自分は子供の頃から授業中や仕事中に眠くなったり、先延ばし癖があったり、遅刻やうっかりミスが多かったり、ちょっとした事で人付き合いが上手くいかなかったりしていた。
それでも勉強はそれなりに出来たから、いわゆる社会人になって落ちこぼれたタイプなんだけどさ。
自分が子供の頃には「発達障害」なんて言葉はなくって、単に個人の個性として許されてた。
しかも親も祖父母や親戚も大体同じようなタイプで、他人の頭の中なんて分からないものだから、
正直多かれ少なかれみんなそうなのかと思ってた
どうやらそうじゃないと知ったのは、大人になってネットが普及して、さらに「発達障害」というワードが大体2006年頃からだろうか?2000年代前半はまだ全然聞かなかった気がする
で、授業中に眠くなったり遅刻や忘れ物をしたりコミュニケーションでやらかしたりするのは「発達障害」の特性であって、普通の人は全くそんな事ないらしい。何それ羨ましすぎる……人生イージーモードじゃん。
考えれば考えるほど「普通の人(=定型)」ってチートだよなあ。だって定型発達の人達って昼間眠くなったり、遅刻したり忘れ物をしたりコミュニケーションで失敗したりは一切しないんでしょ?
仕事中眠らないために全身全霊かけて過集中したり、話す相手と目を合わせるために目を逸らしたい気持ちと必死で戦ったりといった事をしないで済む訳だ。
かように恵まれた体質に生まれた定型の人達が、悩んた末にカミングアウトした発達障害の有名人に対して免罪符だの何だのと叩く様子を見てはらわたが煮え繰り返る。自分達が如何に生まれつきの体質に恵まれているのかという自覚がないのかなあ。発達障害体験VRでもあれば理解してくれるんだろうか?いや無理そう。
ていうか定型の特徴を聞くに、定型って本当に優秀な超人だよね。しかも世の中はそんな定型こそが圧倒的多数で発達障害者は少数派らしい。
眠くもならないし遅刻も忘れ物もうっかりミスもしない、コミュニケーションも常に完璧なのが定型発達者。そんな超人達がこの社会を作っているのだから、世の中もっと上手く回ってもいい筈なのでは?
優秀な定型様が社会を作っているのなら、環境問題も不景気も戦争も少子化も何もかも、あっという間に解決しそうなものなのになー。