「帰り道とか10分空いたら暇なので、誰かとしゃべりたい」
その10分に私が暇とは限らない、平日は基本時間はないと言っても「あいてる時に答えてくれればいいだけ」と聞かない。
自分の趣味をいくら拒否しても押してくる。趣味はアジア系アイドル・タレント関連。ほか流行りのエンタメ系。
興味はないしイベントも付き合わない、番組も見ない動画も見ない曲も聞かない、と何度いっても会話の端に挟む。
とても鬱陶しい。
指摘しても「そのうち好きになるかもしれないし」「もっといろんなことに興味持ったほうが楽しいよ」と改める姿勢は見えない。
「私の友だちって変な子が多い。おとなしくて引きこもるタイプとか。幼なじみも連絡途絶えて返ってこないし」。
「○○(私)も外に出かけたがらないしさ」。
類友だと指摘してもなんだかんだと言い、自分はまともで友人がおかしい、という言い方を崩さない。
話を聞くスキルがかなり低い。共感レベルが絶望的に低い。相槌が絶望的に下手。
こちらが仕事やプライベートの愚痴を話す。別に彼女に聞いてほしいわけではなく、同じような悩みや愚痴を共有すると気が晴れることもあるから、誘い水として。
そういう話題への返しが「あなたのここが悪いんじゃない?」「もっとこうしたら?」。そうだね。
原因を共通の部分ではなく、あくまで私個人の性格や能力のせいにしたがる。自分の現実を見たくないんだろう。
「なんでLINEやらないの?便利なのに」彼女の言う「LINEやる」は四六時中の友人同士のチャット及びパケット通話の意味だ。
同年代は仕事をしているか結婚して母親をやっている。基本的に四六時中スマホでチャットしたりはしない。
LINEを入れてはいても基本、連絡用だ。話すことがあれば電話するし、直接会う。
彼女の言うような使い方、学生や20代くらいの交友を目的としたLINEアプリの使い方をしている同年代の友人はいない。
そう説明しても「私の友だち、LINEやらない人が多いんだよね、セキュリティの問題?」「便利だと思うけど」と聞く耳を持たない。
向こうの話題には興味がないし、こちらの話をしてもスッキリもしないので、こちらから連絡することはない。
平日土日構わずチャットや通話をしようとする彼女を拒否するつもりで、
「雑談は会社の友人と生活圏内の知人で間に合っている、平日は忙しい、土日の自宅にいる時なら電話できる」
と言うと、店員と話すのは迷惑だとか、職場の中国の人とは雑談しないのか(タレントと同郷の話が聞きたい)、とか、自分の欲求を押すようなことばかり。
だんだん疲れてきている中、通話が切れた。向こうの電話の充電が切れたとかで、メールが来た。
「続きはメールに書いてもらえれば読むよ」。いや、こちらが話したくて通話していたわけではなく。どうしてそうなるのか。
もういいや。
次かかってきたら用があると早々に切ることにしよう。