ゲーム作品を実況やプレイ動画を見てストーリーを把握する、というのが自分の中での定義だ。実況、プレイ動画というのはすっかり当たり前のコンテンツとして動画投稿サイトにある。
私はゲームジャンルに腰を据えて絵を描いたり同人誌を出したりしているオタクだ。上記の動画についてもやもやしているとは言ったが、私自身実況もプレイ動画も見たりはする。動画について文句がある訳ではなく、それを見た一部の人間についてあれこれ言いたいわけである。
ただこれは私自身の意見なので、他の人がどう思っているのかは知らないし、異論があると思っている。前置きはこの辺りにして。
私はゲーム作品の動画を見てストーリーを把握し、好きになり、動画履修です!ゲーム作品をプレイせず堂々と発言して二次創作をするオタクが苦手だ。
ゲーム作品は買ってプレイしてなんぼだ。動画を見て、自分もやりたい!と自らプレイするのは良い事だと思う。実際、数多のゲーム会社が実況に許可を出したりしているのは、一部のそういった人に届いて遊んでくれる広告の為、と私は勝手に解釈している。
でも、自分で遊びたいと考える前に満足してしまう人々は絶対存在する。そして、遊ばないまま満足した上で二次創作に手を出す人を何人も見てきた。同人誌を出す人も買う人も何人も見てきた。
えっ?
自分の手で遊ばずに、自分の体でストーリーを追体験せずに、隠し要素や細かいテキストを探さずに二次創作するの?
そう思うのは、まずお金の面での話。
ゲーム作品を買ってもないのに同人誌を出すの?売るの?買うの?同人グッズも作って売るの?買うの?
そのジャンルを実際に自分の手で遊ぶことは苦手だけどストーリーが好き、キャラが好き、世界観が好きという理由で書いたり描いたりするのはあると思う。人には得手不得手がある。
でも、それでも、ゲームのパッケージを買うとか公式のグッズを買うとか、資料を買うとか、そういうことで好きになったお礼として、作品にお金を出すことは大事ではないのか?
他人のコントローラーと画面で遊んだ気になる、という感覚が私には分からない。自分の手でコントローラーを握って、ボタンを押して、スティックを倒してキャラクターを動かし、自分の手で攻略し、感動のエンディングを迎えた方がその作品に対しての思い入れも強くなるんじゃないだろうか。
動画を見て終わり、はもったいない。私もいくつか動画でストーリーを見きってしまった作品はあるが、見た後に自分で買ってあそび、既に知っているストーリーなのに感動で涙を流したことは何度もあった。
そういう理由で、ゲーム作品を遊ばずに熱く語ったり好きという気持ちを文や絵に投影したり、本を作って頒布したりする人をあまり好きになれない。だって、自分でゲーム作品を体験してないから。
動画で済ませた程度の愛の熱量なんてそんなもんなんだ、どうせすぐ飽きるんだろうな。
と、ゲーム大好きな私はそう思うわけだ。
まそんなことここ吐き出したところで、動画履修済みです!と堂々と発言する人は居なくならないけれど。発言してる人をよく思わない面倒なオタクもいるよってことで。爪痕を残しておく。おわり。
最初の二行で突っ込みどころがなあ
原作愛(笑)
そうだね