はてなキーワード: AQUOS Crystalとは
“ノッチ”だけだと芸人を思い出す人もいるだろうから“ノッチデザイン”にした。
これで何を指すのかわかったと思う。
そう、iPhone Xのアレだ。今回話するのは好き嫌いではなくスマートフォンとしてどうかに目を向けたいと思う。
ノッチデザインを知らない人のために簡単な説明だがiPhone Xを見れば一目瞭然で、ディスプレイ上部に凹みがあるのをノッチデザインと言います。
今はどのメーカーもそれに追従していてメーカーとしてのプライド云々を言われている。
最近のスマートフォン事情は18:9のアスペクト比の縦長ディスプレイが流行っていて、低価格なスマートフォンにも採用されるほどだ。
このアスペクト比のディスプレイを搭載するとかならずあるものがついでにアピールされる。画面占有率だ。
前面における画面のシェアみたいなもので、今はこの数値で争っていると言っても過言ではない。
画面占有率が高いとフルディスプレイスマートフォンとして呼ばれるので注目を集める。人気が物を言う世界で注目を集めるということは正義で、炎上は以ての外だがプラスのイメージで注目されることはメーカーとしては至極の喜びだろう。
そこで日本で販売されたフルディスプレイスマートフォン(仮)をご存知だろうか。そうAQUOS Crystalだ。
このスマートフォンの前面カメラはどこに有ったか知っている、わかっているだろうか。右下に配置されていた。
前面カメラを使って自撮りをする際にある警告が出て、それは「スマートフォンを逆さまにしろ」というもの。
わざわざ逆さまにする労力がかかるのでユーザービリティは最悪と言える。
これは上部に配置されているので逆さまにする必要もなく労力は一切かからない。
何故真ん中に配置するのかという疑問があるだろう。
今手元にあるスマートフォンのステータスバーの右側と左側に何があるか見てもらうとわかると思うが、恐らくは右側には時計、左側に通知が表示されていると思う。
ちょうど真ん中ではないが真ん中に近い所に何もアイコンがない空白が有ると思う。その空白にカメラなどを配置するのはベストな選択肢とはいえないだろうか。
とは言え今まで存在していなかったデザインなので拒否反応が出る人も多いと思うし、宗教的にiPhoneを真似するというのは許せないという人もいるだろう。
だが待って欲しい、現状として画面占有率を高めながらユーザービリティを考慮した結果ああなるしかないのだ。
「いやいやフルディスプレイにしてどうすんの?」とか「ノッチデザインにしないで普通にステータスバーを表示して欲しい」という気持ちもわかるがこれはスマートフォン界隈で流行っている、競っていることなので仕方がないのだ。
長らく指紋認証センサーがディスプレイの外に有ったがvivo X20 Plus UDのように画面内に指紋認証センサー埋め込まれるという進化を遂げているので、ディスプレイ部分にカメラが埋め込まれている進化を遂げるかもしれない。
P.S
MWC 2018で展示されたvivo APEXは前面カメラがスマートフォン内部に埋め込まれて使用する時に出てくる仕組みだが、ある機構を稼働させるというのはパーツが増えるので量産が難しく、今の発展度合いから考えるとスタンダードになるのは難しいと思う。
更に過去にはHuawei honor 7iやOPPO N3が発表されていながらも流行らなかったので諦めたほうが良いだろう。