惨めに「見える」?
惨めを「実感してる」?
私は後者だけど。
そこに、主人公の新しい上司としてバリキャリ女の如月部長ってキャラが出てくんのね。
40歳に行くか行かないかくらい…だと思う。特に言及されてないけど多分、独身。
キャリアアップ面接のときに「近々結婚するつもりなので、出世欲はない」と発言した主人公
(本人的には産休やら育休やらが発生する可能性があるから、出張や残業が必須な総合職は難しい、
時間が定まってる今の事務職を続けたい、という意図があっての発言)に、イラッとする。
「ああいう女大嫌い」「ああいうのがいるから“女の仕事は云々”って言われる」って喫煙所で
同期の男性相手に愚痴って…翌日から、主人公をとっても分かりやすくいびる。
最終的にはつまんないことでプチ失脚して、主人公とは特に分かり合うこともなく、表向きは本社へ
栄転…という形で退場してゆくんだけど、彼女がレストランでおひとりさまディナーをしているときに
ふと周りを…家族連れ、恋人同士…自分以外のテーブルはみんな笑顔満開で楽しそうに時間を過ごして
いる様子を…見て、一瞬だけ複雑な表情を見せるシーンがある。
その後…彼女は店員さんにいいワインをグラスでオーダーしてひとくち飲んで「何を幸せと思うかは
本人の自由だ」みたいなモノローグを背景にグラスを掲げて「おいしい!」とひとりごちて笑う。
私は…このシーンに完全に打ちのめされましたよ…それまでは、主人公と一回り年下の大学生彼氏の
私のリアルは如月部長サイドにしかなくて、だけど、私は仕事に生きる気もなくて…部長と同じ場面
同じ心境に陥ったら「お会計お願いします」ってその場から逃げる選択しか浮かばなかった。
そう、年を取って独身って惨めなんです。
少なくとも私にとっては。
年取って独身って惨めなんだよね。 加齢とともに卑屈にもなるし、年齢相応の年のとり方出来ないし、どんどん腫れ物になる。 まぁその人の自由だし、尊重するけど、避けて通る。
惨めに「見える」? 惨めを「実感してる」? 私は後者だけど。 昨日「きょうは会社休みます」ってマンガ読んでさ。 そこに、主人公の新しい上司としてバリキャリ女の如月部長って...