2022-12-29

行政を歪める「正義

政治というのは基本、正義正義の戦いで、どっちの正義が人気か、ということでしかない。

行政基本的には政治が決めたことに従う。従うのだが、政治塩梅を予想した素案を政治に出す。それが予算案基本的にはこの予算案政治がチェックして、与野党でよく揉んで、議決して行政に戻ってきたものを、行政執行する。

議会などでは、予算案に対して、野党から正義の反対が出る。しかし、議会民意の反映なので、基本的には数が多い与党意見民意として、反対意見は通らない。この過程は公開も公開、議会などは傍聴もできるし、中継もされるし、一言一句文字起こしネットに残される。

反対意見を戦わすこと自体はすごく大事ことなのだけれど、もし、少数野党正義による反対意見をどうしても実現させたいと目論んで、

1.予算案議決後の行政に直接ねじこむ(予算執行を変えさせる)

2.予算案ステルスねじこみ(膨大な予算案正義による反対意見を先に紛れ込ませておく)

をしたらどうなるだろう?

さて、1も2も通ってしまったとしましょう(結論、通ることはありえる。)。そうするとこれ、行政が隠していかなきゃいけなくなるのよね。曲げてあるからね。

から隠すか。予算決算議決すべき議会。ただし、これは担当分野であるとか興味持っているとかじゃないと、範囲が膨大で見つけ出すのは難しい。もちろん党派性もある。次、監査委員監査委員議員有識者だが、実務は事務局がしていて、その事務局自体が同一母体公務員なので、本質どこかで大問題にはしたくない。監査委員のうち、議員には党派性が、有識者には首長との人間関係などがあるかな

あとは住民が直接ってこともある。行政が持っている行政文書は基本全公開なんで、情報公開請求はできるし、住民監査請求もある。

国が絡んでいれば、国税の使い道のチェックということで会計検査院会計検査が当たることも。

実際のところ、行政は自らを歪める正義と戦ったり共犯だったりしている。何かを進めるためには正義を強調しつつ、悪は隠す。その説明のできやすさ、曲げてなさこそ、事業が終わってから決算議会監査などを無事通り抜けるためには必要なのだ行政がうるさいこと言うのはそういうことで、できるだけ曲げたくないし、説明はできるようにしたい。そうでなければ我々は全てのログ作成した文書お金の流れも)を記録され、疑われたら最後、全て暴かれるのみだ。

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