そもそもここに書こうと思った理由は俺に音楽を語る友達がいないから、
勢いにまかせて書けるここを選んだだけ。
なので書きためた物もないし、気が向くまま、つらつらと書きなぐる。
ただ、この「語らせてくれ。」シリーズ(勝手に命名したが)は全5回だ。
なので今回は「語らせてくれ。」2回目となる。
前置きが長くなってしまったが、何の話だっけか。
一体何があったのだろう。
世の中にいるバンドでご飯を食べたいと夢見ている人は
プロデビューを勝ち取った経緯の詳細や本当のところはわからないが
少しだけTVで語った事がある。
「誰よりも目立つ格好をした」
当時としては珍しい赤や青や金色に髪を染め、化粧をし、目立つことを
心がけたらしい。戦略家だ。
一組の芸人の何気ないイジりで暗雲がたちこめることになる。
前述の芸人、伏せますがハマタ・マツモトがTVで共演したことを
「あいつら日本一下手くそなバンドやで!」と揶揄したことに始まる。
口コミで「日本一下手くそなバンド」という風評がまわりまわって
当然そんな概念などなく、ただただ「日本一下手くそ」という言葉が
何気ない芸人の一言のイジリがバンドのその後の運命を大きく左右することに
なってしまった。
ただそれは仕方がないこと。19歳だもの。
今のように情報が簡単に手に入る時代と違い、限られた環境(機材も情報もない)でスキルアップするには
初期の楽曲と比べるとバンドの後期(デビューから4年後)の楽曲では見違えるように
良くなっている。
そもそもはたして彼らは本当に目立っていただけでプロデビュー出来たのだろうか。
個人的にはそうではない、と思っている。あくまで個人的には。
岡本竜治はボーカル、ベース、ドラム、オーディエンスが欲しいと思う音を
欲しいと思う今まさにこの瞬間、鳴らすことが出来るギターリストだから、ではないのか。
1990年に19歳でメジャーデビューしてから23年後の2013年9月、岡本竜治はPlayer(ギター雑誌)に
愛蔵のギターとともに特集が組まれている。