はてなキーワード: PMBOKとは
わたしは何年かユー子SIerに居て、飽きてWEB屋に転職しました。
人それぞれだと思います。
「No」ではなく、「No. Because ・・・, So ・・・」と言うべきです。プランの無いNoでは何も変わりません。日本人全員がNoと言えばインド人と中国人とベトナム人がYesと言うだけです。
SEとして働いていた4年間、ずっと同じような事を考えていました。
上司だって、役員だって、こんな仕事のやり方をいつまでも続けたい訳じゃないですし、プロセスやエンジニアリングをいくらカイゼンしようがどこまで行っても追いつかれる宿命にあることだって(余程おめでたくなければ)気づいています。どこかでビジネスの舵を大きく切らなきゃいけない。でも、社員に給料を支払える様な体制は維持しなければなりません。
だから、本当は誰かが思い切って舵を切ってくれるのを待っています。
あなたにビジネスに関心の強いメンターや同僚に恵まれているのなら、今の会社の事業ドメインを活用した新しい事業立ち上げのための勉強会を有志でやるのがいいでしょう。あなた自身に発言力が無くても、ある程度人数が集まって練られたプランであれば、上の人間も目を通そうかという気になります。
あなたに自分が気軽に話せて社内での発言権の高い上司がいるなら、会話の中で問題意識とプランについて、曖昧でもいいから頻繁に相談すべきでしょう。話を重ねる毎にプランをブラッシュアップして提示してゆけば、上司も動きやすくなります。
会社は社則や組織体系が動かしてるのではありません。人が動かしているのです。いくら大きかろうが、人を説得できるだけのプランと機会があれば、部分的にでも変えることはできます。(時間はかかりますけどね)
・・・え?ビジネスに興味のあるメンターも同僚も発言権があって相談できる上司もいないけど、どうしたらいいって?
会社を辞めましたよ、僕は・・・。
>>追記
こういう蛇足はあまり好まないのですが、はてブコメントが連続して文章中のどうでもいい所で釣れているようなので。なんでだ?
どうも「日本人全員がNoと言えばインド人と中国人とベトナム人がYesと言うだけです。」のくだりのせいで「国際競争のせいで無理しないと全部人件費の安い海外に仕事もっていかれちゃうよ?」と言っている様に勘違いされてしまっているようですね。別に海外に限らず、開発のマネジメントやエンジニアリングを改善し、より少ない工数で仕事しようとしている方々が既にいるじゃないですか。アジャイルとかPMBOKとかなんとか。そういう人たちのやり方が他の企業に真似できないとでも?彼らの努力が結実して他社より安い価格で開発を請け負えば、当然ながらそれに追従する企業は出てきます。そういう競争がただ延々と続き、同時に請けられる価格も開発にかかる時間相応になる、そういうことが元増田の閉塞感なんじゃないですか、そもそも。
それに、それだけじゃない。バズワードを並べてまたそれだけを拾い読みされるのは嫌だけど、Ruby on RailsもSOA/SaaSもEODもグリッドコンピューティングも。君たちが味方だと思っているものは君たちの価値を殺すものでもあるんだ。そういう事に一体どれだけの人が気づいてるんでしょうか?システムを作ることが、凝ったエクセルやパワポを書くのと同じレベルになる日はどんどん近づいています。理想的な情報サービスが提供される世界に、SIerの居場所なんてどこにも無いんじゃないでしょうか?
僕はそんな風に考えて、開発の力を売るのではなく、開発の力を使ってビジネスをしなきゃいけないことを誰かに伝えようとして、結局ほんの僅かの賛同者しか得られずに会社を去りました。当時の僕はずっと一人でオンサイトの仕事を続けていたせいで社内に知り合いが数えるほどしかおらず、またビジネス面での未熟さゆえにプランを具体化するだけの力もありませんでした。多分僕が今と同じ程度に政治的に振舞い協力してくれる仲間を集めることが出来ていれば、きっと会社を去らなくても粘り強く続けられたはずだとは思っていますが、結局まぁ若さってのは短気でもあるってことです。退職届叩き付けた後で役員と大喧嘩する羽目になるとはね。ハハハハハ・・・。
まぁそんな訳で、結局僕が元増田に伝えたかったのは、そんなに絶望的な状況じゃないけど、抜け出すにはちょっとしんどいぜ?ってことなんです。ええ。今もまだ結構しんどいですよ?