2019-12-04

80歳で死ななきゃいけない世界

80歳になったら死なないといけない法律のある世界

もちろん安楽死

80の誕生日に専用の施設に行って死ぬ

もちろん病気とか事故で80歳になる前に死ぬはいるけど

この制度ができてから人生設計もしやすいと好評

80以降に病気になって苦しみながら死ぬ事も無いし

死ぬ日時がわかってるから遺産の事なんかも心置きなく前もって話し合いできる

認知症介護なんかも終わりがちゃんと設定されてるので親族の色んな負担も軽減された

あとは、そうだな、

高齢者自動車事故なんてのも減ったのかも

もちろん年金問題も軽減

最期の時を迎える専用施設は豪華客船みたいな感じ

高級旅館風の所もある

そこで1日〜1週間ほど最期時間を一緒に過ごすの

大抵の企業が慶弔休暇として1〜7日程度で設定してる

施設アミューズメントパークみたいになってる

食事もおいしい

この施設宿泊ができて一応有料なんだけど一親等は格安で二親等もかなり割安で利用できる

から大抵の人が慶弔休暇をとってバカンス気分で来るみたい

知人も宿泊はできないけど入場はできる

写真スタジオもあってセットなんかが色々と充実してる

最後にばーちゃんじーちゃん写真撮るの

大きなスクリーンのある映画館みたいな所で思い出の映像を流したり(本格的な映画みたいにするのが流行ってる)

写真映像は本当鉄板映像の後には大抵主役への手紙とかを読む

結婚式みたいだよね

逆に主役のじーちゃんばーちゃんが何か特技を披露したりってのもある

有名なアーティストとかだとライヴをしたりその様子をテレビ放送したりもしてる

そんな感じ

この制度ができた当初はやっぱり賛否両論あったけど、もう浸透してここに来るのを楽しみにしてる老人も多い

人生最後の晴れ舞台から

初めは親族が主役をもてなす感じが主流だったけど、最近は主役のじーちゃんばーちゃん

会場選びとかお別れ映画シナリオ考えたりするのが多いみたい

こういうの好きな人会社定年になった頃からコツコツアイデアを温めたりしてるんだって

最期安楽死の時は親族だけで看取る感じ

そんで手短に形だけ葬式しておわり

親族はもちろん最後いるけど、知人とかは大抵お別れ映画みて主役と挨拶したら帰る感じ

やっぱりみんなボロボロ泣くけどあんまり湿っぽい感じじゃない

悲しいってより今までありがとうって感じかな

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