2022-07-07

リマスターやるやん

サバイバルゲームあるいはホラーゲーム歴史を塗り替えた名作といえば、バイオハザードが挙げられると思う。

実際、自分も一番最初のやつは直撃世代で、心底堪能した。

それこそ無限ランチャー取るくらいにはやり込んだ=敵の出現パターン撃退方法をほぼ全て把握するレベルになった。

(ナイフクリアはできなかったけど)

しかしそれくらいやり込んでも、このゲームはなんだか怖さがつきまとった。

そこまで行って、この恐怖演出は本物だし、故にこれは本当に名作だと実感したのだった。

聞けばこのゲームディレクターホラー映画マニアで、それこそ映画館作品を観た日にはおおよそ先の展開が読めてしまい、実際その通りになってほくそ笑むレベルという。

(ちなみにそのシーン、隣で観ていた女子大生が飛び上がるほど驚いていたりする)

そんなディレクターが腕によりをかけた結果なのだろう。

余談だけど武器のチョイスも安っぽさや子供っぽさとは無縁な独特の納得感があって、上述の恐怖に立ち向かう良き相棒になった。

(マグナムを当初はコルト・アナコンダにするつもりが、他のスタッフが皆「パイソンパイソン」と言うもんだからパイソンになった話も含めて好き)

から、続編が出ると知ったときも本当に期待したのだが…結論から言えば大いにがっかりした。

武器コレジャナイ感もさることながら、一番の問題は「全然怖くないこと」だった。

これじゃ単なるクリーチャー殺戮ゲーじゃねえかみたいな。

でもそこは2がダメでも3で是正してくるだろうと思い直し、これまた見事に裏切られた感じ。

結局、これで自分バイオに見切りをつけてしまった。

それからかなりの時間が経ち、バイオ最近20周年?そんな続いてたのか。

そしてなんという巡り合せなのか、最近評判のVである壱百満天サロメ氏の実況で、全くノーチェックだったバイオ7(おバイオ)を見る機会を得た。

するとどうだろう。実によく出来た名作になっているではないか

それこそ、当時バイオから離脱きっかけになった恐怖演出も全く問題ないどころか、控えめに言って最高。

恐怖とそれに立ち向かうバランスが、最新の技術表現されていると感じた。

これならVillageも相当な完成度であることが予想できる。

少々話は脱線するが、ゲーム実況に定評のある他のVの7実況のアーカイブも、この機会にチェックしてみた。

エイムの湊あくあ氏、ナイフ格闘でも怯まず立ち向かう戌神ころね氏、オールマイティゲーム慣れしている白上フブキ氏と、それぞれの個性がよく引き出され、その意味でも良作であることを実感した。

そんな7をきっかけに更に調べたところ、2と3もリマスターが出たというではないか

これもハードを持ってない都合により解説動画のみの確認だが、もはや別物レベルリファインで、しっかり「怖くなった」っぽい。

なんとも嬉しい限りで、本当に素晴らしい。

表現技術進歩を上手く利用し、しっかり今風に怖くなっていて、初めて2や3を遊ぶ人にも古臭さを感じさせないと思う。

ほぼ20年越しのわだかまりが消え、年を食うのも悪くないと感じた。

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