現行の同性制度でも選択的夫婦別姓制度でもどちらにもメリット・デメリットあるし、世の中の多くの人が望む方に合わせればそれで良くない?
法制度やコストの面で現実的ではないけど、分かりやすく国民投票で決められたらそれが一番理想的だわ。
なんていうか夫婦別姓賛成派の意見も反対派の意見も、単純な数で見た民意を覆して”必ずしもそうでなくてはならない”って言えるほどの『正しさ』に依拠する意見には感じないんだよなー。
反対派の言う家制度だとか分かりやすさだとかアイデンティティだとかも、仮に賛成派が多い世の中だったらその多くの人の意見を押さえつけてまで守らなきゃいけないモノだとは思わない。
逆に、賛成派の言う、苗字変更の手間だとか圧倒的な女性の変更率の高さだとかも、究極的には夫婦で話し合って、変えるのが嫌なら自分の苗字を守り抜けば良いんだから、仮に反対派が多い世の中だったら自分の我儘に社会をつき合わせるなよとしか感じない。
どっちが便利で気持ちが良いかなー? くらいの話題に対して、さもどちらかの意見だけが絶対的に正しくてそれに反する考えは『悪』とでも言うようなテンションで議論(笑)とかしてる人たち見るとアホくせーって思っちゃうんだよね。
自分の考える理想的な制度の良さを説いて、自陣の意見への賛同者を増やそうとするくらいのノリなら良いと思うけど。
ただ、俺のうろ覚えの記憶だと、条件付き賛成みたい意見も多かった覚えがあるし、細かいルール次第では賛否の傾きも変わりそうだけど。
ただその理由も、俺は漫画も小説もアニメも映画も好きで、そういうフィクションにおいて苗字って言うのはけっこう重要なファクターになることが多いから家族での苗字統一制度はなくならないでほしいなーって思うからってだけだ。
「違う苗字のキャラが実は両親の離婚で苗字が変わっていただけで本当は兄弟だったんだ!」なんて展開や、「奴らは○○の一族……」みたいな設定も、家族の別姓がまかり通ったら弱くなっちゃうじゃない?
こんな完全に好みのレベルの意見に論理に基づく正しさがないのは明らかだ。
でも所詮、夫婦別姓問題自体が好みの問題だと思っているから、俺は世論調査で聞かれたら躊躇いなく反対と答えるし、もしも投票で制度を決められるなら堂々と反対票を投じる。
一方で、世の中の多数が夫婦別姓を望むのなら、往生際悪く自分の我儘でしかない反対意見を通そうなんて風には考えない。
この程度の問題、今を生きる人々の好みで決めちゃって良いと思うんだけどなー。