には他国と同じ傾向になってしまってそうだ。
つーか感覚的な話をすると、ほぼ透明無臭の排ガスより、目に見えて悪臭のするタバコの煙のほうが普通にヤですけどね、俺。タバコ片手のバイクが通り過ぎていったりすると、タバコの匂いのほうが圧倒的に鼻につきますもん。最近は昔のように黒煙を吐くクルマもあまり見かけなくなったし、そうなるとなおのこと昔と同じ煙と臭いを出してるタバコが突出するというか。
こんにゃくゼリー((マンナンライフは「フルーツこんにゃく」と称しているが、本稿では(読めば明らかなように)マ社の具体的事故防止策の当否について問題としない事、世間ではマ社の呼称にかかわらず「こんにゃくゼリー」と言い慣らされている事から、「こんにゃくゼリー」の語を用いる。))による死者はこの13年で17人にのぼる。
近年は「食の安全」の危機が叫ばれているが、事故米、メラミン、ちょっと遡ればBSE等々、いずれも大問題とされたが、これらによる死亡例を私は聞かない。死者の数だけに注目すればこんにゃくゼリーによる被害は、社会問題となった食料品としては、久しく例を見ない甚大なものである。規制を求める声も、共感するか否かはともかく、理解できようというものだ。
しかし他方で、これに対する規制(を求める声)や行政指導に対しては反対の声も強力だ。これは他の社会問題化された食品についてはあまりみられない事実である。
規制反対派の「餅の死者の方が多い」という声に代表されるように、喉に詰まらせて死亡する危険のある食品はこんにゃくゼリーだけではない。
もっとも餅を出す論者も、「餅も危険だから餅を規制しろ」などとは言っていない。
死亡に限らずとも、例えば「草加せんべいが固過ぎて歯が欠けた、池田大作許すまじ」「サンマの塩焼きで小骨が喉に刺さった、さんま許すまじ」といった声は聞かれない。
餅やせんべいは、それによって消費者が健康を損ねても「食の安全」の問題とされないのだ。
これに対してはこんにゃくゼリー規制賛成派から「伝統食品と新興食品とでは比較にならない」といった反論も見られるが、これによって規制反対派は説得されていない。
なぜなら、規制反対派にとって餅とこんにゃくゼリーは本質的に同じ問題なので、いずれも「食の安全」の問題にならないからだ。
さて、それでは、規制反対派にとって、死者のいない事故米が非難され死亡例が止まないこんにゃくゼリーが容認されるのは何故だろうか。
それは両者の被害の「質」の違いにあると考える。
一致して非難される「食の安全」問題は、成分に関する問題である。
これに対しこんにゃくゼリーは、(化学的ではなく)物理的・工学的な性質から生じる問題である。
成分に関する問題は、それを摂取する全ての人が危険に晒される。
今まで安全だと思って摂取していた食品によって、健康が害される事になるのだ。
この危険は、食した人全てに、累積的に生じる。
ここでは「現実に自分や近親者がその食品を口にしたか」は問題とされないようだ。
森永ヒ素ミルク事件について、自分の身近に乳幼児がいなくとも、多くの人はこれを問題視した。
また、成分に関する問題は、現実の健康被害が殆ど無くとも問題視されるようだ。
なお、危険な成分を含む食品も、危険性を明示している場合にはさほど非難されない。
しかし、こんにゃくゼリーの問題はこれを餅と同じ問題だと考える限り、危険性の明示の問題ではない。なぜなら餅はその危険が明示されていなくても容認され続けてきたからだ。
この視点を徹底するならば、こんにゃくゼリーは危険をパッケージに表記しなくてもなお問題が無いという立場に行き着く。
危険の明示の問題としつつ「これ以上の」規制に反対する立場については後で述べる。
閑話休題。
これに対し、食品の物理的性質に由来する問題は、全ての人が危険に晒されるわけではない。適性を有する者が食べる限り、全く問題がないのだ。
なるほど乳幼児がこんにゃくゼリーを食べれば、高齢者が餅を食べれば、これらを喉に詰まらせよう。「しかし私は大丈夫。」
ここで悪いのは適性を欠くにもかかわらずそれを食べた(食べさせた)人だ。そうした愚か者のせいで、全く問題のない美食が規制され失われるのである。
ある科学物質を致死量の1%含む食品があったとしよう。簡単のために、この化学物質は全ての人にとって致死量が等しく、また排出も分解もされない事にする。
この食品を100回食べれば全ての人が死ぬ。
他方、1%の人が上手く食べられずに死ぬ食品があったとしよう。簡単のために、この食品は残り99%の人にとっては全く問題無いとする。ついでに自分が死ぬ1%か否かは事前に確実に判る事にしよう。
この食品は、99%の人にとっては完全に安全な食品なのだ。「1%が死ぬ」食品だが、99回食べようが何万回食べようが、死ぬ可能性は0だ。
「適格を欠く者が食べると危険がある食品」について、これが「食の安全」を脅かすと考える立場からは、こんにゃくゼリーは「食の安全」の問題となる。規制し、改善を要求する筋合いのものになる。
他方、このような食品は単に食べ手を選ぶだけで、規制や改善が要求される「食の安全」の問題ではないと考えるならば、こんにゃくゼリーは許容される。
つまり、こんにゃくゼリー規制派と規制反対派の違いは、「食の安全」を成分の問題に限定せずに物理的性質をも含めるか否かによる。
形状や食感が「食の安全」の問題とならないと見る立場からは、これらを規制する事は不合理なのだ。粘りのない餅、軟らかい草加せんべい、弾力を欠き妙に大きいこんにゃくゼリーを強要されるのは、美食に対する無意味な制約なのだ。
ところで両者の折衷的な説として、充分に危険が周知されるならば危険な物理的性質も許されるとする見解がある。要するに「パッケージに書け」という立場だ。
この立場は、パッケージに書いていないならば非難に値すると考える点で、そしてパッケージに書く内容を指定する点で、本質的には食品の物理的性質を食の安全の問題に含めており、こんにゃくゼリー規制派に属する。
この立場から餅が許容される根拠は、餅が危険であることはすでに歴史的に周知されている点に求められよう。
そして、危険性の十分な周知が行われている場合には、その周知にもかかわらず食べて事故にあった者が非難されることになる。
蒟蒻畑の件について言えば、マ社の活動が十分だと見る者からはこれ以上の規制は反対され、不十分と見る者からは製造停止も已むなしとされる。
どこをもって「十分」と見るかの線引きは難しい。例えば、「マ社がゼリーと言っていないとしても、殊更に調べない限りこれに気付かずゼリーと同視するのが通常であるあら、マ社は『蒟蒻畑はゼリーではありません』と積極的に広報する必要があった」という見解もあり得る。
以上をまとめれば、
という見解がある。
ような気がする。
余談。「今回は凍らせてたから〜」について。
凍らせるのは普通の消費者として想定しうる行動だろうと思う。「凍らせて食べさせた以上自業自得だ!」と言ってる人のどれだけが「凍らせるなんてあり得ない、非常識だ」と思っているのだろうか。猫をレンジに入れるのとゼリー様の物を凍らせるのとでは、予見可能性に明らかに違いがある。某所で「凍らせずに食べるのが最も普通の食べ方だ」という意見を見かけけど、「最も」普通な場合に限定して安全性を確認するのは不適切と思われる。凍らせるのも非常識とまでは言えない程度に普通ではなかろうか。っていうか凍らせた蒟蒻畑も美味しいよ?
だって税収がほしいから、税金を取るんだとすれば、そういうことではないのだろうか。そこで話をすりかえているから、ややこしくなる。
税率上げれば必ず税収が増えるとも限らないのに、やりたがる人がいるということは喫煙減らすこと自体が目的なんじゃないかと。だから必ずしも話をそらしてるとも思えない。
少なくてもトラバツリーのトップの増田氏みたいに、本当に害があるならアヘンや大麻みたく法規制したらいいと思う。ではなぜ規制できないかと言えば、産業として定着しているため影響が大きいことなど歴史的経緯とかはあるだろうけど、それはやっぱり嗜好品として一定の地位を占めていてそれを認めているというわけじゃないのか。増税の理由を禁煙推進派の「健康論」とかに求めた場合「主張の理屈で言うと、産業に対する保証金とか払って、全面禁止にしたらそちらのほうが効果があるわけだけど、本気で言ってるのか?」と思うわけで、個人的にはそういうのを「くだらない」と断じたくなる。
そりゃ実現可能性で言えばいきなり全面禁止は無理だと思ってるからでは?禁煙教育や増税やタスポで買われにくくして、タバコ農家の転作も進めて外堀埋めた後で禁止やったほうがやりやすいでしょ。
前の発泡酒増税と第三のビール増税のときは「ビールの税収を補う必要がある」とわりと明確に言ってたのに、なんてたばこになるとこういう論ばかり先行するんだろうか。
健康被害はタバコのほうが大きいからでは?ガソリン税で温暖化が持ち出されるのだって同様。個人的には論点を単純化する劇場政治が嫌いなので、増税の理由を無理にひとつに絞って政治にわかりやすさを求めるのはどうかと思う。
http://anond.hatelabo.jp/20080608231149
ここで説得の練習してみればいいんじゃね?
えーと、こちらから「父」役で始めてみるか。そちらの名前は「増子」で。
なあ、増子。お前が食費やらなんやら色々切りつめて頑張ってくれてるのは分かるよ。感謝してる。
それにな、煙草が体に良くないってことも、周りがそれみて正直不快に思ってるのも分からないじゃない。
母さんが文句を言ってる間、にやにや笑ってるように見えて不愉快かもしれないけど、あれは一生懸命冷静にしようとして、笑顔がこわばってるだけなんだ。母さんにあんなことを言わせて辛い。申し訳ないと思ってる。こんな俺の体を心配してくれてるんだろう、本当に。ありがたいことだな。
でもな、増子。父さん煙草やめられないよ。煙草やめてくれってのは、「息するな」ってくらい、どうしようもない感じなんだ。正直検討もつかない。無理だな。父さんはもうな、なんか色々疲れたんだよ。面倒くさいんだよ、これまでのやり方を変えるとか、そういう気力自体が湧いてこない。年をとったということなんだろうな。
父さんな、母さんのことも増子のことも、愛してる。家族のためと思って、これまで辛い仕事にも耐え自分の人生を削る思いで働いてきた。もちろん、仕事がただ嫌いで苦痛だったってわけじゃない。自分の仕事が誰かを幸せにしてるかもしれない、とか、あとはそうだな、面倒をみてくれた上司のため、一緒に働いてる同僚のため、お得意さまのため……。
父さんな、そんなふうに「誰か」のために何かすることは嫌いじゃない。
人間はな、一人で生きてるわけじゃないんだ。誰かの役に立つってことは、そりゃあ大事なことだ。
でも大抵の人はそんな「社会にとってかけがえのない一人」だったりするわけじゃない。そんな「ふつーの人」が誰かの役に立つためには……やっぱり頑張って頑張って……体を削って頑張らないとダメなんだ。自分の体を削って誰かのために頑張ってやっといちにんまえ……父さんな、そう考えてこれまで生きてきたわけなんだよ。
なのにな、「煙草止める」ってのは、なんだ?「俺の体のため」??分かんねえ。
煙草吸わないと、俺は多分仕事できないな。もちろん「体」は健康になるかもしれないが「仕事」は無理だ。体削って仕事して、てめえの寿命がちっとくらい縮もうが構わずに仕事して仕事して……それで誰にも迷惑かけねえ。保険にだって入ってる。俺が明日死んでも別にお前達が生活に困るようにはしてないつもりだ。俺はみんなのために働いてるつもりだし、それで満足してたんだ。なのに今更「俺の体のために煙草止めろ=働くな」って言われてもな?分からねえんだ。
「副流煙が健康被害」?おいおい。そりゃどのくらいの被害だ?吸ってる本人が70年80年と生きてるんだから大げさに言い過ぎなんじゃねえのか。「匂いがいや」?こっちは死ぬ覚悟で、周りのために仕事頑張ろうと思って吸ってんのに、頼むから匂いくらいでぐちゃぐちゃ言わないでくれよ。ちょっと前には誰も何も言わなかった程度の「匂い」じゃねえか。「大気汚染」?自動車の方を取り締まれよ。「吸い殻ポイ捨て」?そりゃマナーの問題だな。どっちかというと酒飲むヤツの方がタチ悪いじゃねえか。
とにかくな、世間でいろいろ言われてることも分かってる。でもな、止めないヤツはみんな止めないだろ?俺たちはこのまま少数派で少しずつ滅びていく種族みたいなもんなんだよ。自分たちの正当性を声高に主張することもなく、ひっそり消えていく、そんなか弱い生き物だ。できれば、このまま……そっとしておいてくれないか?
ああ、そうだ。一つだけ頼みがある。
俺が死んだら、墓にはやっぱり煙草一本供えてくれないか。
では説得どうぞ。