2023-06-29

アニメU149のお話が残念すぎた

アイドルマスターシンデレラガールズU149のアニメ最終回を見終わった。

小さい個性的アイドルたちが活き活きと動き様々な表情を見せてくれて、とても丁寧に力を入れて作られてるなと感じた。

美麗な作画も、声優さんの演技も、新曲の数々も、ライブシーンも、素晴らしいものだった。

それだけに、お話の酷さですべてが台無しになってしまってるのが残念すぎた。

課長から会長に至るまでの大人の設定・言動が酷すぎる。

リアリティがない、薄っぺらい、一貫性がない、古典的不快陳腐、総じて雑。

設定に説得力がないので、障害を乗り越えたカタルシスもない。

せっかく最終回で素晴らしいライブシーンがあったのに、最後にポッと出た会長適当セリフが気になってまるで集中できなかった。

現実世界で、勝手自分のやりたいことを押し付け会長みたいな人間や、仕事押し付けたくせに責任逃れをする部長みたいな人間存在することはわかる。

でもそれこのアニメストーリー必要か?

本当にそれを描写して乗り越えることが、このアニメストーリー面白くすると思ったのか?

最終回会長が、子供を閉じ込めて守ろうとする云々のセリフを言ってたが、部長たちの誰が子供やPを守ろうとしてた?

そういう設定のつもりだったら、パワハラじみたセリフまわしじゃなくて、しかるべき言動をするだろう?

現実世界でそんなことはないって?

からそれでストーリー面白くなるのか?

レアニの美城常務は後半の対立役だったが、あちらはきちんと目指すビジョンを掲げていた。

結果として異なるビジョンを掲げるシンデレラプロジェクトとぶつかったけど、言動バックグラウンド一貫性があった。

U149原案漫画では、真っ当な大人子供子供扱いせず、プロアイドルにふさわしい試練を与えて乗り越えるという地に足のついた前向きな話だ。

大人言動基本的に前向きで、一貫性があり、筋が通ってる。

それなのにアニメでは、いい加減な大人曖昧理由子供たちの障害になるという、リアリティの薄い後ろ向きな設定にされてしまってる。

原作じゃなくて原案から違う設定なのは別にいいんだけど、まるで説得力がなく、お話面白さにまったく寄与していない。

独自説得力ある設定が作れないなら、原案本質である世界観の筋は通してほしかった。

お話を作った人たちはちゃん原案を読み直して、陳腐な嫌われ役を用意しなくても面白ストーリーが作れることを理解してほしいです。

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