2022-05-21

推しメジロパーマー)が別人(別ウマ)になって帰ってきた話

メジロパーマー(以下パーマー)という競走馬をご存じだろうか

実馬は遅咲きながらも、史上5頭目となる春秋グランプリ制覇を果たすなど、紛れもない名馬である

自分パーマーを初めて知ったのは、ご多分に漏れ大人コンテンツウマ娘、そのアニメ2期の時だ

アニメ2期は怪我や勝てない苦しみなど、とにかく重くて暗い展開が多い

主人公トウカイテイオーライバルメジロマックイーンラスボス枠のようでそうでもないライスシャワー、チームカノープスの面々(大正義ツインターボ師匠例外)などなど、

右を見ても左を見ても、どいつもこいつも割とひたすら辛気臭い(失礼)

もちろんそれがアニメ2期の良さでもあるのだが、

そんな中で異彩を放っていたのがメジロパーマーと、その親友ダイタクヘリオス(以下ヘリオスである

こいつらはとにかく、悩まない、くじけない、ひたすら明るい

挫折や失敗や敗北は山ほどあるのに、それにいちいちヘコむことがない

何も考えずに適当に走っているからかといえばもちろんそんなことはなく、

ライバルはきちんとチェックしているし、いざ走れば一度抜かれても決して引かない負けん気を見せる

自分らのスタイルを貫き通せば必ず栄光が掴めると、強い信念を持って走っているのがこの二人なのだ

そんなアニメ2期の清涼剤とも言える二人、特にパーマーのことが自分はすっかり好きになっていた

実馬のことも少し勉強し、ゲームのほうでもパーマーが登場するのが待ち遠しくなっていた

そんな中、ゲームのほうでも一部にパーマーが登場するようになる

本人のメインシナリオ実装はまだだが、サポートカードイベントなどでちらちら登場する形だ

自分はメインシナリオ待ちだったのでまだそんなに深く追うことはしていなかったのだが……

それでもたまに現れるゲームパーマーを見て、かすかな違和感を覚えた

アニメ2期のパーマーは、素直で自然体な女の子という印象が強かった

が、ゲームパーマーは変にかっこつけてるというか、斜に構えた性格になっているようにパッと見では思えた

その時は「まぁ別媒体で多少性格変わることぐらいあるか。本番はメインシナリオだしな」と軽く流して、深く考えることはなかった

そうしてしばらく待った後、ついにメジロパーマーのメインシナリオ実装された

自分は迷わずガチャを引き、パーマーの育成を開始する

「んんん……?」

序盤からいきなり疑問の声がリアル漏れ出た

パーマー自分は才能がないから、天才だらけのメジロ家の中で、調整役を買って出ることで存在感アピールしてきたと語る

……これはいわゆる、ケア・テイカー(リトルナース)の特徴である

アダルトチルドレン一種で、

「誰かが困っていないと、自分価値を感じられない」

「誰かのお世話をして「私なしではいられない」と思って欲しい」

という性質がある

もちろんそういう性質を持ったウマ娘物語があってもいい

だが、独自の道を明るく貫き通し、大成もしたパーマースタート地点がコレ……??

自分の頭の中はクエスチョンマークでいっぱいになった

その後も、勝っても負けてもうじうじうじうじ……

対戦相手に誰がいるからどうだ、したいアピールができなかったからどうだ、

落ち込む理由をわざわざ探してきては、うじうじうじうじ……

これが作中のプレイ期間である3年間ほぼ丸々続くのだ

繰り返すが、そういうウマ娘がいたって別にいい

だけど、自分の愛した快活なパーマーと、別媒体とはいえ本当に同じウマなのか???

もうこの時点でかなり嫌気は刺していたのだが、次の展開が自分にとってのトドメとなった

ダイタクヘリオスへの依存

3年目、不安で何もできなくなってしまったパーマーに、ヘリオスが一肌脱ぐ

自分が予定を変えて、これからずっとパーマーと一緒のレースに出る、隣で走って勇気付けると

待て待て待て待て

そもそもパーマーヘリオス友情とは、実馬の両者が必死に競り合う姿から着想されたものである

まり両者の友情は互いに遠慮せず本気をぶつけ合うから成り立つものなのであって、

どちらかがどちらかに寄りかかるような、そんな介護みたいな関係であっては決してならない

また、ウマ娘全体の物語としても、大きく定石を外れている

ウマ娘世界では、いくら仲が良くても同時期のウマ同士で依存するような関係性は、基本的唾棄すべきものとして扱われている

アニメ1期のスペとスズカ、オグリシナリオに置けるタマ、ドトウから見たオペラオーなど)

途中、ヘリオスが過労で倒れることによってさすがに反省する展開になるのかと思えば、

親友負担をかけつつ依存を続けるというまさか選択肢が選ばれる

ここまで来るとヘリオスまでリトルナースに見えてくる

リトルナースに介護されるリトルナースってどんな地獄

もうここまで来るとあまり感じなくなってきたのだが、

そんなパーマーの最終到達ゴールが

「おばあさまギャル語アピールすること」だったのも大概ゲンナリした

自由をさんざアピールしてきて最後に恐れるのが身内というのも大概だがまぁそれはい

借り物のギャル語マスターすることが本当におまえのゴールなのか

それってヘリオスコピーになりたかっただけと違うんか

ゲームパーマーには本当に芯というものが、自分というものが、無い……

こうして、自分の愛した素直で快活だけど負けん気はウマ百倍だったメジロパーマーは、

全くの別ウマとなって帰ってきた

別にどうこうしたいとかしてほしいとかはなく、ただただ辛い気持ちを吐き出したかった

読んでくれた人はありがとう

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