一年ほど前までは年末年始もなく接客業の仕事をしていて、正月も帰省できず1人きりで正月を過ごしてた。
義理の実家には申し訳なかったけど、私自身も侘しい正月だった。
義理の両親もいつまでも生きてるわけじゃないし、これではいかんと一念発起して転職。
稼ぎは減るけど、自宅で出来る仕事を受けることにした。
これなら自分で自分の進捗を管理できれば休日は自分で決められる。
その仕事の面接に行く前に子供から少し気になる話を聞いてはいた。
子供が新品のゲームソフトを探して色々な店を友達と一緒に回っていて、やっと新品を扱っている店を見つけ、ラスト一個だったそれをレジに出したところ、店員さん同士が揉めていて、何が気にいらないのかゲームソフトを地面に叩きつけたと言う話だった。
結局責任者が出てくる騒ぎになり、ラスト一個のソフトがもうキズものになってしまったわけだから丁寧に詫びられたと言うことだったが、これで子供は探し回ったソフトを買い損ねたわけで、当時接客業をしていた私からすれば「信じられない」と言う感想を抱いた。
接客業なんかしてればイライラすることもあるし、理不尽なクレーマーが来る日もある。
けれどそれをお客さんに対して出すのはあまりにも接客業に向いてないとしか思えなかったけれど、まあたまたま店員さんの機嫌が悪かったのだろうくらいに考えていたのだ。
ところが自分がいざその会社の仕事を受けるようになって、あ、この会社だめだわと言う結論に達してしまったのだ。
まず、物凄くご都合主義。
外注に対する規則が本当に会社側の要望しかなく、例えば月末までに納品書の提出を義務つけてるくせに、連休で忙しいから、年末で忙しいからと納品した仕事の査定を出さないのだ。
査定を出して貰えなければ月末までに納品書を出すことが出来なくなり、どうしても給料は翌々月の支払いになる。
月末までにと規則づけるなら査定も月末までに出さなければ筋が通らないではないか。
そして仕事の受注、納品、給料の受取りの度に会社まで出向くのに交通費の支給はない。
こんなわりに合わない仕事はやってられない。
今は着々と独立を考えている。
そしてとどめに納品したついでに私はその会社で買い物をした。
中古品も取り扱いのある会社なので、ちょうど欲しいと思っていた調理器具が未使用品で格安だったのだ。
ところが帰宅して早速使ってみようとしたら使えないのだ、
それで慌てて電話して返品を求めたところ、一度使用したものは本当に故障していたのか分からないから、返品出来ないと言うのだ。
一度使用してみなければ使えるかどうかなんて見た目では分からないではないか。
だからすぐに連絡したのに。大体中古品を売るなら動作確認してから品出しするべきじゃないのか。
本当にこの会社だめだわって思う。