昨年末をもって活動を休止したシンガーソングライターがいる。
最初に不信を持ったのは、ファンクラブの申し込みをしたときだった。
HPで必要情報を入力して、年会費を振り込んだ筈なのに、いつまでたっても入金確認メールがこなかった。何か不手際が起こったのだろうか?と思い、明細書を添付の上で問い合わせのメールを送った。しかし返信はなく、入金から早くも一か月が経とうとしていた。
やきもきしていた所に同じアーティストのファンの人から「Twitterのアカウントの方に問い合わせると返事が早くもらえる」との情報を貰い、TwitterのDMから同じ文面を送った。すると返事があり、入会手続きに遅れが出ている為、案内ができていない、今週中には確認の案内が出来るとのことだった。丁度その時期は〇周年を記念したライブが開催された後であり、多くの人が来ていたので自分と同じようにファンクラブの申し込みをした人がいたのかもしれないと思い、気長に待つことにした。結局入金確認のメールが来たのはその返事から数週間後のことで、会員証が手元に届いた頃には季節が変わっていた。
その後もわだかまりを抱えながらも、そのアーティストが好きだったのでライブに行ったり、グッズを購入したりしていた。でも、そうする間にも不満はどうしても出てしまった。
ある時、アーティストが新曲をCDで発売してくれることになった。
販売方法は二通り。ファンクラブ会員限定販売、もしくは事務所の主催するライブでの物販販売のみだった。ちょっと待ってくれと思った。ただでさえ会員手続きが遅延している中で、ファンクラブ限定販売とはどういうことなのか。また、ライブでの物販販売も思うところはあったものの、歌詞を知るためにはCDを買う以外に方法がなかったので、ライブ終わりにCDを購入することにした。
またある時。いつまでたっても会員規約に書かれている年一回のファンクラブイベントが行われなかった中、ようやくクリスマスに昼と夜でミニライブが行われることが発表された。一か月前のことだった。
疑問を抱えながらも、当分はワンマンライブがないだろうと思っている中、年が明けてから届いた手紙の中には、年賀状とファンクラブ活動がその年をもって終了する知らせが入っていた。その月の末には、5か月にわたって計8回のライブか行われることが告知された。嫌な予感しかしなかった。
案の定、その予想は当たることになり。夏の最後のライブをもって活動休止をする旨が発表された。でも、終わるはずだったライブの後に、新たなライブがどんどん追加された。事務所主催のライブ、かつてのロケ地でのライブ…活動休止がどんどん延期していった。そして、最後のライブは、社長の地元でライブがやりたいといって、そこで行われることになった。そして、夏の最後の夜に活動が、休止となった。
その後はライブラッシュのDVDを待っていたのだが、発売の延期が決定した。それと同時に別のライブのDVDの発売が決定し、またそのDVDも発売延期が決まった。その後、更に別のライブのDVD販売も決まった。どうせまた延期するのだろうなと思っている中、社長のTwitterにこんな発言があった。
あきれ果ててしまった。何のためのライブラッシュだったのだろうか。終わったはずのファンクラブの会報誌はまだ来ない、誕生日カードも一切来ない。DVDは延期して当たり前。でも次のライブがしたい。延期が決定しても、手続きが延滞しても社長は何も言わない。指摘をされても知らん顔。理想論ばかりを語り、事務所の別のアーティストのプロデュースは上手くいかず、ファン獲得もうまくいっていない。何時だってそのアーティストに頼りっぱなしだった。
でも、そのアーティストが好きで、その事務所に不満を抱きながらもそれに合わせてしまっている自分がいる。嫌ならやめればいい。わかってはいても、そのアーティストのことが好きだから、合わせるしかないのだ。
だから、このブログに愚痴を書いた。どうせこの先も、あの社長はファンのこういった部分に甘えて運営を続けていくのだろう。いっそのこと、そのアーティストが別の事務所に移籍してくれたらいいのにと思う。現にできるだろう。その人なら。でもしない。だからこうして不満をためながら、活動再開を待ちながらも、社長の一言で活動再開なんてしてほしくないと矛盾したことを思っている。この事務所が、体制が、社長が嫌いだ。