2023-04-03

眠れない夜を乗り越えて

ある人の徒然なる、日記



今日は久しぶりに泣いた、いつぶりだろうか。

泣いた理由は大切にしていた相手とすれ違ってしまたかである、すごく悲しかった。

「私はあなたを大切にしていたのに、私をあなたは大切にしてくれなかった」

そんな言葉で始まった最後階段での話し合い。いつも議論するのは決まって4階の非常階段

僕と彼女特別関係名前のない関係。もしかしたらそれを付き合っているって言えたかもしれないし、言えなかったかもしれない。

さよなら

最後は僕のそんなあっけない言葉だったけど、それでも彼女もおそらく納得しただろう。




最初些細なすれ違いだった。

彼女がよくあるじゃじゃ馬くん(以下じゃじゃ)と会うようになった。彼女と日程も似ているし、階も同じの彼に。

僕は不信がった、僕への「好き」って言葉は嘯いた彼女の口癖なんだろうか。

そんな軋轢は、僕らの口論へと繋がった。

ー君はどうしてあんな奴といるの?

彼女

距離を取るね、この前好きって言われたから。」

距離は結局、僕の気持ちを満たすほど広がらなかった。それはまるで月と地球のように。物事には全て引き合う力がある。

彼女は僕への態度が冷たくなってきた。彼と会う時間が増えた。

僕はさらに辛くなって、辛くあたった。負のサイクルだった。





ある日、僕の部屋で彼女からこう言われた

「〇〇との関係見直したい。」

もし誰かと付き合ったことがある人ならわかると思うけど、彼女の目は完全に冷めきっていた。絶対僕のことは好きではないだろう。

ー話し合って今後を決めたい

そんなことをひとまず呟いて僕はその場を終わりにした。

でも不信感っていうのは自然と大きくなるものでーまるでみたくないのにのぞいてしまう期待みたいにー膨らんでしまった。

僕は勝手確信した、あ、もう付き合ったんだな、彼と。

体が勝手に動いて、Lineブロックして削除してしまっていた。アカウントがなくなった。通知も来ないかもしれない。

僕はその日から胃が痛くなった。初めてだった。ストレスだろう。




それでも界隈は近いので彼女とはイベントで一緒に運営することになっていたので、僕はラインでの出来事を忘れたみたいに。

着物似合っているね

言ってから気づいた。ああ、もう戻れないんだった。悲しかった。胃が痛かった。

そうして、やっぱり僕との関係がある時から付き合っているような話を聞いた。確信があったわけではないので、ああそっかと思うと共に怒りが込み上げてきた。

ちょっとあいつ呼んでくんない?

僕は咄嗟に友人に声をかけ、いつもの非常階段に呼び出した。

まず僕は二つ質問した

ー付き合っているの、そしてそれはいから

彼女はこういった

「付き合ってる、あなたブロックして削除した後に」

「私はあなたを大切にしていたのに、私をあなたは大切にしてくれなかった」

「彼は私が辛い時に支えてくれていたし、私に優しくしてくれていた」

すれ違っていたのだ、しかも致命的に。髪をかき揚げ、動揺を抑えられない僕は

ーえ、でも、、

ちょっと待って、まず聞いて」「あなたは私が嫌っていってもすることがあったよね、それも嫌だった」「私は本当に嫌だったのに変えなかった」

ー僕は変えたかったけど、話し合いの場所がなかったじゃん。しかもそれに比例して僕らには同じ時間を過ごすことが消えてった。全部あいつのせいじゃないか

ー僕は怖かったんだ、世界で一番大切なあなたを失うのが。あのくそのせいであなたは僕とは一緒になる時間が消えてった。

ーいつだってあなたが一番大切だった。

ーそして結局、君はあっち側にいるじゃないか

僕は一通り話した後、泣きたかった。でも泣けなかった。彼女は泣いてた。

「私はあなたのことを大切にしたよ?いろんなことにあなたを誘ったし、それでいろんなとこに行く予定を立てたよね、」

「今回だってあなたが嫌いだっていって部署を変えたりしたよ」

「私はあなたが大切だったの」

「でもあなたは逃げたでしょ、私から。」

ーでも君が付き合っていると思ったから、、、、ばからしいじゃないか、誰かを好きな誰かを大切にするなんて

あなたが削除してから、私は彼に相談したの。彼はそんな私を受け止めてくれて、しかも思いを伝えてくれた。」「私は彼の気持ちを受け止めたの」「1人になりたくなかったの」

「まだ彼についてはあまりきじゃないけど、それでもこれから好きになっていくって決めたの」

ーでも、俺は自分が一番あなた理解しているって思うー僕は正直言って、、、、、

僕は階段を見上げた、赤い配管がある。どうにか2人を元に戻してくれよ、魔法の力で。そう思いながら、言葉を続けた。

ー愛していた

少しの沈黙の後、僕らは目を合わせた。

「そうかもね、でもね、あなたは逃げたの」

涙を流す彼女をみて、僕はああ、泣かせちゃったと思った。正直嬉しかった、多分僕を大切にしてくれているんだなって思った。本心は複雑すぎて泣いているんだろうけど、僕はそうとりたかった。

ー泣かないで、私はあなたが笑うところが好きなの

彼女の髪を撫でてそういった、そういつもみたいに。前に戻ったみたいだった。髪サラサラなところ、好きなんだよなって。

「もう戻れないの?なんか私がしてあげるから、それで埋め合わせたい」

ー付き合いたかった、それが全て。

「付き合ったばかりなのそれは今はできない」

涙を流しながら。彼女は泣いていた、泣いてほしくないな。

ーそっか、じゃあ幸せになって。

そう言って、僕は額にキスをした。私にとっての最後I love youだった。

あなたもね」

そういって話し合いは終わった。

僕はブロックを解除して、友達に追加した。そしてチャット最後言葉を連ねた。

ありがとう幸せになってほしい、僕が今日言ったことが全てだよ、他の人が何をいようとそれを気にしないでほしい、ありがとう

もう少しして、ラインが来た

「もし、〇〇の留学が終わったら会えるといいな。」「あなたには本当になんでも話せた初めての人なんだ。だからあなたとの思い出は忘れない。」

彼女は、中高時代いじめられていた、リスカをしていたことも拒食気味なこともあった。彼女は大切な友人を事故で亡くなくしていた。だから自分は周りを不幸せにしているといった。そんな彼女に僕は、もう二度とそんなことをしてはいけないよって伝えながら、リスカしていた腕をさすったのが僕たちの出会いだった。神田の小さな飲み屋さん。その後2人で汚いベット爆睡したんだっけ。僕は彼女あなた幸せになれるって言い続けた。初めてだったのにいろんなことを話せる人に会えたって嬉しがってたっけね。

あなた幸せになって」

「たくさん怒ったりいったりしてごめんね」

少しして、僕は溢れ出す言葉を終わらせるために本当の最後を連ねた。

ありがとう、もうやめたいけど、言葉が溢れてくる、なぜなら涙が止まらないんだ。

本当は泣いてなかった、でも泣くと思っていた。涙はそこまで来ていたからだ。図書館で、そんなことをチャットして、そして僕の大好きでーそして今の僕にぴったりなー曲を添付した。 Out of Time by the Weeknd

さよなら

まりはいだって曖昧で、終わりはいだって明確だ。



僕は部屋に戻ってOut of Timeをずっとベットの中でリピートし続けた、自分に言い聞かせるように。聞きながら彼女との思い出を全て消した、それで終わりなんだ。気づいたら涙が流れていた。

親友に連絡した、自然と僕は落ち着いていた。気づいた時には胃が痛くなくなっていた。

人生やな

眠れない夜を乗り越えて。

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