2020-08-12

在宅勤務後のラタトゥイユ地獄

在宅勤務は終わって地獄のような満員電車の日々が戻ってきたが、料理の習慣は残った。

それまで外食中心の生活だったのに、飲食店営業自粛と在宅勤務が合わさって、少しずつ自分料理をするようになった。

ラーメンからはじめて、失敗を重ねながらやってきたが、まあまあ自分好みの食事が作れるようになってきたと思っている。

最初自己流でやっていたのも、レシピを見ながら作ればそれっぽいものができることに気づいた。

なかでも気に入っているのは、ネットレシピサイトで見かけた料理を作ってみることだ。そこでは思わぬ料理出会うこともある。

サイトを見ているうちに、自分でもフランス料理っぽいもの作ってみたくなって、ラタトゥイユというものを週末に作ることにした。


業務スーパー材料を買ってきて、パプリカとかズッキーニとか、それまで手に取ったこともない野菜まな板ザクザク切っていくのは結構楽しい

レシピではトマトソースを入れると書いてあったが、よくわからなかったのでトマトジュースを買ってきた。あまり差はないだろうと思い、2缶投入。ベーコンを入れるらしいが、業務スーパーで売っているような大きいのを買っても余してしまうだろうと思って、色が似ている魚肉ソーセージを買ってきて、ぶつ切りにして投入。

部屋が暑くなるのを我慢して1時間ほど鍋で煮こんで、味見をしたが、いまいちコクが足りない。こういう場合はコクのある調味料必要だろうと判断し、ラーメン用に買ってあった味覇を投入すると、それっぽい味になってきた気がする。火を止めて、冷めるのが待ち遠しい。さすがに鍋ごと冷蔵庫には入らないので、半日ぐらい部屋の中に放置して出かけた。

帰宅してからよそって食べると、トマトの酸っぱい味の中にあきらかに味覇の味がして、これがフランス伝統の味かと思った。


これで自分レシピを作ったレポートが書けるなと思って、ネットを見ていたら、なんだか頭痛がしてきた。

風邪でも引いたかと思って少し横になると、腕に変な鳥肌が立って、吐き気がする。

時間がたつにつれて吐き気が収まるだろうと思ってそのまま寝ることにしたが、夜中に目を覚まして結局吐いた。

自分で作ったものであたったのははじめてだった。月曜には会社を休んで朝から近所の内科に行くと、夏は本当によくあるんですよ、とドクターに言われた。食べ物が傷んでいた可能性もあるが、それよりもむしろ、手からなんらかの細菌が口に入って中毒を起こした可能性があるとのこと。

それ以来、自分で作ったものや火を通していないものがまったく信用できなくなって、食べること自体が恐ろしくなってしまった。また涼しくなってきたら自炊に挑戦する気が起きるだろうか。

  • 料理が痛むのは基本的に常温の時やからすぐ冷ます、すぐ温めるが基本やで

  • 泉鏡花チック。手のひらを事前に湯煎して

  • ばっかモーン!! アレンジ厨は滅せよ!!

  • ラタトゥイユは野菜以外の水分を加えてはいけないという大前提からやり直し あんな簡単な料理ねーのに一生冷凍餃子に文句言うなよ

  • 食中毒云々より前に魚肉ソーセージ+味覇+トマトジュースでパプリカとズッキーニを煮るって時点で気持ち悪なったわ…

  • 違う。それはトマトがすっぱいんじゃないよ……。

  • あたまわるそう

  • ・専門知識もないのに「差はないだろう」 ・食材を色で判断して代替品とする ・中華料理に使用される調味料を使用して明らかに中華調味料の味がして「これがフランスの味かぁ」とジ...

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