やめようやめようと思ってずっとやめられなかったけどとうとうやめた。
この箱を吸い終わったらなんて遅い。やめたいと思ったならすぐに行動するほうがいいに決まってる。
思い入れのあるジッポも捨てた。
火をつける道具を持ち歩くことができれば、タバコさえ買えばまた吸えてしまう。だから捨てた。家事で困ったらその時あらためて買えばいい。なんとかなる。
「今、タバコをやめたいという気持ちは100%自分の本心であり、自分の決断だ。これをあとで覆すようなことがあれば今の自分は死んでしまったことと一緒だ。今の自分を殺したくなければやめたいという気持ちを覆してはならない。」
そうして追い込んだ気持ちを忘れないように「自分に負けてもいいのか?」という一言落とし込んで、タバコを吸いたいと思ったときに自分に問いかけるようにした。
これは効果的だった。タバコを吸いたい気持ちが盛り上がってきたときも、たった一言で自分をねじ伏せることができた。
そうしてタバコを吸いたくなった時、今たばこを買ったら支払いができなくなると自分を追い込んだ。
そのかわりに、せっかく買った高価なマシンから作られるコーヒーの香りをできるだけ時間をかけて楽しむことにした。
やめて数週間もすると、目覚めが全然変わってきたことがわかった。
口の中のねとつきもないし、目覚めの変な頭痛もなかった。
こうして毎日がすっきりと目覚められることがかけがえのないありがたさだとあえて大げさに感謝として自分に言い聞かせ、それを失いたくなければ二度とタバコなんかに手を出すなと自分を追い込んだ。
やめてから数ヶ月後、お酒が入ってしまった時にどうしても吸いたくなって知人にもらったりしたこともあった。
確かに少し落ち着いたような気もしたが、味は全然美味しく感じなかったし、何より翌朝の身体の重さが苦痛だった。
それによって、次に吸いたい気持ちが盛り上がってきても、その時の後悔を思い出して我慢できるようになった。
実は、こうしてタバコをやめたのはすでに10年以上も前のことである。
今ではタバコの臭いには嫌悪感しかないし、吸いたいだなんて気持ちは微塵も湧いてこないようになった。
ただ、やめて数年の間は、タバコの臭いがいい匂いだと感じていたのは事実だ。
それがいい匂いだと感じなくなって、さらに嫌悪感に変わるまでは8年以上かかったかもしれない。
思ったよりも時間はかかったが、もう今なら胸を張ってやめたと言っても認めてもらえるだろうか。
タバコを辞めたのをきっかけに、他にも色々と生活を変えることができた。
メカニズムは同じ。
やめたいと思う気持ちがあれば、それを最大限に掘り下げて自分を追い込み、欲との戦いではなく、自分の決断との戦いに置き換える。
そのかわりに、我慢できたときは別のご褒美を用意して自分を褒める。
その後得られた生活上の恩恵は日々大げさに感謝して、もし欲に流されてしまったときは強い後悔として言い聞かせた。
なぜなら、そこには満たされない欲求だけが残ることになるからだ。
ならば別に満たすことのできる欲を用意してアドレナリンを飼いならすことができれば、ストレスとの戦いを最小限に習慣を変えることができるはずだ。
こういう自分へのおまじないができる人が羨ましい 俺は積極的に何かするタイプの生活改善はできるけど、何かをやめるとか制限する類いの習慣づけが全然できない
ゴミ屋敷画像でも見て反省すればいいんじゃね?
掃除は別に一日一回やる気出せばできるから余裕だよ タバコは元々吸ってないけど俺の場合は食事制限がすごい苦手、24時間やる気ださないとできないじゃん
すごいな、えらいよ 俺は自力ではとうとう無理で禁煙治療でやめることができたよ 今で7年目 自力で辞めれなかったからマジのガチで尊敬するよ