2016-02-20

中絶手術を終えた



昨日の夜、中絶手術を受けた。

経済的幸せに育てるのが難しいこと、お互い同棲だけで結婚してないことから中絶を選択した。

手術の日までは悪阻もひどく、少し動いただけですぐ疲労してしまったり仕事もなかなかこなせなかった。

中絶という最低な選択を取ったけれど、手術日までの間だけでも名前を付けて可愛がろうとしていた。

エゴだけど。

当日、術前術後のベッドで彼に付き添ってもらえるかと思っていたが病院川に拒否され、彼には病院外で待って貰うことになった。

私は昔から相当なビビリで病院が苦手なので、かなり不安感があったが、子供も一緒だと思うと頑張るしかないという気持ちになった。

分娩台に乗せられ、右腕に注射をされた。

駐車をされている中、左隣でおばちゃんの婦長さんが「二度とこんなことやっちゃだめよ。」

と言っていた。

私は「もう一度妊娠することは可能ですか」と聞いた。

婦長さんは「出来るわよ。ちゃんといい人と巡り会って、恋愛をして結婚して、それから子供三人ぐらい産んでね。その時はうちの病院に来てね。」と言った。

そうこうしていると先生が来て、腕に麻酔注射をされた。

怖かったので彼の顔や、家族の顔を一人ずつ思い出していた。

貧血で倒れるときに似た感覚で、注射後すぐ手がしびれ、耳が遠くなり意識が無くなった。

その間は幸せ感覚だった。

真っ白な景色の中、親戚一同、死んだはずのおじいちゃんやおばあちゃんも勢揃いしていた。

私の名前を呼んでたくさんの愛情を貰い、すごくふわふわした気持ちになれた。

皆揃ってるから彼を紹介しなきゃ!行こう!と彼の手を引いたところで目が覚めた。

実家で寝ていたかと一瞬勘違いするぐらい幸せな目覚めだった。

意識は戻ったが体がまだ動かず、なんとかしてスマホを取り彼に連絡した。

から見返すと日本語がうてておらず、さらに途中で時間が飛んでいたので連絡中何度もまた寝ていたのだろう。

お腹の痛みはあまりなく、元々生理痛がひどい私にとってはどうってことない痛みだった。

中絶技術はすごいなと思った。

診察を受けるため着替え、歩いて診察室に向かおうとしたが、尋常じゃない吐き気と動かない体に驚いた。

看護師さんは「麻酔きいてなかったからいっぱい投与したからねぇ」と言っていた。

診察でお医者さんにふらふらしながら「すみませんありがとうございました。申し訳ないです。」と言ったが無視された。

人殺しをさせてしまったのだし当然だと思った。

その後は彼にタクシーを呼んでもらい、起きあがると気持ち悪かったのでアパートの三階まで恥ずかしながらお姫様だっこで持ち上げてもらい、全部の世話をして貰った。

麻酔吐き気は相当だった。

そして眠りに落ち、目が覚めて今に至る。

以前までは起きた瞬間悪阻が酷かったのだが、今は全くなく、お腹の痛みだけがある。

妊娠発覚から術前日までに三キロ増えていた体重が、さっきは二キロ落ちていた。

なかにあった感覚が無くなっていた。

言い方がおかしいかもしれないが軽い。

前まではからだが重かったのに今は全くそんなことがない。

自分でもよく分からない。

これで本当に子供が亡くなってしまうのか、あの幸せな夢を見ている間に私の子供は辛い思いをして死んでいったのかと思うと変な気分になる。

よくわからない。

書き殴りな文章になってしまったけど中絶後のこの気持ちを書いておきたかった。

  • 人殺しのおかげで、保育園入園に悩む子供が減ってよかった

  • 素晴らしい女性だ。 男にとってこれほどありがたい人もいない。 そして生が気持ちいいからで中だしした結果、 子供の将来も何も考えずに産み落としておいて、 金がないけど東京でリ...

    • お願いだから「男にとって」とか言わないで。 俺も男だけど、どこがありがたいのか全く理解できんし、したくもない。 「自分にとっては」だろ?

  • こういうの読むと中絶を選択する前に避妊を選択できたのにそこについて全く触れずに経済的にとか結婚してないからとか書いててモヤモヤする。 セックスする前から子供できたら困る...

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