ある程度頑張れば上位に食い込むことができた。
片田舎のその辺の奴よりは頭がいいと高をくくっていた。
その変な自信のおかげだったかもしれない。
とても順調な幼少期だった。
両親も頭のいい娘に鼻高々だった。
周りにいる人間が私に期待した。
その数字に心躍った。
私は"優秀"である。
でも社会に出て少しずつ辛いと思うようになってくる。
とても心が弱いと感じる。
なぜかわからなかった。
自分は優秀なはずなのに何故こんなに苦しいのか。
苦しいことは何度も経験したが、それは必ず成功に繋がってると信じていたから、
楽観的だった。
今回のは違う。
誰にも勝てない、何をしても満足にこなせない。
今に始まったことではなかった。
社会人になって縦割りの順位がつくということは少なくなった気がする。
どちらかというと、個々で得意分野を伸ばして会社としてできるだけ大きな円を
作るのがメインである。
戦い方を大幅に変えないといけない。
成果を残すための戦い方ではない、
いくら頑張っても上には上がいる。
1番になりたいからだ。
絶対にそんなこと無理だけど。
それと大きな夢がある。もしくは軸がある。
こうなりたい、これに関わっていたい。
だからそのために○○が叶わなくとも我慢しよう。
これは捨てるべきだと正解にしてしまう。
めちゃくちゃに、強い。
相対評価の人は捨てるのがこわい。
人間そんなに何個も夢を持てない。
そんな人は、今目の前にある何かの中から、
私はまだそこまでいっていない。
思考停止している。
未だに存在しないパーフェクトなゴールに向かってどう歩めばいいか
躊躇している。
全部捨てろよ。
幸い、守るべきものがある。
日本語警察的な野暮なツッコミだけど、 私はこの国の、上位10%だ。勝ち組だと。 これって絶対評価的な価値観じゃないか? 増田が目指すべきは相対評価でも絶対評価でもなく、自分...