私は現在の安倍政権とは、自身の考えが合わないので支持しないのだが、
政権与党である安倍政権が、仮に消費税を15%にしたり、憲法改正しても、
選挙を通した国民による支持がされている限り、それは仕方のないこと(=自分と考えは違うは受け入れざるを得ないこと)だと思っている。
そのため、消費税を15%や憲法改正が起こっても、デモに参加するつもりもない。
自分は日本の中でマイノリティなんだな、残念だなと思うだけである。
それくらい、問題があるとはいえ、私は選挙による国会議員選定のプロセスを大切に思っている。
一方で、公文書の捏造や破棄、公職選挙法の違反は明確に悪である。
たかが数億円程度の悪事、国全体の予算の中では、ほんの細事であり、こんなことで国会が空転するのはいかがなものか、
などと嘯く人たちが理解できない。
あぁ、そうかもしれない。
あぁ、そうかもしれない。
たとえ安倍総理が日本にとって替えが効かない唯一無二の政治家であったとしても、
それは憲法改正賛成・反対だとか、英語民間試験の導入への賛成・反対だとかといった
ゴーン元社長が日産を立て直したという事実は否定できないし、むしろゴーン氏の功績の方が大きかったであろう。
もちろん内部クーデターといった説も飛び交う通り、いろんな人たちの様々な意図があったのだろう。
しかし、どんな足の引っ張り合いがあったにせよ、
ゴーン氏の私的流用の事実があり、逮捕が妥当であるかどうかは議論の余地があるとはいえ、
この段階で、これは内部クーデターだ、ゴーン氏の替えとなる人材はいない、会長に居座るべきと擁護することは空虚である。
もう一度言おう。
安倍総理が日本にとって替えが効かない唯一無二の政治家であり、
安倍総理を失うことによって、日本の社会が100年遅れるとしても、