2021-12-24

認知症介護大喜利じゃねんだよ

八十六歳の祖母認知症になる。

毎日のように掛かってくる鬼電and鬼電。出れば「お前らは冷たい」「死にたい」「忙しいって言うけどそんな事よりあたしの生き死にがかかってるんだ」「ここのオーナーケアマネが結託してあたしを追い出そうとしているかあんたたちの所に行くしかない」出なければこれにプラス「誰ひとり電話に出やしない」である

大前提認知症は本人が一番苦しんでいる。不安感、孤独感に苛まれ、一人の時間は一分が一時間にも感じる程長い。正論反論される程被害妄想悪化する。何か本人の中に強い「トリガー」のようなものがあり、あらゆる感情でそこに執着してしまう。本人に自覚がある時もない時もある。OK。その上で言わせて欲しい。

○○という対応をしたら死にたいと言わなくなりました?此方から電話をかけてあげましょう?愛されていると安心させてあげましょう?○○な時は○○と言って気を逸らせてあげると機嫌が戻ります

ねーーーーーーーーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

認知症侮んじゃないわよ。アイツらボケて何も出来ず被害妄想膨らませて家族呪詛の鬼電かますだけのルーティン生活してるクセにめちゃくちゃトリッキーに揚げ足取ったり言質取ったりこちらが答えに困るクエスチョンを選んで投げてきたりする頭あるから!!!!!!!!誰にでも攻撃的なんじゃないのよ!家族を選んで罵詈雑言吐いてんの!その時点で我々がどんな対応をしても無意味なの!

私に出来ることは心を殺してウンウンソウダネソウダヨネワカッタヨと相槌を打つことだけ。話題を逸らしても無駄ループするから。その内話を逸らされている事に気が付いて発狂度が増すから。壁打ちさせてあげる事しか出来ない。私たち貴女を楽にしてあげる事は出来ない。祖母だってそれが分かっているから、一度だって愛情を抱いた事なんかない、血が繋がっているというだけの「家族」をそんなにも責めるのだから

年末の忙しい仕事帰り、祖母の家へ寄って。機嫌がよく、一生懸命作ったのだろうユリ根炊き込みご飯を持って行けと言うからおにぎりにして持って帰った。べちょべちょである。私はお米はもっと固めが好きだなあと思いながら食べる。普通に美味い。べちょべちょだけど。

ユリ根ご飯美味しかったよって、伝えたいだけだった。電話したら、そんな事はどうでもいいといつもの罵詈雑言ループだった。久しぶりにガッカリして荒い声で反論をしてしまった。その後、泣いた。

何でこんなにも何をしても無駄なんだ。認知症から病気からネットに落ちてる認知症への対応例なんかアテにならん。お腹の中でズンと重くなったユリ根ご飯もそう言ってる気がした。

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