数ヶ月急がしく、かなり髪がもっさり伸びてしまい、おおよそ数ヶ月ぶりに髪を切りに行こうと決心した。引っ越してきたばかりだから近くの評判とかよくわからず、安直にホッ○ビ○ティーを見てその地域の上位に出てた美容院の雰囲気がなんかよさげ~だったので行ってきた。
それがそもそもいけなかった!(ででん!
かなり伸びていたので、こちらの要望はツーブロック(しかし横の長さは残して欲しかった)で、あとは全体的に「ばっさり」という要望をした。
後は切っている様子を見ていけばいいなと思い、雑誌を読みながら切り具合を見ているつもりだった。
彼は、後ろからばっさばっさと切っていき、その途中どんな様子かがイマイチわからず・・・・・・
「様子がわからない」と伝えても、全く気に留めてくれず様子も教えてくれず、そのまま続行。
どうなってるかわからないまま高等部の作業終了、そして横の部分に流れて行きおなじくばっさばっさ切られていきました。
「あっ!」
気が付いたら、一番切られたくなかった横の長さが5~6センチを雑に切られてしまった後でした。
その時点で、まず苦言をしたのですが、彼は悪びれることなく、「もう切っちゃったので、もう片方もいいですね?」とばかり行って押し進めてきました。えぇー・・・・
高等部から髪の毛の多い客にわからないように髪の毛をばっさばっさするスタイルの人には初めて会ったのも衝撃で、横顔のバリカン入れたところもなんか妙に斜めな上、左右不統一。
それが高じて全体おぼっちゃまヘアーみたいに盛り上がっていてとても愉快なことになってる。
最初は横からぶん殴られたような宮城リョータ的だったのが、前髪は謎のぱっつんにされた為、どちらかといえば綺麗な北朝鮮総書記。
というよりは、まるでパイナップルの木かなにかか?(しかも、ちょっと萎れている)と思うような感じとなった。
好意的に考えるならば、これから日本は猛暑の真夏を迎えるので、これはそれに対する心優しい美容師による最大限の配慮かもしれない。
もし自分がこのまま南国に行けばきっとパイナップルの樹木として素晴らしい第2の人生も歩めるかもしれない。
そういう意味で新たな可能性を見出してくれた素晴らしいカットだったとも思いはじめてきた。
しかーも彼の素晴らしいセンスによるワックスを切った後にぺたぺたつけてしまえば、その萎れた葉っぱも見事に元気を取り戻します。こ、これは凄い!
「どうですか?」と聞かれて、自分の頭がパイナップルに見えるとはチキンの為さすがに言えず、皮肉に「おぼっちゃまスタイルみたいですね」と言った所、なぜか蛍原の例を出され「そんなことはない!そんなことはない!」としか言ってこない。
どうやら彼の中では、この世界には蛍原しかぼっちゃんヘアーはいないらしい。ふーむ、なかなか香ばしいぞ。全世界のぼっちゃんヘアーを愛する一部の皆、彼に対してもっともっと怒りを持っても良いぞ?
ここまできて、これ以上この人に髪を切られてはたまらないと思い、なにも言えず泣く泣く撤退。(言う人はこの場で言うんだろうなぁ)
帰ってから気が付いたこととしては、後ろの髪の毛が必要以上にすかれてしまっていて、まぁすいてる途中でやめて欲しいといったのですが止めてくれなかった。
つまり終始、彼の独自判断のままカットさせてしまった感がかなりある。つーか、自分の好みで客の意向を無視するって、それはそれでどうなのよ・・・・・・・・・
結果、元のボリュームの2~3割になってしまい、汗をかくとすごい状況になる。例えるならば、年のいった体調の悪い犬猫のありがちな毛の薄さのそれになる。
それを見て、流石に泣きたくなった。
カット代としてそれなりのお金を払ってるんだけどね、結果これか・・・・・・・・
以前、知り合いの女性で美容師に要望したよりもばっさり切られた、ありえない!という話を聞いたことがあり、正直その時は一体何を大げさな・・・・・・と思って慰めたことがあり、今回自分がやられてやっとその気持ちが真にわかった。
これ実際にやられてみると結構つらいですね。
まぁ自分は男性なので、髪型のおかげでそこそこ人気者になれました。さっきTwitterで頭がパイナップル宣言したら3件お気に入りされましたし、こんな貴重な体験の出来るお店(&美容師)と出会えた自分はある意味、幸せなのかもしれない。出会わなければ、さらにもっと幸せだったかもしれない。
<<教訓>>
新規の美容院に行くときに、美容師が必要最低限のカウンセリングしかしてくれないのならば、客側から率先してどうしてほしいかをしつこいくらい言わなくてはならないことを身をもって知る。
ばっさり切られた後からじゃ、なにもかもが遅い。髪の長い男性の方や女性の方は特に気をつけてるべき。
(ぐぐったら、男性美容師のほうが独断で暴走する割合が多いみたいね。それは知らなかった。良い勉強だったけど、鏡を見て高い授業料だったとつくづく思う。)
あとは上のものをそのまんまリク○ートなサイト経由で口コミしようとしたら、いろいろと引っかかって結果、凄く無難な表現になってしまったのが最後のオチかな。
高校のとき美容師になるっっつってたやつは結局高卒直後すぐ消防士になったよ つまり美容師になるのはおとなになる時に現実を見れなかった人間だから、まあそういうアホな人間が多...
美容師は絶対に非を認めないのが流儀なんですよ 散髪はやり直しが不可能なんですから当然のこと 納得がいかないときには完全ブチ切れで攻めないとダメです