作ったって言っても、m5stackで簡単なコードを書いただけだけど。買ってくれる人がいるなら製品にして出荷したい。
https://www.childseat-alarm.com/
ここから先は、これを作って売りたいモチベーションとかについて。
今年も暑い夏が来て、車内に子供が置き去りにされて死亡するニュースを聞くようになった。最も話題になったのは多分福岡の保育園のやつ。福岡の保育園のやつが事故だったのか事件だったのかは分からないけど、過去のニュースについて調べるとうっかり置き忘れが原因のものもあった。
ここから調べると、どうやら「赤ちゃん置き忘れ症候群」という名前がついた人間の現象があるらしい。2019年の記事だけどこんなんがあった。
https://news.yahoo.co.jp/byline/usuimafumi/20190811-00137869
赤ちゃんに限ったことじゃないけどマルチタスクでなんかやろうと思っているときに、物を忘れをすることって実際にある。出かけるついでにポストに手紙出すかーって思いつつ忘れたりとか。最近はでかけてないけど。
まあ、そんなわけで俺も子供を育てている父親の一人として当事者意識を持って既存の製品を調べてみたわけ。そしたら、海外だと販売されているけど国内だとまだ無いんだよね。海外だと、例えばChiccoってところがチャイルドシートの近くに装着するBluetoothのアラームみたいなのを出してた。
ただ販売されているのはイタリア。ちなみに、イタリアはこういうアラームの装着がすでに義務付けられているらしい。あとアメリカでもなんか売られてた。
で、更に調べるとEUでは2022年から販売される車には子供の置き去り防止アラームの装備が義務付けられるっぽいし、それに向けてか国産メーカーの車も物によってはもう装着されているものもあるっぽい。ただ、海外製品を輸入して使うのは電波法的に問題になりそうな製品だし、車を買い換える余裕は無い。何より今の車が気に入っているし。そんなわけでプログラマの端くれとしてm5stackで自作してみたというわけ。
仕組みは簡単でシガーソケットからの給電が切れたらアラームが鳴る仕組み。アラームを止めるには本体のボタンを押す必要があるので、本体をチャイルドシートの近くに置いておけばエンジンを止めたとき絶対にチャイルドシートを確認できるってわけ。これで置き去りを防げる。本当は体重センサーとかを使って子供がシートに乗っているかどうかを検知したかったけど、運転中の揺れる車内でちゃんと検知できるかどうかわからんし、何より安全性的にチャイルドシートに手を加えるのが嫌だったのでひとまず辞めておいた。子供が乗ってても乗ってなくてもシートを確認するようにしてれば大丈夫でしょうって感じで。
使い始めて数週間経つけど、とりあえず子供を車内に置き去りにする事故は起きてない。と言ってもコロナで保育園が休園になったり外出や買い物を控えているので子供を車に乗せる機会自体も少ないのだけど。自分の中でいい感じのプロトタイプが作れたなーと思ったので、製品として欲しい人がどれくらい世の中にいるのか気になってWEBページとかを用意してみた。実際に商品になるのはまだ先だと思うけど、気になる人がいるなら予約フォームから予約してもらいたいな。それなりに人がいるようなら、どうにか製品化できるように働きかけるので。