技術者畑から、使われる側では未来がないと感じ独立創業した小さな会社の社長だ
業種の性格上、儲かる時期とそうでない時期がある
儲かる時期、頑張ってた社員にそれに報いて給与や賞与をアップすると、儲かっていない時期に会社が回らない。
儲かってない時期を見越して人件費を抑えていると、努力に対して報われないと社員のモチベーションが下がる。
一度上げた社員の給料は減らせない、でも稼ぐ能力は落ちることがある。
会社で研修もするし外部講師を雇ったりもする、適性に応じて配置変換もする。
それでも稼げない人は出る。
学生時代にすべての学生が成績を上げ続けることができないように、ほとんどの社員は能力を上げ続けることはできない。
そして、能力に応じて昇給を止めたりボーナスを前年より減らすと、モチベーションが落ち、能力が落ちる。
しかし基本給は減らせない。
人には分相応というものがある。
一度社員を雇ったら昇給し続けなければならない、すると利益を増やさなければならない
利益を増やすには人を雇わねばいけない、するともっと稼がねばならない
そうして倒壊するまで肥え続けなければならない
ああ、いい手段があった、
新人が辞めていく。
仕事の内容はホームページでも会社説明でもパンフレットでも会社見学でも説明している
それでも伝わらない、何故ならば彼らは20社も30社も40社もエントリーしなくてはならなくて、
景気は悪くなっていく