数ケ月前に、前の職場の知り合いA子(アラフォー)の結婚式(+披露宴+2次会)に出席した。
招待された時は、事故で手術して退院した直後だったので、「今は経済的に余裕がないから申し訳ないですが…」と正直に断ったのだけど、「(式から2次会まで)どうしても来てほしい...来てくれないと困る…」と言われて出席することにした。
数年間疎遠で、当時でもそんなに仲が良いわけでもなかった自分を招待するということは、A子にもよほどのっぴきならない事情があるということなのだろうと思って。
出席するために仕事も休んだ。
今思えば「まぁ、お祝い事だし、困った時はお互い様だから(しょーがないか)」って、甘くなってたんだと思う。
当時はあまり交流はなかったけど、結婚式に呼んでくれるほど、好意的に思っていてくれたんだって、ちょっと嬉しかったし。
最近、結婚式に出席した他の友人経由で、A子が「最初から(結婚式は)黒字になる計画だった」と、話していたと聞いた。
確かに、当日は食事や引き出物、会場の飾りつけなどはかなり質素だった。
今まで、結婚式は人を呼べば呼ぶほど赤字になると思っていたので、A子の発言は衝撃的だった。
当日は往復の交通費(帰りはタクシー)と、3万円のご祝儀、2次会費用で5万円近くの出費。
正社員から派遣になって、お金なくて~っていつも倹約しているシングルマザーの友人も断り切れずに出席していたから、彼女の感じた経済的負担は私より重かったはずだ。
「このお金があれば、子供においしいものを食べさせてあげられるのに」って、彼女が思ったかどうかは知らないけど。
結婚式(披露宴)って日ごろお世話になっている人への結婚の挨拶を兼ねた恩返しの場だと思っていた。
人を集めれば集めるほど集金できるのが当たり前になって、結婚式だらけになったら、呼ばれる方は破産してしまうよ。
自分たちのやりたいことの為に、ゲストの都合はお構いなし、ゲストへのもてなしも削って、何故そこまでして結婚式がしたかったのだろうか。
いや、ブライダル会社にまんまと乗せられたんじゃないかと思う。
結局、新郎新婦が周囲の人からどう思われようと、ブライダル会社の儲けは変わらなくて、金銭的なしわ寄せはゲストに行ってるわけだから。