2023-06-19

15歳からハゲだが世の中に言いたいことがある

母方の祖父から遺伝で私はこの状態になった。

20代にしておでこが広く前頭部にはほとんど髪の毛が残っていない。

どうにか美容師に目立たぬようカットしてもらっているがそろそろ限界が見えてきている。

また、自分自身AGA治療薬を長い間服用しているが効果ほとんど実感できていない状態だ。

別に自らが可哀そうなどとぬかすわけではない。この頭なりにどうにか人生を切り開いているつもりだ。

では何を言わんとしているのか。それは現代ハゲを渦巻く環境についてである

「薄毛は病気である治療すれば治る。」といった文言が昨今電車広告CMなどいたるところで見られるが、それは大いに間違いである。

なぜなら薄毛、いわゆるAGA男性ホルモンの働きによっておきるものであり、生理現象にすぎないからだ。

そしてその因子の有無は遺伝子によって決定される。

また、現在治療もせいぜい進行を抑止するレベルのものにに過ぎない。

中には薬に関する十分な受容体を持ち、ホルモンの働きを大きく鈍らせる人もいるがそれはごく一部だ。

いうなれば我々は生理現象を薬を飲むことでどうにか食い止めんとしている生命体なのである

避妊薬を飲んでいる女性状態に近いのかもしれない。(妊娠は命の危険に大きく関わるとかリスクの大小に関する議論はいったんおいてもらいたい)

私はこの状況に異を唱えたい。どうして薄毛というたかが1生理現象に対してこんなにも危機感を覚え、対策をせねばならないのか。

それは紛れもない、美容業界育毛業界の過度なマーケティングメディアが作り出してきた。「薄毛=みっともない、笑いもの」といったイメージのせいだろう。

この価値観はLGBTQやマイノリティ多様性を歓迎する現代においてあまりにも時代錯誤ではないだろうか。

先ほども述べたが薄毛は男性ホルモン由来の生理現象である。それを病気かのように扱い、かつ笑いものにするというのは、生理女性病人扱いしたり、馬鹿にするのと同じ行為で、明らかな多様性排除差別行為である

私もこの差別から身を守るべく治療を続けねばならなくなってしまっている状態だ。自分自身特性に関しては気にしていない。若ハゲ遺伝子を引いたのも糖尿病の因子やがん因子を持つ人がいるように至極当たり前のことだと認識しているのにも関わらず、だ。

現代多様性が認められ受け入れられつつある時代だ。それに伴い薄毛=笑いもの、みっともない、病気といった価値観も改めるべきではないだろうか。

一日でも早く若者でもどうどうと額を出して歩けるような社会になることを私は望む。

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