2022-08-05

20年前、エマーソンの店長との思い出

かつて静岡県存在していたゲームソフト屋さん、エマーソン

CMが怖い・キモイことで有名だった時代もあったが、今ではもうすっかり忘れ去られた存在

20年前、そのエマーソンのとある店舗に俺の青春があった

当時小学生だった俺は、友人らとマジック・ザ・ギャザリングMTG)というカードゲームにハマっていた。

※今思えば、小学生がやる遊びにしては絵柄が渋すぎる

俺の地元田舎だったから、MTGが買える店は自転車で30分かかるエマーソンくらいしかなかった。

ちなみにエマーソン自体は家庭用ゲームソフト全般を扱う店で、カードゲームはおまけ程度の扱い、が一般的だったと思う。

ただ、俺たちが通ったエマーソンはなぜかMTGラインナップが凄まじく、最新セットからニッチレアなセットまでなんでも扱っていた。

なので、俺たちガキどもは親からお小遣いをもらえるたびにそのエマーソンに通い、その場でパックを開けては当たったカードについてギャーギャー騒ぐので、いつしか店長と顔見知りになり、そして友達になっていった。

店長MTGの愛好家だった。本当にMTGが詳しかったし、MTGのことが好きだったんだと思う。店長は俺たちにとって尊敬存在だった。

俺たちと店長の、思い出せるエピソード1。

MTGには英語版日本語版があり、当時は英語版の方が数十円安かった。

小遣い節約のため読めないくせに英語版を選んだり、ふざけて謎に古いセット(英語版オンリー)を買ったりするときもあった。

そんなバカ小学生のために、引いたカード能力・強さ・資産価値店長が全部解説してくれた。

あの時俺がいきなりForce of Will(ざっくり言うと高額レア)を引き当てたときは、店長が一番驚いていたと思う。

エピソード2。

店が暇そうなときは、よくレジ横のカウンターでおしゃべりをしたり、作ったデッキの腕試しに対戦してもらったりした(店に他にお客さんがいても俺たちが一方的に話しかけていたのかもしれない)。

大人vs子供から今思えば相当ハンデしてもらってたはずだけど、それでも店長はとても強かった。勝った記憶はない。

エピソード3。

時々レアカードコレクションを見せてくれた。

バックヤードから、昔の写真アルバムみたいな分厚いレアカード保管ホルダーを何冊も出してくれて(今思えばなんでそのコレクション職場に置いてたんだろう、単品で売ってたとか?)、小学生には強さも価値も分からないようなカードの数々を惜しみなく見せてくれた。

そんな感じで店長との交流はしばらく続いたけど、特になにか理由があったわけでもなく、店には通わなくなっていった。

さら中学に上がってからは、ライフスタイル価値観が大きく変わってMTGよりも大事ものが増えていき、ますます足が遠のいていた。

MTG自体中学2年生のころまでぼちぼち遊んではいたけど、この頃のエマーソンの記憶は全くない。

しかしたら、この時既にエマーソンという店自体がこの世からなくなっていたのかもしれない。

そして、エマーソンが完全に消えてからは当然店長との縁も途切れて、それきりとなった。

あれから20年近く経った。

今日エマーソンのことをふと思い出して懐かしくなった。

あの頃の楽しかった思い出は一生忘れないだろうし、店長もあの頃の俺たちのことを時々思い出してくれていたら嬉しく思う。

店長は今どこで何をしているんだろうか。名前は当然わからないし、顔・年齢も今となっては最早あやふやだけど、元気でいてほしい。

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