2024-07-01

なぜ中国ロケットは人の住む場所に落ちるのか

👇これじゃなくて

中国民間ロケット実験中に手違いで打ち上げ 山中に墜落

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.cnn.co.jp/world/35220873.html

👇こっちの件

中国ロケットの断片か 集落近くに落下、逃げ惑う住民 上空で猛毒の煙噴出

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.cnn.co.jp/fringe/35220606.html

1行で

軍事的メリットを優先したか

詳しく

中国ロケット打ち上げ第一ロケットが人の住む地域へ落ちるニュースをよく見たことがあると思う

あれは四川省西昌衛星発射センターから打ち上げられるロケット

まず基本として



しかし西昌衛星発射センター人口の多い中国南部の内陸部にある

ここから打ち上げられるロケットはだいたい四川省の東にある貴州省第一ロケットが落ちてしま

貴州省人口密度は205人/km2で山口和歌山県と同じくらいなのでまあまあの確率で人家の近くに落ちることになる

中国には酒泉(北緯40度57分,1950年代建設)・太原(北緯38度50分,1960年代建設)・文昌(北緯19度36分,1990年代建設)にも射場があるのだが、なんでこんな場所ロケットの射場があるのか?

西昌衛星発射センター(北緯28度14分,1970年代建設)が作られた時代は、冷戦真っただ中での中ソ対立も発生していた

まりアメリカソ連戦争になる可能性があり攻撃されにくい場所に射場が必要だった

海に近い場所アメリカ攻撃される、新疆内蒙古ソ連攻撃される可能性がある、チベットはさすがにアクセスが悪すぎる、でもなるべく南に作りたい

そうなると消去法で雲南四川となる

というわけで中国軍事的合理性を優先して現在も西昌衛星発射センターロケット打ち上げている

逆に言えば日本種子島宇宙センター戦争になったら非常に脆弱なので、高知県あたりに射場があったらいいかもしれない

以上

さておき暇アノンは滅ぶべきであると考える

  • 射場は赤道に近い方が良い(自転による遠心力が大きいから) 対地同期軌道は東側に打ち上げて自転速度を使うが、軍事衛星などで使われる極軌道は南北方向へ打ち上げるから赤道に...

  • 海南島あたりに射場を作るのがいいのかな?って思ったら、すでにあるのか。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%98%8C%E8%A1%9B%E6%98%9F%E7%99%BA%E5%B0%84%E5%A0%B4

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