はてなキーワード: 水門とは
瓶の底で、螢は微かに光っていた。
しかし、その光はあまりにも弱く、その色はあまりにも淡かった。
僕の記憶の中では、螢の灯はもっとくっきりとした、鮮やかな光を夏の闇の中に放っている筈だ。
そうでなければならないのだ。
螢は弱って死にかけているのかもしれない。僕は瓶の口を持って、何度か振ってみた。
螢は瓶の壁に体を打ちつけ、ほんの少しだけ飛んだ。しかし、その光は相変わらずぼんやりとしていた。
多分、僕の記憶が間違っているのだろう。螢の灯は、実際にはそれほど鮮明なものではなかったのかもしれない。僕がただ、そう思い込んでいただけのことなのかもしれない。あるいは、その時僕を囲んでいた闇が、あまりにも深かった所為なのかもしれない。
僕にはうまく思い出せなかった。最後に螢を見たのが、いつのことだったのかも思い出せなかった。
僕が覚えているのは、夜の暗い水音だけだった。
煉瓦造りの、古い水門もあった。ハンドルをぐるぐると回して開け閉めする水門だ。
岸辺に生えた水草が、川の水面を粗方覆い隠しているような、小さな流れだった。
辺りは真暗で、水門のたまりの上を、何百匹という螢が飛んでいた。その黄色い光の塊が、まるで燃え盛る火の粉のように、水面に照り映えていた。
あれは、いつのことだったのだろう。
そして、一体どこだったのだろう。
上手く思い出せない。
1992年発売ということは、今年で発売20年目。
なんだかんだ、20年の長きにわたって嫁論争が続いているわけだ。
炎のリングをとってきたあと、水のリングをとりに出掛けたところだ、幼馴染のビアンカが再登場した。
しかし、非モテをこじらせた俺は、とてもじゃないが喜べなかったのである。
お前とお城でお化け退治したのなんて、パパスが夏風邪引いて寝込んでた数日だろ?長くても一週間だろ?
ろくに役に立たないくせにお姉さんヅラしやがって。
というか、俺はあのネコはどうでもよかった。
ネコを助けるためにお化け退治とか馬鹿じゃねーのって思ってた。
そんなまどろっこしいことしなくても、いじめっこなんかムチでぶっ叩けば散るよ。
って思ってた。
「わたしがいなきゃ、水門あけられないわよ?ね、いいでしょ」
いや、他の村人に頼むよ。
ああ、なんだよ、やっぱりついてくるのかよ。
「わあ、きれい」
「母さんが死んでからは…」
知るかよ。
お前、悲劇のヒロイン気取ってるけど、俺は10年奴隷生活してたんだよ?
「さっきの男、私のおしりさわったのよっ!」
そういう男の気を引こうとする態度が大嫌いだった。
あのさ、フローラにプロポーズしに水のリング探してるってのわかってるんだろ?見つけたら帰れよ。
お礼は言うさ、でもさ、村に帰れよ。
当然のように、フローラを選びました。
ビアンカは男の後ろ髪を引くために小細工をする嫌な女。
健気なふりは、男を手に入れるための手段。
石になった愛する妻フローラを探すためにに世界中を旅して、ビアンカの村も訪れたけど、一緒に冒険したいとか言ってたくせに、主人公の手助けをしようとする素振りなんかないもん。
やっぱ水のリングのときは、「うまくいきゃこの男をゲット出来るかも」って計算で手伝っただけ。
「お化粧なんかしたことない」みたいなことを言う女は信用出来ない。
会えない時間が長すぎて、いまだに敬語だったりするのが寂しいけれど。
お母さんに似て、いい子に育った。
もちろん、息子も愛してる。
The New York Times に 日本だからこそ、この被害で済んでるみたいな記事があったので意訳。
「Japan’s Strict Building Codes Saved Lives」
http://www.nytimes.com/2011/03/12/world/asia/12codes.html
日本では、海岸線沿いの防波堤から揺れることで地震の衝撃を吸収する超高層ビルまでが、世界で最も厳しい建築基準法によって建造されており、日本ほど地震に耐えうるよう準備されている国はない。
日本以外の国が、金曜日に日本を襲ったM8.9の地震に見舞われたとすれば現時点で死者は数万人となっていただろう。しかし、(後々増加するのは確実とはいえ)日本での死者は数百人である。
長年にわたり日本は数十億ドルを費やし、地震や津波に対する最先端技術を開発してきた。
2004年のインド洋大津波において海岸付近に居残ったことで多くの犠牲者がでた東南アジアとは異なり、定期的に地震や津波がおこる日本では定期的な訓練によって、日本人は地震や津波への対処法を心得ている。
日本の海岸線に沿ったエリア、特に過去に津波被害に遭ったことのある地域では、より最善の地震や津波に対する準備がなされる。地元当局は通常、各家庭に設置された緊急システムを通じて直接連絡を取ることができるし、主要な高台へ通じる避難ルートは明確になっているのだ。
日本は「tsunami」という単語を世界に広める程の国であり、1980年代から1990年代にかけては多くの地域で約40フィート(約12メートル)のコンクリート製の防波堤を作った。
加えて、沿岸部の町ではセンサーによるネットワークが構築され、全ての住居でアラームが鳴るようになっており、地震の際には自動で水門が閉まり、川を遡る波を防止する。港にも大抵の場合(避難用の)高台が準備されている。
しかしながら批評家は、防波堤は目障りで環境にも悪いという。彼らによれば、防波堤は誤った安心感を沿岸住民に植えつけ、定期的な訓練への参加を疎かにさせてしまう。また、住民から海が見えなくなる為、人々が波のパターンを観察できず、海を理解する能力が低下してしまうというのだ。
NHKによれば金曜日の津波は、いくつかの防波堤を乗り越えたという。しかし、今すぐには分からないが、防波堤か定期的な訓練、もしくはその2つの両方があったことで、人々は高台に非難でき、死傷者数を抑えられたのだ。
しかし、今日は徐々に被害が明らかになって、ホント悠長なこと言ってられなくなる気がする。
本当に被災地の皆さん頑張って!
俺の心のダムを決壊させることのできる人はいないか
溢れそうになるたびに強化・増設していびつすぎる城が出来上がってしまったよ
崩れたらえらいことになりそうでね、周りに迷惑掛けそうで、ますます心を開けないんだ
いつまで1人で頑張ればいいのか、でもやることやらないと生きていけない
つらいと言うよりもう体が痛い
http://anond.hatelabo.jp/20070630215409
つらいなら、それなりの努力してんのかって周りが言うからさ、自助努力した。
そうしてその場の困難を切り抜けて来たは良いが、今度は、その努力で身に付けたものが癖になって体に染みついた。素朴な感覚も麻痺した。周りってけっこういい加減にものを言うものなんだ。今度は、肩の力を抜けだなんて。
とりあえずは人と関わろうと思っている。
あと、心のダム、爆砕するのはなしね。そっと扱ってね。