シンガポールはこれまでコロナウイルスの封じ込め作戦で成功していたのに、最近になって急に新規感染者が増えている。その内訳の大半は、移民労働者向けの密集したドミトリーに住んでいた人らしい。
日本でもこの手の出来事は対岸の火事とはいえなくて、特に都市部のシェアハウスで暮している人たちがさらされているリスクは、このシンガポールの移民労働者とどれだけ違うかわからない。
シェアハウスの中でも一番安いのは個室ではなくて、狭い部屋に2段ベッドを何台も入れてカーテンで仕切りをつけただけのドミトリーがふつうだ。シェアハウスのなかのあらゆる設備を共用していることによる接触感染リスクに加えて、ドミトリーで暮している人たちはお互いに距離が近すぎるので、飛沫感染あるいはエアロゾル感染から身を守ることができない。
シェアハウスの運営会社は自分たちの運営する施設で集団感染が発生したら終わりだと思っているので、仮にそのようなことが起こっても公表したがらないだろう。かといって、もともと安い利用料で暮している人たちのためにそれほど徹底した感染防御策を取るだけのコストをかけたくない、かけられないという事情がある。
また、都市部で安いところに住んでいる人はさまざまな事情を抱えた人が多いので、適切に身を守る手段を知らなかったり、少しぐらい体調が悪くても電車に乗って仕事に行かなくてはならない場合が少なくないと思う。
これまでクラスター感染が起こるときに家庭内での感染が語られることが多かったが、東京をはじめとする都市部の、一般家庭よりも衛生状態が悪いシェアハウスでどれだけクラスター感染のリスクがあるか、自治体で考慮した人たちはいるだろうか。
シェアハウスのなかでもかなり家賃(賃貸契約ではなく、部屋という物品を使用するというグレーな契約内容なので、使用料と呼ばれている)が安い方の物件に何年か暮らしてきたのだ...
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日本は三密禁止でやってるから。 心配ありがとな!
シリコンバレーと呼ばれる辺りは家賃がちょっと信じられないほどに高くて、シェアするのが普通だと聞いていた。なので今回(他所から来ている人も多いだろうが地元に帰れる状況で...