2024-11-10

フェミニズムはもう死んだのに

#MeToo が盛り上がってきたあたりでもう死んでいたのに、まだ真のフェミニズムは生きている、と妄信している


自分は(日本においては)男女平等のための法制度はおおよそ整備済みなので、あとは細かい調整と運用面を考えるフェーズだと考えている。ポストフェミニズムに近いだろうか。

だが、フェミニズム運動を全て否定しているわけではない。 例えば、 #MeToo に関してはコンセプトは良かったと思う。

性犯罪を裁く法制度はあるが、被害告発が出来なければ裁くとどころか存在すら認められない。暗数に含まれ被害を減らすための運動は「細かい調整と運用面を考えるフェーズ」という自分の考えとマッチしている。


しかし、 #MeToo被害が虚偽だった場合被告人泣き寝入りさせる最悪の運用であることが判明した。

例えば、元草津町議の虚偽告訴を信じて草津「町」を批判したフェミニストは、今現在謝罪しない人が多数派である

KuTooを立ち上げた石川優実は 「まだ整理しきれていない」 「虚偽申告で騙された」 と被害者のポジションを取り始めた。

#MeToo の声を上げるフラワーデモ草津を「セカンドレイプの町」と表現したこと謝罪していない。連帯した一般社団法人Spring謝罪をしたが、謝罪前(かつ虚偽発覚後)に東京弁護士会から人権賞を貰っている。

「その被害は虚偽なのではないか」と疑われ、告発しにくくなるのは #MeToo 運動に対して逆効果であると、本当に誰も気づかなかったのだろうか。


もしも、性被害から即座に守るために虚偽の申告を考慮せず連帯する事が #MeToo目的であるならば、賛同はしないが筋は通る。しかし、そうではなかった。

例えばお茶の水女子大学では教員学生へのハラスメント疑惑6月に上がった。しかし、その疑惑調査に動いたのは小山(狂)だけであり、フェミニスト達の動きは見られなかった。

草津フラワーデモ元町議のリコールから1か月以内に発生した。この疑惑はもう4か月以上経っている。何故誰も動かないのか。

疑惑告発に対して警告をする教授まで出ている。 草津の虚偽告訴で恐れていた事態が起きているのに、何故誰も動かないのか。

お茶の水女子大学にはジェンダー研究所があり、 #MeToo政治学 という国際シンポジウムも開いたのに、何故誰も動かないのか。

何故…


答えはわかっている。フェミニズムは死んでいるからだ。死んでいるから動かないのは当然だ。

#MeToo棍棒を扱いきれず、自分の頭を叩き続けて死んでしまった。今フェミニストを名乗る人は死体の皮をかぶった何かである

……だが、それでも、実はどこかで真のフェミニズムは生きており、性被害撲滅を真に願うフェミニストもいると信じている。

いるはずないのに。

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