神経質な性格で、常々生きるのがつらいと感じていました。
自分の能力でこれからの時代を、私の寿命が尽きるまで生きていけるのか。
なんで科学はこんなに発展しているのに、あくせく働いて苦しまなければならないのか。
他人と比較してしまう人間の性質を引き剥がし、自分の軸を持って幸福になれるのか。
不安はたくさんありました。
負けてばっかりいても仕方ないから勝って、それから楽をしよう。
そんなことを思って日々を過ごしました。
少しずつ仕事のコツがわかってきたこともあり、給料はどんどん上がっていきました。
年収1000万円を超えると生活の些細な苦労をお金で撃退することができました。
他のことに思考を費やすことができ、お金を稼ぐコツも僅かながら理解できるようになりました。
会社を退職し、縁のあった企業いくつかと契約して働くようになり、時間的な自由も手に入れました。
お金と時間に余裕ができたので、身だしなみなんかにも気を使うようになりました。
そしたら多くの女性が私を受け入れてくれるようになりました。
私は、たくさんの女性を抱きました。
心の根っこの部分は昔と変わらない。たとえ高年収でも生きるのはつらい。
そんな意志が全く無いのにマウンティングと批判されるのは心外でした。
いつの間にか私は、自覚のないままに、強者になっていたのです。
年収1000万こえごときでモテるようになったとかいう妄想痛々しい。