2020-04-14

シェアハウスパンデミック対応していないので住んではいけません

シェアハウスのなかでもかなり家賃賃貸契約ではなく、部屋という物品を使用するというグレーな契約内容なので、使用料と呼ばれている)が安い方の物件に何年か暮らしてきたのだが、最近はもう限界だ。緊急事態宣言が発令される前のあたりからハウス内でCOVID-19の集団感染が発生するのではないかという懸念が高まっていて、部屋の中にいても恐ろしくて仕方がない。

シェアハウス玄関のドアはもちろん、キッチンゴミ箱トイレバスルームをすべて他の入居者と共有しているので、だれかが新型コロナウイルス感染したままシェアハウス内で普通に生活しただけで接触感染により集団感染が発生する条件が整ってしまう。

ドアノブや洗面台の蛇口を直接手で触れないように、それでも使用後にはすぐ石鹸で手を洗うようにしていたら、自室を出るたびに何度も何度も繰り返し手を洗わざるを得ないので、疲れ果ててしまった。同じ階の誰かが部屋で咳をしているのが聞こえるたびに背筋が寒くなる。

そうした状況なので、入居者の誰もがお互いを感染者ではないかという疑いの目で見て、雰囲気殺伐としてている。

緊急事態宣言が発令されてから管理会社経営者が入居者に一斉メールを送ってきた。各フロアで窓を開け放て、マスクしろなど、その場しのぎの感染対策らしきものがつづられており、ともにこの難局を乗り切っていきましょうみたいな決意の言葉メールは締めくくられていたが、感染者が確認された段階で、集団感染を防ぐための手段感染した場合提供されるサポートについてはまったく言及がなかった。

仮にシェアハウス内で集団感染が発生し、そのことを知らされないまま入居者が生命危険さらされ、あるいは仕事を失ったとしたら、危険を知らせなかった管理会社善管注意義務違反で入居者から集団訴訟でも発生しかねない事態だと思うのだが、管理会社も生き残りがかかっているためか、何も言おうとしない。

みなさん、シェアハウスパンデミック対応していないので、いくら家賃が安いからといって、どんなに便利なところにあるからといって、住んではいけません。死の危険さらされます。それは家賃の安さに全く見合わないものです。家賃が安いからといって河沿いのアパート暮らしている人が、台風が来て浸水のために避難するべきかどうか、悩むのとそっくりなことが起こります

  • シリコンバレーと呼ばれる辺りは家賃がちょっと信じられないほどに高くて、シェアするのが普通だと聞いていた。なので今回(他所から来ている人も多いだろうが地元に帰れる状況で...

  • シンガポールはこれまでコロナウイルスの封じ込め作戦で成功していたのに、最近になって急に新規感染者が増えている。その内訳の大半は、移民労働者向けの密集したドミトリーに住...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん