タイトル通り、逃げたくなるのに(何度も逃げているのに)それでも何かを書きたくなるからつらつらと吐き捨てていく。
始めて世に文章を放流したのは中学生の頃だった。「二次創作」という言葉の意味もよく分からないまま、某巨大掲示板のリレー小説に参加した。好きな作品が題材だからめちゃめちゃ楽しかった。
しかし何回か参加したが、残念ながらどれも完結しなかった。リレー形式は難しい。匿名掲示板だと荒れることもあるからさらに難しい。ほぼ一人で回すようになってしまって、モチベーションが低下して離れてしまったこともあった。
じゃあ最初から一人でなら大丈夫かと思ったのに、一人でも無理だった。
始めて本を出したのは大学生の頃だった。Twitterアカウントを作り、Pixivアカウントを作り、サークル参加をして本を出した。
「素敵な話をありがとうございます」「あなたの文章が大好きです」「続きを楽しみにしています」と言ってもらえたのに、参加したイベントでいの一番に買いに来てくれる方がいたのに、しばらくして連載していた作品を完結させないままアカウントを削除し活動をやめた。
原因は、人との関わりの中で傷つくことがあったからだ。
先述した通り、多くの人が暖かい言葉をくれた。心無いことを言う人はごく一部だけだった。そのごく一部のために「もう嫌だ」と思ってしまった。比較的仲が良かったはずの人にネットに投稿していた話をパクられた挙句その人の話の踏み台にされたが、そんなことをするのはもちろんその人だけだった。
数回オフ会にも参加したのに、何度も顔をあわせて本を読んでくれていた人たちにも何の説明もしないままただ逃げ出してしまった。
もうやめようと思ったくせに、マイナーだけどドハマりした作品に出会って、新しいTwitterアカウントでひっそりと楽しんでいる。そして懲りずに文章を書き始めた。さらに本を出したいと考え始めた。
また知っている人に裏切られたら怖いと思うのに、誰かと語り合いたい欲求が強くなってきて、勇気を出して話しかけるかの瀬戸際にいる。もし万が一前のジャンルの人と顔を合わせることになったら、なんと言っていいのかもわからないコミュ障なのに。
マイナージャンル、Pixivはやっていない、かつ誰とも交流してない状況で本を出してもまず手にすら取ってもらえないと冷静な自分は思うが、本という形で残したいとも願う。
こうして何も考えずつらつらと書くことすら楽しい。考えていることを垂れ流すだけだから気持ちが良い。
完結させられなかったらどうしよう、逃げてしまったらどうしよう。嫌な思いをしたらどうしよう。頭の片隅にこびり付いてるのを見ないフリをしている。浮かぶ話を日々書きため、コツコツと妄想を続けている。
人に見せる気はないが、一次創作も書き出した。今は決して見せる気はないが、そのうち人に見せたくなり、感想が欲しくなり、承認されたくなるだろう。
きっと似たような思いをしているのは私だけじゃないだろうし、皆はどうしているんだろう。
追記
反応ありがとうございます。甘えんなってぶっ叩かれると思っていたから素直に嬉しいです。
やっぱりこうしてネットの海に放り投げた文章から(ただのチラ裏でも)背中を押す反応をもらえるというのは何にも変えられない経験だと改めて実感しました。顔も名前も年齢も何もわからない相手に暖かい言葉を交わせるって本当にすごいと思う。
誰もあんたの顔なんかいちいち覚えてないって。
出来るだけの体力があるうちにやっとけ。できなくなってから絶対後悔するんだからさ。
完結しなくても本出せるだけエラい。
気持ちめっちゃわかるしどうかあまり気を追わず増田の好きなようにしていい。 一時創作も増田が面白がって書いて公開してを続けてたら絶対見てる人はいる。応援したい。