2021-05-02

ピケティサンデルの「バラモン左翼論」のうさんくささ

高学歴ばかりがリベラル政党支持」ってのは都合よく属性を切り取ってる感が強いんだよなあ。

一般先進国では若い世代になればなるほどリベラル派が増える。

若者ばかりがリベラル支持」、「左派政党はいまや若者政党になった」とも言えそうなもんだがそうは言わんよね。

もちろん大学進学率は上がっているわけだから若者高学歴が多いのでそのへんをどう加味するかもあるけど。

さらに言えば若者知識人層が左翼寄り、なんてのはもう100年以上も前からそういうもんだったろ。

なんで今更騒いでんのかよくわからん

まあ80年ごろから中道左派が再分配規模を小さくしたって指摘はそのとおりで、それが中道左派離れの原因だ

というのも同意できるんだけど、これも当時の時代背景を無視して左派弱者を見捨てたみたく言うからずるいよね。

当時はサッチャーレーガンネオリベ路線一定の支持を得ていたし、90年代に入ればソ連崩壊

社会主義は負け、資本主義勝利したのだ。なのに左派政党はまだ社会主義とか言ってんの?」という時代が去来した。

クラシックな再分配左翼が衰退するのも当然の話で、クリントンブレアシュレーダーらは立ち位置を右シフトして

新自由主義一部容認する「第三の道路線を掲げなければ支持を得られなかった。

なにより第三の道路線は当時めちゃくちゃ支持されていたことを忘れてはいけないだろう。

クリントンジョージアテネシーのような共和党の牙城州でも勝利し、ブレア結党以来最多議席を獲得、

シュレーダーも16年ぶりの政権奪還を果たした。

右も左もない超党派の支持を受けていた。そういう時代だった。

で、新自由主義容認路線リーマンショックを受け2010年代に入ったあたりで見直されてきている。

今、バイデン政権が最賃引き上げ、富裕層課税組合支援オバマケア拡大など再分配路線に舵を切ったなどと

いわれているけど、2016年クリントン時点で同様の政策公約にしていた。

https://www.hillaryclinton.com/issues/

他方、16年の勝者になったトランプ政権がやったのは富裕層減税に規制緩和オバマケア潰し(マケイン穏健派抵抗で失敗)だった。

バラモン左翼なんてのは2010年代前半までの話で、それ以降はクラシックな再分配重視左翼回帰してんだろって話。

16年のアメリカのように「バラモン左翼」の印象論が、トランプのような極右ネオリベ政権誕生アシストするからやっかいなんだよねー。

ピケティサンデル自分の言説が、ネオリベ右翼左派攻撃する道具として都合よく利用されてしまっていることをどう考えているのやら。

  • そんなの関係ないじゃん 所詮この世は弱肉強食 強ければ生き弱ければ死ぬ

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