Waifu DiffusionやNovelAIと言った、超精度のイラストAIが話題になっている。
しかし、その学習元が無断転載サイトDanbooruであるということがTwitterでプチ騒動になっている。
Danbooruはイラスト版漫画村であるというツイートもあった。
結論から言うと、Danbooruをイラスト版漫画村と言うのはかなり無理がある。
日本の法律ではPixivにアップロードされた画像を別のサーバーに無断アップロードする事は著作権と著作者人格権を侵害する可能性がある。ただ、海外の法律では日本の著作権法でも引用や試験問題、AI学習への著作物利用が許可されているように、著作権にフェアユース規定が存在する国もある。
これが重要なポイントだ。Danbooruはどちらかというと日本で言うアンテナサイトに近いサイトで、アーティストを尊重していない運営体制では無い。アーティストが自分が作成したイラストをDanbooruにアップロードしないように求める機能があり、この設定がされたアーティストの画像はDanbooruに転載できない仕組みが存在する。
https://danbooru.donmai.us/wiki_pages/banned_artist#
そのため、Danbooruに画像が転載されている事に憤っている人々は客観的に見ると「そもそも自分が本来取るべきアクションを取っていないのに怒っている」ということになってしまう。
イラストAIがもたらす影響は計り知れないが、Midjourney、Stable Diffusion、mimic、Waifu Diffusion、NovelAIなどの表に出ている事例は、今のところどれも各国の法律やモラルの範囲内で行われているものばかりとなっている。
これに対して「怒り」を発する行為は、苦言や愚痴を呈するレベルならまだ良いが、サービス側に修正・対応を求めるレベルとなるとツイフェミが火の無いところに火を付けるのと変わらない行為となってしまう。
イラストAI関連では、既にユーザーが個人情報を暴かれて自宅に凸されるという事件も発生してしまったようだ。