数年前のことです。
学校の授業が外部の人たちに公開されていたらどうか、地域の人(生徒では無く)向けの授業があったらどうかというような内容の話を質問サイトかどこかで見かけました。
それに対して、学校は学校なので無理だ、学校や塾で役割分担をしている、というような返答が書き込まれていました。
例えば、大学による地域の人向けへの講習会が存在します。私は行ったことがありませんが、チラシなどで見かけました。開催場所は覚えていません。
また、次のような資料も見つかりました。平成11年6月の、文部科学省による資料です。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/004/gaiyou/990701c.htm
近年における自由時間の増大や高齢化の進行等,社会の成熟化に伴い,生涯を通して人々の多様で高度な学習需要が増大し,地域社会における各種の学習機会の提供や総合的な学習基盤の整備等が求められている。 このような社会的要請の高まりの中で,学校は,児童生徒の学習・生活の場のみならず,地域住民にとって身近な施設として,地域の人々の学習需要に応え,その教育機能や施設・設備を提供することにより,地域の生涯学習の拠点として,積極的に地域に開かれていくことが必要となってきている。
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpab200701/002/002/005.htm
地域に開かれ信頼される学校を実現するため,学校には,保護者や地域住民の意見や要望を的確に反映させ,家庭や地域社会と連携協力していくことが求められています。それと同時に,保護者や地域住民が,学校と共に地域の教育に責任を負うとの認識の下,学校運営に積極的に協力していくことも重要です。
ただ、ウィキペディアを見ると大阪府で起きた事件により開かれた学校から閉ざされた学校への転換が多いという記述もあります。ウィキペディアなので、本当かどうかは分かりませんが。
それでも、平成19年度の資料でも「地域に開かれ」たという文言がありますし、そもそも、大学による地域の人への講習会があります。