「国立大学の運営費交付金を法人化する前のレベルに戻してあげてください。そのためには競争的な教育研究開発プロジェクトが無くなっても構いません。」と国民の皆様が声高に叫ぶことで、その他大勢の凡庸な大学教職員の環境は若干改善するかも知れないが、トップレベル研究者の国外脱出はますます進み、目立つところの国際競争には負け続けるだろう。で、官僚も議員も目立つところで勝たないとメンツが立たないと思っているタイプの人種なので、50番手100番手の集団がちょいと順位を上げることを評価しない。というか多分それを評価する手段、もしくは、ナントカガク的に裏打ちされた、良い感じに計算すると少々の投資で日本の順位がジャンプアップする計算方法とか、そういうのを持ってないんだろう。
既にいろいろな先生方がいろいろな評価尺度で議論をして分からせたがっているが、しかし分かってほしい相手ってのは結局縦軸か横軸がカネのグラフにしか興味を持たんし理解もしないんじゃないの? A4横2~3枚くらいの量でさ。っていう諦観。
競争的資金の原資に当てることができる、科学振興納税とかいうシステムは出来ないもんなのかな。めっちゃリターンの良い返礼品つけまくってさ。ていうかそれだと多分大学教職員が率先して納税しちゃうかな。それもいいな。大手私大教員の節税対策で国立大が潤う。最高じゃないか。まあカネがループするから何かしら条件がつくんだろうけどさ。