2017-06-26

「ちょうどいい」の罠

ADHDもちで大小様々、なんやかんやと日常的にやらかし続けながら生きている。

診断も出たしなんとか生きて行かなければ、ということで、

傾向と対策を練るために自分の失敗がなぜ発生したのかを細かく振り返るようにしてみたところ、

結構割合ミスの種を蒔くときに「ちょうどいい」と思っていることが分かってきた。

この後すぐ使うけど食事時間になったので家族食事の支度をしている。(←放置して書類作業を続けると家族の機嫌が悪くなることは覚えた)

このまま書類を出していると書類が汚れる可能性がある。(←過去の失敗に学んではいる)

書類が汚れちゃいけないから、一旦避けておく必要がある。(←まあいいか、と流すとロクなことにならないことを学習した結果)

お、ここなら避けれて目立つしちょうどいいやん!

→ 30分後に探し回って部屋中ひっくり返すことに

おっ?ナニコレ?この何に使うのかわからない機械いいな!使わないのに持ってるのって面白いよね!

いつ使うのかわかんないけど、いつ使うのかわかんないのがまたいいな!あー、好きだなーコレ!

税込み1980円か。所持金は……2000円!ちょうどいいやん!よっしゃ買おう!

→ 昼飯代と帰りのバス代が全部消失してしまったことに昼飯を買いに行ってから気付く

ようは思い付きや衝動支配されて、落ち着いて検討ができていない状態

選択肢に飛びついてしまっている心理状態の時に、頭の中で「ちょうどいい!」と思うクセがあるようだ。

結果的にその辺が罠になりやすいという事なんだと思う。

この傾向に気付いたことで、「ちょうどいい!」と思ったときに「待つでござる」と声をかける人が頭の中に生まれた。

まだ瞬時に色々理由を付けてステイ侍の制止を振り切ってしまうこともあるけれど、それでもだいぶ失敗は減ったと思う。

ただ今度は何か行動を起こすときに頻繁にステイ侍が出現し、その後分析班の活動を挟んでから行動するようになったことで、「行動のテンポが遅い」と言われるようになってしまった。

まあ、連続で山ほどミスするよりマシだし「こんなこともあろうかと」的な仕込みをしていることで、

普通の人よりトラブル時の耐性が増したぐらいのセーフティさになっているとはいえ、テンポが悪いのはよろしくない。

しかも結局色々な要素からミスゼロになるわけでもないので、たまに盛大にやらかしてあり得ないミスをする無能扱いはやはり避けられない。

たまになんでただ生きて行くだけでこんなに頑張り続けないといけないんだろうと思うこともある。

もーちょっと気楽に生きたいなあ。

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