先週、知り合いがアンソロジーの参加者を公募形式で募集しているのに気づいた。
好奇心旺盛な自分は、このような企画モノも賑やかで大好きだ。主催が知り合いという事もあるし、内容も興味あるものだった。
「へえいいね面白そう、どうしようかな」という事を何気なく呟くと、知らない人からリプライが通知が届く。
『やろうかなと思ったことはやらないと人生経験が積めない、飛び込まないと人生損しますよ!』
首を傾げた。この説教じみたクソリプを送ってくる人間は一体誰だろう。アンソロジーの他の参加者かな?とホームのプロフィールを確認する。
ROM専。
アンソロジーの参加者どころか、もしかして絵描き、創る側の同人者ですらない!?
そんなまさかな、メディア欄に何か創ったものあるだろと見るがそんなものはなく、代わりにアニメスクショ等著作権リテラシーが明らかに低い感じの光景が広がっていた。
えっ?もしかして自分創る側の世界に飛び込んですらいない人に、飛び込めとか言われたの?
いやリアルの世界ではいろいろ飛び込んでる人なのかもしれないけど。やろうと思わなかったから飛び込まなかっただけかもしれないけど。
でも何故この人に説教されなければいけないのかと。久々に「カッとなる」という感情を覚える。衝動的にブロックしそうになる手を抑えた。
少し深呼吸をして、何故この人がこんなクソリプを送ってきたのかを考えた。
インターネットの世界は、すごい人ばかりが評価され、すごい人ばかりが皆に求められる、そんな所だと思う。
一方で人から見て価値がない人間はフォローされない。相手にされない。そういう世界だ。
同人創作の世界においては価値とは「すごいものを創る」「すごいものをいっぱい紹介する」が分かりやすく最たる例だと思う。
そうでないただのROM専の価値は市場において極めて少ない。実際その人のフォロワーも5人ぐらいだった。
絵師は絵師としか繋がらないというが、絵師にとって絵師は価値があるからフォローするというだけの話。
だからその人は、あろうことか「人間性」で勝負しようなどと考えてしまったのではないだろうか。
さすが!いいことを言う!人間的に素敵な人!という方向性を武器にしようとしてしまったのではないだろうか。失敗してるけど。
でも人間性マウントなんて余程じゃないと通用しない。そんな事より創る側の世界に飛び込んでみたらいかがだろうか。
……とは流石に言えなかった。もうすぐ1週間が経つが、追撃は今のところない。アンソロジーには参加することにした。
❅🐉💩
「ROM専」は重言ダッツってんだろ!
ROM専って言葉、ネットで発言しない人じゃないの? 誰かにリプした時点でもうROM専じゃないと思うんだけど
ROM専はコメントをしないという意味なのでそれは説教専だな