識者の人に教えてほしい、ずっと疑問なことがある。
数十年前、日本はアメリカのいくつかの「自動車」「テレビ」生産業のシェアを奪った。
そのため貿易摩擦が起きた。
しかしアメリカは「OS」「インターネット」という新しいITという産業へのシフトに成功。
それは今も続いている。
そして今EVシフトで「自動車」も奪われるのではないかと戦々恐々としている。
ではこの米国と発展してきた国に挟まれた米国以外の先進国の「成功」とは具体的にどういった形なのだろうか?
GAFAMからシェアを奪っうのは先行者有利なインターネットにおいてかなり難しそうに感じる。
次世代のGAFAMが日本から生まれて欲しいが、あまりにも荒唐無稽に感じる。世界はずっと超大国に牽引されてきた。
だいぶ雲行きは怪しくなってきたものの、テスラに負けず自動車シェアを守る、EVシフトに成功するというビジョンは見えなくもない。
だが自動運転時代、車もまた「OS」と「スマホ」の関係と同じになり、後者の利益率が限りなく下がりそうな予感もある。
次によく例に上がるのが韓国。
資料を軽く見てみると韓国は4大財閥、サムスン(半導体・家電)、LG(家電)、現代(自動車)で50%を占める。
ここから「半導体、液晶、家電、などを高付加価値化で取り戻す」というビジョンはあまり鋭いようには感じられない。
また取り戻したとて、次は中国が立ちふさがる気がしてならない。
ヨーロッパの各国がどういった産業で成り立っているのかに関しては、全く知識がない。
日本で流通していると実感するヨーロッパ産品はドイツくらいだろうか?
と考えていくと「日本もうダメだ」という時に、じゃあ「ダメじゃない日本」の姿とはどんなものを想定しているのだろうか?
目標がないと目指すことも難しい。
なんとなく国内の好例としてイメージできるのはSONYだろうか。
テレビ等の家電が苦戦し一時の落ち込みから再起、画像センサーなど強みも出しつつ、ゲーム機など新規事業で成功し、アニメ、映画等のエンタメ産業のシェアも取れてる。