事務組と看護師組で派閥が分かれていて、10年以上務めているお局が事務組のトップだった。
もう思い出すのも苦痛なので割愛するけれど、自分の嫌いな人と一緒にシフトが入りそうになるとバックレたり
嫌いな人の悪口を流したり、上司に嘘の報告をしたりとやりたい放題だった。
私も最初はそのお局の機嫌を取っていたけれど、その職場は離職率が以上に高く
新しいバイトの人が入ってきたと思うとすぐお局に睨まれて長くて1週間、ひどいときは半日で辞めていた。
私はコミュ障だけれど2年たっても、新人扱いだったのですこし寂しくて
新人さんが入ってくるとすぐに犬みたいに尻尾を振って寄っていった。
新人さんが怒られてへこんでるとすぐに話しを聞きに行ってこっそりと愚痴大会したりしていた。
多分、それがお局の気に障ったらしくある日、上司に呼び出された。
「増田さん、仕事中に寝ているところを見たっていう人がいるのよ」と突然言われた。
朝5時半の早出だろうと何だろうと絶対に断らなかったし、もちろん寝たことはない。ずっと話していた(※仕事の話)証人もいる。
普段は言い返せない私もさすがにイラッと来て「誰が言ったんですか」と聞いたけど、さすがに教えてもらえなかった。
ああ、お局が言ったんだろうなぁと気付いてそのまま「来月で辞めさせてください。そんな嘘付く人と一緒に働けません」と申し出た。
何でそんなことをお局が言ったのか、陰口に聞き耳を立ててみたところ、
「あの子、私の許可なしにどんどん新人に話しかけるのよ!新人同士コソコソ組んで何か企んでいるのよ!」とのこと。
新人に話しかける時、お局の許可が必要なんてルールは働いて2年半、辞める前に初めて知った。
道理で、新人さんはみんな「全然話しかけてもらえないし、つらい」と泣いてたはずだわ。私もめちゃくちゃつらかった。
そうこうして1ヶ月後辞めることに決まったけれど、
事務組の人はお昼ごはんのときも仕事中も徹底的に無視してきた。
辞めることになりましたと、上司から聞いているとは思ったが一応報告と御礼をと話しかけたけれど完全無視。
ああ、もう無理だなと話してくれる人にしか「お世話になりました」と頭を下げなかった。
私の最後の出勤の日、先輩たちは示し合わせて休みを取ったらしく人は少なかったがその精鋭たちに呼び出されて怒られた。
「今まで2年もお世話になっていた先輩に、お世話になりましたって報告もないってどういうこと?
そんな基本的なこともできないようなら、あなた一生就職なんてできないわよ!!
お世話になった先輩方に一人一人にお礼するのが筋ってものでしょう!!」
渡る世間は鬼ばかりで聞いたことがあるようなセリフで責められて心のなかでは
「いや、アンタ話しかけても無視してただろうが!!」と言い返していたけど、実際は何も言えず泣きながら帰った。
だけど、一応熨斗をつけて持っていった菓子折りは受け取ってもらえた。看護師組の先輩たちからは全員「ごちそうさま!」といってもらえた。
「あなた一生就職できないわよ」と言われたのが本当に腹が立って、体調を崩して消耗しながら1年半務めたのはきっとその言葉があったからだと思う。
ずっと負けたくない、本当に就職できなくて逃げ帰ったなんて思われたくないと思っていたけどさすがにストレス性胃炎が悪化しすぎてリタイアしてしまった。
次の職場は退職時、社長に死ね!!と言われたり菓子折りを持っていったら捨てて帰れと言われたり、
先輩にグーで殴られてたんこぶができたり(写真をとろうとしたけど、後頭部だったので失敗)そんなブラック企業だったので