2016-09-09

返信一通(今回は増田宛て)(追記あり)

増田で延々と揚げ足競争したいわけではない。増田は「分かりやすく主張したもの勝ち」だと思うのでこちらの主張を簡単にまとめる。

アイヌの人々」がスルーできないような(※1)言葉を使う人間は「アイヌ問題を全く知らない」と推定される。

彼らが使った言葉自体ももちろん問題だが、それ以上に「その表現を責めるな」という擁護こそが更にスルー不可だ。なぜならそれは

 「アイヌ問題を全く知らなくても、咎めるべきことではない」…(1)

という主張であり、その(1)という主張は、次の(2)の考え方を前提としており、(反(2)であれば(1)の主張にはならない。)

 「アイヌ問題について多くの日本人は無関心であってよい。」…(2)

(2)の考え方は、相対的に次の(3)の主張と同義である

(たとえば「大きな問題だが、相対的に見ればより優先度が低い」と言った主張であっても、相対的にみれば「大した問題ではない」という主張と同じ。)

 「アイヌ問題など大した問題ではない。」…(3)

私は、当該の表現以上に、指摘後のゲーマーの態度が最悪だったと思っている。(※2)

この(2)あるいは(3)の主張を、駅前でラウドスピーカーを積んだ街宣車でがなり立てたら、それは一体何であろうか? 誰もが見る可能性のあるTwitter上での、件のゲーマー増田の(1)主張は、街宣車で(3)を怒鳴っているのと変わりませんよ、という意見がそれほど不思議理解しがたい意見だろうか。(※3)

それが「ヘイトスピーチになりうる」と批判されていることの意味が本当に分からないとしたら、残念ながら、増田は「ポリコレ寄生虫」とやらのせいではなく、不用意な自爆により遠からTwitterの自垢を確実に炎上させるだろうとしかいいようがない。(※4)

それにしても「ヘイトスピーチ」扱いに対する意外な反応を見ると、どうも「ヘイトスピーチ対策法」というのは、意外とその筋の方々の心に深いダメージを与えた法律であったらしい。ああいう人々は、法による規制など最初から気にもしていないと思っていたので、結構意外だ。(※5)

http://anond.hatelabo.jp/20160909105358

(追伸)前の拙文がhateko氏に届いたのは、望外だった。

(追記)※印が追記箇所。

※1 「アイヌの人が見たら文脈を探る前にとりあえずギョッとする」ような、でももちろん構わない。

※2 指摘されて「クソリプきた」と書いた行為も含め、その無自覚差別性が批判されたのだと理解しているということ。なお、無自覚差別意識した差別のどちらが罪深いかは人によって感覚が異なる。意識的差別比較的避けやすかったり、差別を行う人自身の不遇や弱さが浮き彫りになったりすることも含め、被差別者に与えるダメージ相対的に低くなるということはあり得る。一方、無自覚な、一見差別を行いそうにない人の発言文脈から露わになる差別性が与えるダメージは、人によってかなり大きなものになる。そこでそういう行為に対して、いわば「修正可能では…」という期待を込めて指摘が増えるということも十分よくあることである。いわば「言っても無駄な『カワイソウな』人に対しては、そもそも何も言う気がおきない」ということ。

※3 ハッキリ言えば「撒き散らす影響力という点で、Twitter街宣行為よりひどい」ということ。

※4 ハッキリ言えば匿名増田で勝ちだの負けだの騒ぐよりTwitterの自垢でうかつな発言をしないよう気を付けた方がいいよということ。そもそも私は増田やこのやりとりを見ている人に分かりやすく「説明」しようとしているだけであって、勝ちだ負けだなどという話をしているわけではないよ。なんでちょっと指摘されただけのことを「自分への攻撃!」とか思うのだろう? 

※5 ホント意外だ。

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