はてなキーワード: エンターグラムとは
戯画はブランド名なので、会社としてはエンターグラムなので、という話は置いといて。
ここら辺の感覚は、PCゲーム市場を眺めていった世代としてはちょっと面白くて、18禁、非18禁ゲームの差だけでなく、家庭用ゲーム機とか、PC-88、98から、PC/ATへ移行した時代とかを考えるとなんだか懐かしい話をしたくなってしまうなぁ。
戯画なんかはヴァリアブルジオから始まったアダルトゲーム隆盛期に作られたブランドで、この頃からPCゲーム市場はアダルトゲームでないとなかなか収益が厳しくなりはじめた時代だった。
PCの非18禁ゲームメーカー、ブランドが駆逐されていく入り口の時代だったから、自分なんかは元増田と同じような視線で、逆にアダルトゲーム市場を眺めていた時期があった。
個人的にはその中でも戯画はアダルトゲームメーカーでありながら、ゲームゲームしている作品を送り続けているちょっととがったメーカーという印象で、好意的に見ていた。
好きな作品も多かったしね。
ただそれでも店舗のPCゲームの棚がどんどんアダルトゲームに追いやられていくのを、ちょっと寂しく思いながら見ていた。
一時期なんかはPCゲームをやっているというだけで、アダルトゲーム専用機とまで言われることもあったんだが、まあ実際やってもいたから、何とも言い難い。
そんな中で国産ゲームは追いやられて、ついにはPCの非18禁ゲームの主流は海外ゲームになってしまったのを悲しく思っていたんだよなぁ。
アートディンクとか、アイマジックとか、まぁ、家庭用ゲーム機へと移行していったんだが。
のちにああいう復活の仕方をしたり、Steamなどの出現によって、また別の形になったりするのをちょっと感慨深く思ったりしている。
書いててまとまらないんだが、まあ老人の思い出語りをしたくなったという事で、一つ許してください。
TGLはゲーム部門切り離して別会社にしたから「本業は」という言い方はおかしい。もう20年前の話だ。
今は持ち株会社のTGL HDの下にシステム屋の(株)TGLとゲーム屋の(株)エンターグラムという別々の事業会社がある形で「戯画の所の本業はシステム屋」とは言えない
PC黎明期は、ゲーム開発も業務用ソフトも「同じソフト開発」ということで混然一体だったので、昔は両方やってた会社は多かった。
しかしながら、随分以前から業務用とゲームは全然別のスキルセットが必要な業界になって同じ会社である意味が無くなってしまった。
エロゲ作っていると堅い商売の方での外聞の悪さとかもあり、どこもゲーム事業を別会社にするか売るかしてしまったため、
「ゲーム関係ない本業が別にある」エロゲ会社はもうほとんどない。
逆に言えば「親会社がエンタメコンテンツと無関係の堅い業種」という所は、大体歴史的経緯を背負った老舗で、エンターグラムなんかはその代表例ではあった。