最近「登場人物がみんないい子」っていうアニメがちょいちょい出てきている
私は非常にハマっているのだが、なぜ面白いのか考えると意外な答えが出た
私は元々、何も起きない系アニメが嫌いでしょうがないタイプだった
事件が起きてスタートであって、何も起きないで喋ってるだけみたいなアニメは価値ゼロだと思っていたんだ
結局、価値観があまりにも違うというのはそれだけで非常にエキサイティングなのだ
「普通のアニメなら展開の都合でこうするだろうな」みたいな物をぶち壊して
例えば、シドニアの騎士(SF)、シュール系ギャグアニメ、スクライド(バトル脳)とか(漫画だとドロヘドロなんかも)
一見登場人物の価値観は現実と同じようでいて、どこかが圧倒的にずれてる
異質な価値観に嫌悪したり、感心したり、笑ったり、突っ込んだりする
「なんだこいつ」と思ってから、少しずつその登場人物の考え方とか、大事にしているものが分かる
それが面白いんだと思う
その様に読者が胸打たれる、のような
他にも、動物キャラ、ちびっ子キャラなんかでも、打算がないキャラは大勢居た
でもそれらもあくまで
「そういった設定だから、打算がなく、優しいんだ」という言い訳があった
普通に登場する誰もが優しいのだ
すると、まるで物事のどおりが少し異なる世界に迷い込んだような錯覚を起こす
そこでは優しくて当たり前で、みんないい子で当たり前、そんな感じがしてくる
※「そこ」というのは、世界であったり、集団であったり、1人のキャラ近傍であったりする
そういった作品は、まるでSF作品を見る時のように、自分の感覚との差がすごく尊く感じられてくるのだろうと思う
いい子がいい子していることでショックを受け、浄化される気分だ
もちろん面白いと感じるかどうかは人それぞれだと思うが
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追記:
私が見ていないものもいっぱいあると思います。いいのあったら教えてほしいです
きらら枠を全部入れてもいいと思うけど
個人的には「暴力的なまでに優しい作品」まではいかず、「普通に優しい作品」を少し超えるくらいのイメージ
上記で説明したのは主に前者
感動的な展開でもないのに優しさが強すぎて
つづきかいた
http://anond.hatelabo.jp/20170129222811 ちょっと長くなりそうなので新規で ブコメにもあるとおり、私も最初は「きらら枠やその他日常系アニメ=優しい系アニメ」と捉えていたが そこにも少...
最近のアニメやばい 悪い人が居ない ウザい人も、居たところですぐ消えたり軟化していい奴になる(※作品によります) 理性では「このままじゃダメだ、こんなの創作としてダメな...
何かもう作品に「尊い」以外の要素いらなくね? ってなってくるよね。 昔は「熱い」「かっこいい」「泣ける」とか色んな種類の感動を求めてたはずなんだけど。
エロくないのもお願いします
アニメに限らず、朝ドラでもそう。 姑や恋敵、商売敵が軟化するの早いよね。
マジで? 世の中全体の流れなの? 考えてみたらアニメも原作モノが多いから、漫画のほうがそうなってるってことなんだよね 確かに昔から、舞台装置としての悪人や嫌な人にずっ...
なんか…すごい…!!! 優しい展開か。